HOME > オートサウンドレビュー > スバル・レヴォーグ×2016ダイヤトーンサウンドナビ<DOPカーオーディオ最前線>
2016年3月18日/Auto Sound Web
さて、試聴車として用意されたレヴォーグの音はいかがなものか。試聴希望のお客様が途切れたところで聴いてみた。これぞ100Limitedの真骨頂だろう、実に緻密な音が車室内を充たす。これでももっとも求めやすい戦略価格に設定したスピーカーというから驚くばかりだ。すべてのスピーカー振動板が同一素材のNCVということもあるのだろうが、低い音から高い音まで見事に揃った音色で表現されており、聴き心地は見事なもの。
サウンドのチューニングもきっちりまとめられている。さすがに上級シリーズのスピーカーと比べると、わずかながら気になる点もあるのだが、スピーカーの価格がフロントとリアで税別6万5千円弱で奏でる音としては、余りあるほど優れた音だ。市販のカーオーディオで、より高額なシステムを搭載したクルマでも、ここまで整った音にまとまっているクルマはそう多くないだろう。
また、100 Limitedから採用されたDIATONE SURROUNDやPremiDIA Real PositionなどDSPによる効果も、ギミックな「こんな音でも聴けます」といった雰囲気とは異なり、より自然にあるがままのように聴かせてくれる。この聴き応えは実際に体験してみないとなかなか伝わりにくいので、ぜひ機会を見つけて体験していただきたい。
これだけの音がDOPで手に入れることができるスバリストは何と恵まれていることか、スバルオーナーの方、さらに従来のダイヤトーンサウンドナビをご使用のオーナーの方は、2015年モデルのダイヤトーンサウンドナビ&ダイヤトーンスピーカーの導入を真剣に検討する価値があると断言できる。
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