HOME > コラム・連載 > プレイバックHiVi > オサムちゃんの べっぴん工房 SEASON1-02〈前編〉(HiVi2012 3月号から再録4/5)

2012年4月13日/Stereo Sound ONLINE 編集部
オサムちゃんは初寝覚を実践に移し、シーズン1はセンタースピーカーを作り始めた訳です。コードネームは「おりひめ」。今回はユニット選びと具体的なイメージが完成したようでございます。あのヴォーカリストのプロポーションは、コレだったんですね ←先号参照(編集部・良)
娘十八アバタもエクボ、
うちのお嬢はかわゆいで!
文・高津修
優しい「おりひめ」をつくるので、製作所の看板も優しく、新たに「べっぴん工房」とした。娘十八アバタもエクボ、うちのお嬢はかわゆいでー、の気合いだ。
「おりひめ」はしかし、年にいちど七夕の晩に親の目をぬすんで「ひこぼし」と密会する癖があるらしい。そんなこととはひもじぃつゆ知らず、都会ではもう見ることがなくなった天の川を清らかにイメージして命名したのだ。マルチチャンネルのスピーカーはサテライト( 衛星) スピーカーとも呼ばれるから、もっと遠くの宇宙へ思いをはせたというわけ。宇宙で音は聞こえない? やかましいわい!
渡りに舟と飛び付いたスキャンスピークは、デンマークの高級ブランドである。同ブランドのシステムがあるかどうかは知らないが、世界各国の有名スピーカーメーカーにドライバーユニットを供給する陰の重鎮的存在。その常備標準品種を、ロッキーインターナショナルさんのおかげで僕らも安心購入できることになった。
標準品種のラインナップは4系統ある。リベレーター・シリーズとイルミネーター・シリーズ、クラシック・シリーズ、さらにディスカバリー・シリーズだが、当面輸入されるのはリベレーターとイルミネーターとクラシックで、ディスカバリー・シリーズについてはニーズの動向をみてからになる模様だ。
それでもさすがに世界大手の名門だけあって、種々沢山のユニットがリストに並んでいる。なんだか長〜い型番の意味を理解するだけでもちょっとたいへんで、はじめはどれをどう選んだらいいのか、まったく見当もつかないくらいだった。リストをためつすがめつ、何度も眺めているうち、コーン型のユニットについては推理できるようになった。たとえば18W/4XXXなら、公称径が18cmで、インピーダンス4Ωのウーファーらしい。
それにしてもさすがに高価である。なかには5万円超のトゥイーターまであって、思わずおどおど。また、もっとも簡単にシステム構築ができるフルレンジユニットは、ディスカバリー・シリーズに2モデルあるだけ。リベレーターとイルミネーター・シリーズには見当たらない。またまた考えて、ガマグチと相談しながらつぎの2種類を選んだ。
①ウーファー= 15W/8530K00(2万8,350円)
②トゥイーター= R3004/602000(2万1,000円)