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今月の米国盤:番外地
NO.23
堀切日出晴

恒例、本誌未紹介DVD特集:前編

 第23夜の今夜は、恒例:HiVi誌未紹介DVD特集、その前編です。ここ数ヶ月でリリースされたタイトルをもう一度再見してみますと……。
 その前に、今夜から本誌の発売にオーバーラップする回に限り、本誌紹介のDVDを写真とスペックのみ掲載します。本誌ではモノクロですし。但し、内容は本誌をご覧くださいね。

■HiVi:2002年3月号「今月の米国盤」掲載
Pick-Up DVD



MEDIUM COOL 「アメリカを斬る」

●$29.99


●Theatrical Trailer
●Commentary by Director, Writer and Director of Photography Haskel Wexler,
Editorial Consultant Paul Golding and Actress Marianna Hill


9-DVD Reviews



8 1/2(OTTO E MEZZO) 「フェリーニの8 1/2」

●$39.95


Disc-1:
●Screen-specific audio essay featuring commentary by film critic and Fellini friend Gideon Bachmann and NYU Professor of Film Antonio Monda
●Introduction by Terry Gilliam, director of 「Brazil and 12 Minutes」
●22-page booklet featuring essays by Fellini, longtime Fellini collaborator and critic Tullio Kezich, and film professor and author Alexander Sesonske
●Theatrical Trailer
Disc-2:
●「Fellini: A Director's Notebook」 a 52-minute film by Federico Fellini
●「Nino Rota: Between Cinema and Concert」 a compelling 48-minute documentary about the maestro behind the music of Fellini's films
●Interviews with actress Sandra Milo, director Lina Wertmuller, whose career began on the set of 「8 1/2」, and cinematographer Vittorio Storaro, who discusses the revolutionary art of Gianni di Venanzo
●Rare photographs from the collection of Gideon Bachmann
●Gallery of behind-the-scenes and production photos




MOULIN ROUGE 「ムーランルージュ」

●$29.98


Disc-1:
●Production commentary by director Baz Luhrmann, production designer Catherine Martin, and cinematographer Don McAlpine
●Writing commentary by writers Baz Luhrmann and Craig Pearce
●8 behind-the-scenes branches
●Audio track for the visually impaired
Disc-2:
●「The Making of Moulin Rouge」 HBO special
●5-Star featurettes:
Nicole Kidman, Ewan McGregor, John Leguizamo, Jim Broadbent, Richard Roxburgh
●The Story Is About...:
Interview with writers Baz Luhrmann and Craig Pearce; Craig Pearce reads early treatment; old storyline and script comparisons
●The Cutting Room:
Interview with Baz Luhrmann and editor Jill Bilcock; unseen footage of abandoned edits (Come What May, Twice Across the Sky, Eidler's Rap, Outside It May Be Raining, Green Fairy Previsualisation); director's mock previsualisations
●The Dance:
A Word with Baz, Tango (extended & multicam), Hindi (extended), Can Can (extended & multicam), Coup d'Etat (extended & multicam)
●The Music:
The Musical Journey, interview with Fatboy Slim, The Lady Marmalade Phenomenon, Come What May
●The Design:
Interview with production designer and co-costume designer Catherine Martin, set design, interview with co-costume designer Angus Strathe, costume design, graphic design, smoke and mirrors
●Marketing:
International sizzle reel, photo gallery, the little red book, poster gallery, trailers, music promo spot, extended scenes & 4 re-cut dance sequences




LE PACTE DES LOUPS:Edition Collector 3-DVD
「ジェヴォーダンの獣(BOX盤)」

●28.8 euros


Disc-1:
●Commentary by Director Christophe Gans
●Commentary by actor Vincent Cassel & Samuel Le Bihan
Disc-2:
●Making of(80min)
●Clip of plans non utilises
●interview of Michel Louis(historien)
●filmographies
●bonus 3-DVD Rom
Disc-3:
●Documentary (90min)
●Storyboard Archive
●Photo Gallery
●Production Notes
●DVD Rom :「le scenario」
●40-pages Booklet




CASUALTIES OF WAR 「カジュアリティーズ」

●$19.95


●「Eriksson's War」: A Conversation with Michael J. Fox
●The Making Of 「Casualties Of War」
●Theatrical Trailers
●Production Notes
●Deleted Scenes




THE ELEPHANT MAN 「エレファント・マン」

●$29.99


●Theatrical Trailer
●Retrospective Cast & Crew Interviews
●Interview with Academy Awardョ-Winning Make-Up Artist Christopher Tucker
●Narrated Photo Gallery




THE DOGS OF WAR 「戦争の犬たち」

●$14.95


●Theatrical Trailer




Bram Stoker's DRACURA 「ドラキュラ(Superbit-DVD)」

●$27.96




JURASSIC PARK III 「ジュラシック・パークIII」

●$26.98


●The Making Of 「Jurassic Park III」
●Feature Commentary with Special Effects Team
●The New Dinosaurs of 「Jurassic Park III」
●Tour of Stan Winston Studio
●A Visit To ILM:
Witness 20 Different Stages in an Exclusive, Rare Step-by-Step Look at the Computer Graphics Created by ILM
●Dinosaur Turntables:
A Spectacular 3-Dimensional Look at the 12 Dinosaurs Created for the Film
●Behind-The-Scenes
●Storyboards to Final Feature Comparison

●「Jurassic Park III」Archives
●Theatrical Trailers
●Montana: Finding New Dinosaurs: A special visit to paleontologist Jack Horner's dinosaur dig with never-before-seen footage
DVD-ROM Features:
●「Jurassic Park III」Dino Defender
●Danger Zone! Game Demos


SUPPLEMENT-DVD



JIN-ROH 「人狼」

(HiVi-Web新連載「ひでパル通信」にて紹介)
●37.96 euros




LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 「アメリ(限定BOX盤)」

(HiVi-Web新連載「ひでパル通信」にて紹介)
●60.05 euros




LARA CROFT/TOMB RAIDER 「トゥームレイダー」

(HiVi-Web新連載「ひでパル通信」にて紹介)

●£19.99


 さてさて、今夜はアルファベット順で未紹介DVD前編を紹介していきますが、その前にNEWSとお知らせを。
 まずはHiVi2月号のNEWS欄でお知らせした「タイタニック」のお話。Street-Dateは未定なのですが、2003年リリースに向けてパラマウント&ジェームス・キャメロンがSpecial Edition-DVDの制作に入りました。といってまだスタート段階。現状ではスクイーズ、DD-5.1仕様としかスペック発表されてませんが、DTS収録、膨大なサプルメントの収録も間違いなさそうです。キャメロンは「GHOSTS OF THE ABYSS」――沈没したタイタニック捜索のドキュメンタリー――の製作、監督に携わっていまして、現在編集作業中。公開は2002年夏。製作費は4200万ドル。約45分のランニング・タイムで3D-IMAX上映されます。キャメロン自身は「GHOSTS OF THE ABYSS」の海底写真またはFull-Motion VideoをSpecial Edition-DVDに使用したいようですね。今後のインフォメーションに注目していて下さい。
●注:「GHOSTS OF THE ABYSS」
http://www.mad-movies.com/image.php3?
 fichier=imgdata/Ghostsabysstitlehi.jpg&from=news.php3&id=202

http://www.mad-movies.com/image.php3?
 fichier=imgdata/Ghostsabyssmontagehi.jpg&from=news.php3&id=202


 またHiVi3月号のNEWS欄では「スターウォーズ:エピソードII」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお話を紹介しています。これはスクープなのか、単なる噂に終るのか、これまた今後のインフォメーションに注目です。
●注:「STAR WARS: EPISODE II―Attack of the Clones」


(本写真はPAL盤のデザイン案の一つです)


 そしてお知らせ。今回の特集ではクライテリオンDVDは除いています。クライテリオン盤に関しては2月25日発売の季刊「ホームシアター:2002年春号」で、特集「その後のクライテリオン」でご紹介いたします。2000年冬号で特集したクライテリオンDVDのその後を完全紹介するために執筆中なんですが、それでも50タイトル以上あるんですよねぇ。
 また、第22夜で今回は「PAL盤も紹介」と書きましたが、こちらPAL盤は新連載コーナー「ひでパル通信」にてご紹介していきます。それにしても「番外の地」やら、「ひでパル」やら、何だかかなりイロモンっぽいよなぁ……。
 それではお待たせいたしました。開幕です。




ARMY OF DARKNESS:Official Bootleg Edition

●$19.98
PICTURE ★★★★☆
SOUND  ★★★★


●15 Minutes of Additional Footage Including The Original Ending
●Audio Commentary with Sam, Bruce, and Ivan
●4 Never-Before-Seen Deleted Scenes
●Director's Storyboard

 いきなりこの作品から。嗚呼、麗しのサム・ライミ様! 笑う角には死霊が来たる、痛快怪奇盆踊りムービー「キャプテン・スーパーマーケット」(「死霊のはらわた」シリーズ最終章)! たまりませんわなぁ、このリズム、この感性。「シンプル・プラン」「ギフト」での一皮剥けたライミ兄ィもいいんですけど、一皮剥けないでいた頃がやっぱ、スキスキ! 包茎少年がただただ遊んでる、というような元気さを真似できる監督さんはそうはいませんよ。しかも、時々ミミズにオシッコ引っ掛けてチンチン腫らしてるような危うさもあって、未見のあなた、ハマるとやばいッスよ。できればハマって欲しいんですけど……。
 リリースは裏クライテリオン、アンカー・ベイから。季刊「ホームシアター」や第22夜でも特集しましたが、専属DVDポスト・プロダクション、クレスト・ナショナルの技術向上の恩恵を受けて、最近はもう見事なクォリティの安定感。極上フィルム・エレメントさえ確保できれば、あっと驚く旧作のお色直しが。本作の暗部階調表現にも、これまたびっくり。




THE BREED

●$24.95
PICTURE ★★★★
SOUND  ★★★★☆


●Director & Adrian Paul Commentary
●Bonus Trailers
●Filmographies

 人間と吸血鬼の共存。どこか1988年の「エイリアン・ネイション」を髣髴させる設定で、コンビを組んだ人間と吸血鬼の捜査官が、共存共栄に反旗を翻すBLOOD-SUCKER達を追い詰めていくプロットも酷似しています。とはいえ、近未来サスペンスでありながら、1930年風の雰囲気に徹底してこだわる辺りは好感が持てるんですけれど……。それにしても、このテの作品ではワイヤー・アクションがお決りとなってしまいましたねぇ。この映像リズムを好きになるか、拒絶してしまうかで本作の評価は分かれます。音は結構恐いですよォ。TV版「ハイランダー」で主人公を演じたエイドリアン・ポールがVANPIRE-COPに扮していて、これがちょっとクラーク・ゲーブルを意識しちゃったりで、結構カッコイイんですわ。




COLORS

●$14.95
PICTURE ★★★★
SOUND  ★★★★


●Theatrical Trailer

 デニス・ホッパーが早過ぎた秀作「アウト・オブ・ブルー」以来8年ぶりに演出した「カラーズ/天使の消えた街(1988)」。もう、ホッパー、荒れたL.A.をたっぷりと描きます。しかしL.A.という衣の下には、どこにでも露見する冷たい都市の凶暴性が潜んでいます。映画がこの現代都市の病巣を語り始めると、観る者の震えは止まることがありません。警官コンビに扮したロバート・デュヴァルとショーン・ペンが、これがまたいい。撮影はハスケル・ウェクスラー。HiVi2月号でも紹介した秀作「アメリカを斬る」も彼の作品(監督も)ですね。その代表作は「バージニア・ウルフなんてこわくない」「夜の大捜査線」「華麗なる賭け」「アメリカン・グラフィティ」「カッコーの巣の上で」「帰郷」、そして「天国の日々」の追加撮影と数え出したらきりがありません。オスカー撮影賞には3度輝き、本作は受賞作「メイトワン」と同じく受賞作「ブレイズ」の狭間に位置する、円熟時の代表作。もう、ホントに安心して観ていられるし、何より微動だにしない貫禄の映像美にノックアウト!




THE COTTON CLUB

●$19.18
PICTURE ★★★★
SOUND  ★★★★☆


●Theatrical Trailer

 コッポラが1985年に発表した、息を呑むような絵と音の仕掛け満載のクライム・ミュージカル「コットン・クラブ」。「ハンガー」でトニー・スコット監督と構築した前衛的な映像スタイルを、本作でさらに昇華させて魅せたのが、スティーヴン・ゴールドブラッドのカメラ。DVDではちょっぴり甘めに映りますが、ディテイルは決して損なわれていません。なんせこのライティング・デザインですから、Film-to-Tape変換におけるポストプロダクションの緊張が、もう、HOTに、身近に感じられます。しかし、シャープなサウンドが本作の最大の魅力でしょう。ジェームス・オースティン、リチャード・ベッグスといったコッポラ率いるサウンド・デザイン・クリエーターが土台をしっかり支えます。これはまさに音に酔うDVD。

DIRTY HARRY

THE ENFORCER(Part2)

MAGNUM FORCE(Part3)

THE DEAD POOL(Part4)

SUDDEN IMPACT(Part5)

THE DIRTY HARRY SERIES COLLECTION

●$79.95
●PICTURE ★★★★☆
●SOUND  ★★★★
(「The Dead Pool」=1.85:1)

DIRTY HARRY:
All-New 30th Anniversary Documentary 「Dirty Harry:The Original」
1971 Behind-The-Scenes Documentary 「Dirty Harry's Way」
Interview Gallery
Production Notes
Theatrical Trailer
THE ENFORCER(Part2):
Behind-The-Scenes Documentary 「Harry Callahan/ Clint Eastwood:
Something Special In Films」
Production Notes
Theatrical Trailer
MAGNUM FORCE(Part3):
Behind-The-Scenes Documentary 「The Hero Cop:Yesterday And Today」
Production Notes
Theatrical Trailer
THE DEAD POOL(Part4):
Production Notes
Theatrical Trailer
SUDDEN IMPACT(Part5):
Production Notes
Theatrical

 お馴染ハリー・キャラハン、「ダーティ・ハリー」シリーズ5作収録のBOXセットで堂々の登場です。しかもワーナー印のピッカピカお色直し。これだけ綺麗にお化粧されれば、是非とも一家に一BOX、お薦めしちゃいます。シリーズを通じてのディープな黒の描写は特筆モンです。前3作にみる少しくすんだ香りのするスキントーンも美味ですよ。
 31年前キャラハン刑事がスクリーンに登場した時、映画評論家たちの総攻撃に遭いました。「ファシストによる新保守宣言だ!」。特に当時有名だったポール・ケーリンなど「ファシスト映画! ファシスト映画!」と大変。確かに人種偏見や政治批判の含みには事欠かすことがなく、アフリカ系アメリカンの顔ッ面に44マグナムを突きつけて「自分に訊いてみろ!」とやる場面は強烈極まりないですもの。しかしこれが、イコール・ファシストかというと勘違いもはなはだしく、大体ドン・シーゲル監督のリベラルさは有名で、ただユーモア感覚が普通の人より捻くれていただけ。シーゲル自体が時代の人だったんですけど、やはり作品が回を重ねるごとに独得の匂いが霧散していったのは、う〜ん、仕方がないんでしょうね。つまりは、いつしか西部劇への鎮魂歌が聞こえ始めちゃうんですねぇ。それはそれで好きなんですけど。




FRANKIE & JOHNNY

●$24.99
PICTURE ★★★★☆
SOUND  ★★★★


●Theatrical Trailer

 邦題「恋のためらい/フランキー&ジョニー」。監督は「プリティ・ウーマン」のゲーリー・マーシャル。刑務所から出所したばかりのジョニーは、罪を犯したために愛する者を失い、それ故に真実の愛をストレートに求める男。かたや、苦い男性経験、その過去ゆえに心を閉ざした女フランキー。この主人公2人に扮するのがアル・パチーノとミッシェル・ファイファー。「スカーフェイス」でパチーノと共演した時は新人同様だったファイファーも、本作ではがっぷりの四ツ相撲。大人の男女のホロ苦い恋の行方、どうなるのどうなるの。ラブ・ロマンスとはいえ、映画的サスペンスがたっぷり。この辺のリズムも舞台劇の映画化ゆえでしょうか?
 撮影はイタリアから聖林に活躍の場を移し、今やアメリカ映画の顔となったダンテ・スピノッティ。マイケル・マンと組んでパチーノを切り撮った「ヒート」「インサイダー」とは180度方向性の違うデザイン、その柔和な光の表情にとろけてしまいそうです。




GHOSTS OF MARS

●$27.96
PICTURE ★★★★☆
SOUND  ★★★★☆


●Video Diary
●Special Effects Deconstructions
●Featurette:「Scoring GHOSTS OF MARS」
●Filmographies

 昨年8月末に全米公開されTOP10入りしたものの、あっという間に急降下してしまったジョン・カーペンターの最新監督作。舞台は、地球の膨れ上がる人口のために植民地化が進む2176年の火星。ここで見つかった古代の火星文化の遺跡。解き放たれたる宇宙のアポカリプス=火星人の幽霊たち。彼らは人間の身体の中に入り込み支配し、地球侵略をも企てようとしますが……。設定は面白いし、アイス・キューブ、ナターシャ・ヘンストリッジ、パム・グライヤーというキャスティングも興味を湧かせるし、なんたって監督がカーペンターでしょ。それはそれは興奮のホラー・サスペンスになる…はずだったのに。なんだか後半はチョット寂しい仕上がりになってしまいました。でもカーペンター・ファンの僕は、それでも満足満足。前半は結構観せてくれますモン。




KATIE TIPPEL

●$29.98
PICTURE ★★★★
SOUND  ★★★☆


●Audio Commentary With Director Paul Verhoeven
●Theatrical Trailers
●Talent Bios
●Still Gallery

 ビデオ発売タイトル「娼婦ケティ」。日本劇場未公開。オランダ時代「危険な愛(1973)」で、その異能ぶりを魅せつけたポール・ヴァーホーヴェンだが、1976年に発表した本作で批評家の称賛を受けました。19世紀のオランダ。ケティの家族は、貧しくみすぼらしい生活から逃れるようにアムステルダムに移住します。彼女はそこで売春を強要されることになり、やがて若き銀行家に出会います。この銀行家に扮するのが、若きルトガー・ハウアー。彼が教え込む、オランダ上流階級で生きていくための無情なるノウハウ。ここから始まるケティのサバイヴァル。このお話にはモデルになった、実在したCathy Tippelという女性がいます。残された資料を見てみると、ケティを演じたモニク・ヴァン・デ・ヴェンに恐ろしいほど良く似てます。う〜ん、映画と実話の境界線が霞むんですねぇ。かなりショッキングな描写が散りばめられているだけに、ツボに填ったら抜け出せませんのでご注意を。




A KNIGHT'S TALE

●$27.96
PICTURE ★★★★☆
SOUND  ★★★★☆


●Brian Helgeland and Paul Bettany Commentary
●HBO Making-Of Special
●11 Behind-The-Scenes Featurettes
●Deleted Scenes with Filmmaker's Intros
●Music Video
●Website Link
●Theatrical Trailers
●Filmographies

●Production Notes
●DVD-ROM Includes Exclusive Knight's Tale 3-D Screensaver

 邦題「ROCK YOU!」(ロック・ユー!)。舞台は中世ヨーロッパ。甲冑を身に着けた騎士が一対一で向かい合い、すれ違いざまの一瞬の攻防で勝敗を決するジュースティング。そんなにジュースティンガーに憧れた一人の若者を主人公にした異色アクション。「L.A.コンフィデンシャル」の脚本、「ペイバック」の演出で知られるブライアン・ヘルゲランドの最新作ですが、かなり内容は冒険しちゃってます。なんせ、民衆がQUEENの「We Will Rock You」を合唱し、恋人たちがDAVID BOWIEの曲に合せて踊るんですもの。前述の「THE BREED」以上に好き嫌いが分かれそう。絵も音もスピード感たっぷりで酔っ払うこと必至。




LAWMAN

●$19.98
PICTURE ★★★★
SOUND  ★★★☆


●Theatrical Trailers

 邦題「追跡者」。監督がイギリス出身のマイケル・ウィナー(「シンジケート」「狼よさらば」)という、少し異色な味わいの西部劇。正統派とニュー・ウェスタンの中間に位置する西部劇とでも言いましょうか。主人公はバート・ランカスター! この冷酷非常な保安官。鬼気迫りますなぁ。いいですねぇ、ランカスター。早撃ち自慢の若造に向かって「早撃ちの腕前はお前さんの方が上だろうが、勝負をしたら必ず俺が勝つ。なぜなら俺の方が修羅場の場数を踏んでるからだ」と冷ややかに言い放つ渋い迫力。胸に突き刺さりますなぁ。映画はかなりクラい結末を迎えるんですが、これが嫌という往年の西部劇ファンがいるのも事実。しかし本作の渋味は誰もが認めるところ。荒れたルックスの映像を今一度再見して下さい。この迫力に酩酊しますよ。リー・J・コッブ、ロバート・ライアンもまた渋い! なんていい男達なんだ!

 さぁ、次のDVDは?
あら、あらら、前編終了のお時間になってしまったようですね。残りは後編でご紹介いたします。お楽しみに。

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