2017年12月29日/原田和典
9人組のダンス&ボーカルグループ・東京パフォーマンスドール(TPD)が、12月23日、24日の両日、ホームグラウンドでもある渋谷のCBGKシブゲキ!!にて、クリスマスウィークエンドを彩る公演を開催した。ここでは、23日の3部「チームTPD2017年 感謝祭!! ~クリスマスも忘年会も一気にやっちゃうよSP~ ダンスサミット ネイキッド2017 Winter~クリスマスイブ前夜祭~」の模様(ヤス)と、24日の2部「~チームTPD今年の最後はみんなでパーティー~」の模様(原田)を紹介したい。
23日18:30からの「~クリスマスイブ前夜祭~」は、TPDの数ある楽曲の中から盛り上がり必至のハイションナンバーを揃えただけあって、オープニングの「Stay Gold」から会場のファンの盛り上がりも相当なもの。ゴールド衣装もステージに映えており、これから繰り広げられるパフォーマンスにもいやがおうにも期待が高まってくるよう。続く「SLASH DANCE」では、早くも上西のパフォーマンスやコール(煽り)に目が釘付けになるほどのテンションの高さ。この部を通して一番のハイテンションガールという風格だ。高嶋&浜崎の歌声は、夏の歌劇への出演以降、厚みが増し、会場の隅々まで響き渡るさまは別格と言っていいもほど。それもあってか、8名の斉唱では高音域の再現性が増し、心地よく耳に届いてくる。
7曲目の「FREEDOM」では、会場のファンのエンジンも充分に暖まってきたのか、ステージ上のメンバーも含め、熱気もさらに一段増している印象だ。「TIME」では、赤ドールへと衣装チェンジされ、中盤の十字風車(?)は新フォーメーションに変更されていた。
以降も、タオルぶん回し曲「Are you with me??」(11曲目、橘の弾けっぷりがかわいらしい、神宮のソロの安定感!)から本編最後の「RAISE YOUR HANDS」まで一気呵成に歌い切った。
「TPD」コールのアンコールを受けての「BE BORN」では、ロングイントロ部分で、Tシャツなどのオフモード衣装にチェンジしたメンバーが徐々に登場してきて、最後には一団となってパフォーマンスを繰り広げ、最後は「PEOPLE」で終了だ。
攻めに攻めた2017年のオーラスステージも渾身の"攻め"パフォーマンス
24日は、17:30から行なわれた「~チームTPD今年の最後はみんなでパーティー~」で、2017年の活動を締めくくった。
13:00開始の「ダンスサミット ネイキッド2017 Winter ~ロマンチック クリスマス~」(筆者未見)はタイトル通り、とてもロマンチックな内容だったとのことだが、大半の日本人にとってクリスマスはロマンチックな日であると同時に、はっちゃけるための日でもある。この「みんなでパーティー」は、TPDの明るくはじける一面に焦点をあてたプログラムとなった。
小林晏夕は活動休止中、櫻井紗季は体調不良で欠席ということでTPD本体は7人。そこに妹分TPD DASH!!の5人が加わり、12人が一丸となってステージは進む。「PEOPLE」では浜崎香帆と飯田桜子が"サンタの靴"を客席に放ち、「WAKE ME UP!!」ではファンの回すペンライトがステージに負けない輝きを放った。"心をひとつに盛り上がっていくぞ!"という浜崎の煽りから始まった「FIRE」からはTPD単独となり、12月6日に配信リリースされたばかりの「現状打破でLove you」はリーダーの高嶋菜七、上西星来、脇あかり、橘二葉、浜崎の5人で歌われた。振り付けを担当した橘は落ちサビも担当し、後半そこに浜崎が合流してハーモニーになるところは、この日も大きな聴きもののひとつだった。
続いてはTPD DASH!!のステージだ。彼女たちのスキルの高さについては、過去何度もこのコーナーで触れた通り。ダンスはさらに切れ味が鋭くなり、歌声には優しさが増した。オリジナル・ソング「どんがらがっちゃん!大行進」で和のテイストを振りまき、先代TPDが1992年(もう四半世紀前!)にリリースしたアメリカン・ポップス調の人気曲「放課後はいつもパーティー」を軽やかに現代に蘇らせる。8月に行なわれた新宿BLAZE公演ではキッド咲麗花のしなやかな動きに驚嘆させられたが、この日は、長い手足を生かしたダイナミックなダンスを満面の笑顔で繰り広げる谷川陽菜が強く印象に残った。
2017年のTPDはユニット活動や個人活動も盛んだった。赤の流星(上西星来、脇あかり)は「これが愛 ?!」をしっとりと披露。鹿児島国際大学TVCMソングとしても好評の、とても親しみやすいナンバーだ。そして従来のTPDのイメージをくつがえすユニット、ぐーちょきぱーは「ハジケソーダ!」で突っ走る。櫻井ちょ季の顔写真を張りつけたマネキンを真ん中に置き、神ぐー沙紀と飯田ぱくら子が櫻井の不在を補うかのように力いっぱいハジケまくった。
その後は、さらにTPD7人の世界が続く。不滅のデビュー・シングル「BRAND NEW STORY」、フィジカルとしては最新シングルにあたる「純愛カオス」などが次々と登場する。タオルをぶん回す「Are you with me??」を聴いているうちに、今年の夏に行なわれた様々なライブ風景が蘇ってきたのは、ぼくだけではないはずだ。ほんとうに2017年のTPDファミリーは攻めに攻めていた。
アンコールでは、12月31日に21歳を迎える高嶋菜七の生誕もいち早く行なわれた。つまりファンにとってこの24日は、クリスマスと同時に高嶋のバースデーも祝えるという特別な一日でもあったのだ。"ななちゃんコール"を受けて登場した高嶋は、客席に拡がるオレンジ色の文字"7"を見て大喜び。ファン有志が彼女のイメージカラーであるオレンジ色のペンライトを、ステージ側から7の字に見えるように照らしたのである。そして高嶋をリード・ヴォーカルに、12人揃って「ビバ!ケ・セラ・セラ」を「ナナ!ケ・セラ・セラ」に替えて合唱。実は「ビバ!~」の歌詞、表題のところ以外、すべて英語である。高嶋は滑らかな発音(thやfのうまさ、lとrの使い分けなど)で歌いこなすだけではなく、21回(年齢にちなむ)の大縄跳びも見事に成功させた。そしてオーラスは伝統の名曲「WEEKEND PARADISE」。メンバーそれぞれが横を向いて投げキッスする振り付けがあるのだが、高嶋は最後に客席に向かって投げキッス。ファンや他のメンバーからの「ハッピーバースデー」合唱、ケーキ、巨大花束、アルバムを受け取って喜びいっぱいだった。
「大きなステージに早くファンの皆さんを連れていけるように恩返しがしたい」と熱弁した高嶋。来年3月14日、TPDは通算6枚目のシングル「TRICK YOU」をリリースし、6月3日には東京・日本橋三井ホールで結成5周年記念ライブを開催する。彼女たちが磨きあげてきた極上のエンタテインメントが、何万何十万の人々に届くことを心から願う。
■リリース情報
6th Single「TRICK YOU」
2018年3月14日(水)リリース決定!
DIGITAL SINGLE「現状打破でLove you」
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「ハジケソーダ!☆まけんグミ公式アンバサダー就任記念、ライブサイズだけど配信しちゃううちらは負けん組☆」
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DIGITAL SINGLE『これが愛 ?!』
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■LIVE情報
2018年のワンマンライブ開催決定!!
2月20日(火) 19:00開場19:30開演 @shibuya duo MUSIC EXCHANGE
3月15日(木) 19:00開場19:30開演 @Shibuya WWW X
4月19日(木) 19:00開場19:30開演 @Shibuya WWW X
GW @CBGKシブゲキ!!
※詳細は近日発表
6月3日(日) @日本橋三井ホール
※詳細は近日発表
●ぐーちょきぱーライブ情報
2018年1月27日 @青山RiZM
●TPD DASH!! ライブ情報
2018年3月24日 @AKIBAカルチャーズ劇場
●赤の流星ライブ情報
2018年4月1日 18:00~ @AKIBAカルチャーズ劇場
●東京パフォーマンスドール関連リンク
・公式サイト
・公式Twitter
・赤の流星 公式Twitter
・ぐーちょきぱー 公式Twitter
・ TPD DASH!! 公式Twitter
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