HOME > オートサウンドレビュー > Grand Prix 2017 パナソニックCN-F1XDが選ばれた理由
2017年12月14日/Auto Sound Web・藤原陽祐・黛健司
Auto Sound Web
Grand Prix 2017
PANASONIC
CN-F1XD
AV Navigation
パナソニック CN-F1XD
オープン価格(想定市場価格¥180,000前後)
specification
●画面パネル:9V型ワイド/LED液晶静電タッチパネル ●再生ソース:BD、BD-R/RE、DVD-Video、DVD ± R/RW、CD、CD-R/RW(MP3/WMA/AAC)、SDメモリーカード(MP3/WMA/AAC/FLAC/WAV)、地上デジタル TV、AM/FM ラジオ、iPod/iPhone(接続ケーブル別売)、USBメモリー(MP3/WMA/AAC/FLAC/WAV)、Bluetoothオーディオ ●ハイレゾファイル:最大PCM192kHz/24bit対応 ●サンプリングレートコンバーター:192kHzにアップコンバート ●サウンドチューン機能:音の匠(TAKUMIマスターサウンド/KIWAMI高域強調/NAGOMI会話重視)、●DSP機能:タイムアライメント、サブウーファー設定、グラフィック EQ ●内蔵アンプ:定格出力18W×4(最大出力50W×4) ●D/Aコンバーター:アドバンスドセグメント方式32bitDAC ●Apple CarPlay/Android Auto対応 ●外形寸法:W178×H100×D170mm(ナビゲーションユニット)、W240×H141×D19mm(ディスプレイユニット) ●重量:約2.5kg(ナビゲーションユニット)、約1.1kg(ディスプレイユニット) ●備考:TVアンテナ(フィルムアンテナ4枚)、GPSアンテナ、ハンズフリー通話用マイク、外部入出力ケーブル付属
ハイレゾ再生は透き通るような
清々しい音調が特徴的
左右に画面を首振りできるスイング機構にまず目が行くが、ディスプレイ自体のクォリティも飛躍的に向上している。具体的には、視野角の制約が大きいTN液晶(特に垂直方向が厳しかった)から、低反射フィルムを施したIPS液晶に変わり、同時に、表面パネルと液晶の間にボンディング材が追加されたことで、外部光によるフレアか抑えられた。
実際、BDソフトを再生すると、黒の締まりといい、発色の良さといい、その優位性は明らか。ナビの画質としては、間違いなくトップレベルだ。
そして気になるオーディオ面だが、ブルーレイの再生に加えて、FLAC、WAVフォーマットのハイレゾ音源(SDカード、USBメモリー)が楽しめるようになったのが大きな話題だが、そのクォリティにも磨きがかかった。
ハイレゾ音源の再生では、透き通るような清々しい音調が特徴的で、ビッグバンドジャズではついつい音量を上げたくなってしまうほど。さすがに体を揺さぶりかける低音は難しいが、適度な音量であれば、穏やかな質感、帯域バランスともに崩れることなく、うるさくない。
CDの濃密なサウンドと
ハイレゾの空間感の再現を見事に両立
パナソニック/ストラーダの最新モデルCN-F1XDは、ハイレゾ音源への積極的な対応が注目のポイントだ。PCM192kHz/24bit音源(ファイル形式はFLACとWAVに対応)をダウンコンバートすることなく、そのまま高速演算DSPに送り込み(内部の演算処理は192kHz/24bitでおこなわれる)、バーブラウンの高音質で知られる384kHz/32bit・DACチップでアナログ変換する、ハイスペックな回路構成を採る。
もちろん、同社伝統の『音の匠』もさらに磨き込まれ、高音質と高度な音質調整機能を両立させている。CD再生での『音の太さ』を感じさせる濃密なサウンドと、ハイレゾ再生での超ワイドレンジによる空間感の再現が、見事に両立しているところが本機の魅力だ。
CDやDVD、地デジのデジタル信号を192kHzにアップサンプリングして音の匠でチューニングする機能も秀逸で、録音が優秀なソースなら、ハイレゾ音源と聴き分けが難しいほどの効果をあげている。IPS方式の9V型液晶による超高画質も見逃すことのできない魅力のひとつ。
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Sun Audio SVC-200 管球王国ヴァージョン (プリアンプ)
真空管と採用パーツの変更で音質と安定性の向上を図った限定高音質仕様
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