NO.35
堀切日出晴
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第三十五夜 「HiVi本誌未紹介DVD特集」:Part 4
まずは恒例行事になりつつあるFeatured-DVD、そのMENE & DISCアートをご紹介。
■MENUアート
「アバウト・ア・ボーイ」

「イヴの総て」
「キング・オブ・コメディ」
「最後の晩餐/平和主義者の連続殺人<未>」
「シャイニング(TV)」
「スチュワート・リトル 2」
「マッド・フィンガーズ(78)」
■DISCアート
「THE COUNTRY BEARS」
「ロード・オブ・ザ・リング:Extended Edition」
「シャイニング(TV)」
「WALT DISNEY TREASURES:Mickey Mouse in B&W」
続いてお届けするのが「THE SPOT LIGHT」DVD。今回は高画質、高音質モノとは趣の違ったDVDをご紹介いたします。
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■THE ULTIMATE 3D-HORROR COLLECTION:Includes H3D Viewing System
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$99.99
  
●Commentary by director
●Includes 2-D and 3-D versions of
「Haunted Castle」「Alien Adventure」「Encounter in the Third Dimension」
●Includes H3D Stereoscopic Home Theater Viewing Video System
(2 pairs of shutter glasses, video synchronization box, RCA video extension, power supply, instruction manual with easy plug-and-play instructions)
●Making-of featurettes
●2-D and 3-D virtual image galleries
●Film clips, SOUND QUALITY bites, behind-the-scenes
カルトDVDレーベル「Ventura Distribution」が贈る怪しきBOXセット。収録されている3作のホラーは、いずれもVIDEOのみのリリース作品。画質的にはいわゆる「高画質モノ」「ハイクォリティ盤」ではないのですが、まぁ、中を開けてビックリ。とにかく楽しい3D-DVD。ビデオ出力のコンポジットOUTから信号分配して楽しむという、かなり原始的な接続なのですが、単純な立体めがね方式のレベルではない3D映像が楽しめます。メガネ自体は結構凝った作り。映像フリッカーこそ表出しますが(室内を暗くして、コントラストとブライトを落とすとかなり低減します)、これは演芸場の「お化け屋敷」的な感覚で楽しむべし。ホラーBOX以外にも「THE ULTIMATE 3D COLLECTION (Haunted Castle / Alien Adventure / Encounter in the Third Dimension)」の3本セットもリリースされています。こちらもキワモノ的感覚で楽しんで下さい。

さて今夜のメインディッシュ。ワーナーから飛び出しました旧作Special Edition盤、そのご紹介です。今回登場した作品は「アマデウス:ディレクターズ・カット」「許されざる者:10周年記念盤(HiVi本誌紹介)」「雨に唄えば:50周年記念盤」「カッコーの巣の上で」「トゥルー・ロマンス:UNRATED-ディレクターズ・カット」の5作品。全作2-DISCセットで、しかも「トゥルー・ロマンス」以外は全作R-ALL仕様(ジャケット表記は「R-1」となっていますが)。さてさてそのクォリティはと言いますと、これがアッと驚くお色直し。まずは本誌で紹介しました「許されざる者:10周年記念盤」の写真を。
 
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■UNFORGIVEN:10th Anniversary Edition
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$26.99
   
PICTURE QUALITY ★★★★☆
SOUND QUALITY ★★★★☆
Disc-1
●Feature Length Commentary by Film Critic and Eastwood Biographer Richard Schickel
●Eastwood Film Highlights
●Awards List
●Theatrical Trailer
Disc-2
●4 Marvelous Documentaries :
2002's All New 「ALL ON ACCOUNTA PULLIN' A TRIGGER」,
1992's 「Eastwood & Co. Making "UNFORGIVEN"」,
1992's Eastwood・A Star and Schickel's Penetrating
1997 Career Profile 「Eastwood on Eastwood Classic Maverick Episode Duel at Sundown」
その漆黒の闇、陰影を強調したルックス、彩度を抑えたカラーパレット等々、歓喜乱舞のお色直し。前作が酷かっただけに喜びもひとしおの円盤ですぞ。
先日永眠したリチャード・ハリスの、渋〜いヤラレぶりも目に焼き付けてくださいね。それにしてもジーン・ハックマン、絶品だぁ。彼には200歳、300歳まで生きて貰いたい! 映画界の宝のような人ですもの。
さぁ、お次はこの作品。
 
$26.99
   
PICTURE QUALITY ★★★★★
SOUND QUALITY ★★★★
Disc-1
●Feature-Length Audio Commentary by Debbie Reynolds, Donald O'Connor, Cyd Charisse, Kathleen Freeman, Co-Director Stanley Donen, Screenwriters Betty Comden and Adolph Green, Filmmaker Baz Luhrmann and Author/Film Historian Rudy Behlmer
●Theatrical Trailer
Disc-2
●2 Documentaries, The All-New 「What A Glorious Feeling」 and「Musicals Great Musicals: The Arthur Freed Unit At MGM」
●Excerpts of Arthur Freed/ Nacio Herb Brown Songs from Originating Movies
●「You Are My Lucky Star」 Outtake
●Scoring Session Music Cues
●Stills Gallery
まずは11/8に国内盤も登場した「雨に唄えば(52):50周年記念版」。これ、半世紀前の作品ですよね、ホントに? う〜ん、凄すぎ。ワーナーが新たに贈る「ウルトラ・レゾリューション・プロセス」によって完全レストアされた、ホンマもんの3ストリップ(色の3原色分解方式)のテクニカラー絵画! オリジナルの3ストリップのマスターからスキャニングされクリーニングされたコマ数は、なんと40万コマに及びます。これによって蘇った映像は、前代未聞のテクニカラー・プレゼンテーション。これにはテクニカラーの父=ジャック・カーディフ御大も踊り出すに違いない。色の狂い咲きとは、この事、このシャシン。
MENU-1:

MENU-2:
その開幕。MGMのロゴマークでブッ飛んだ! 後は濃厚で切れ味たっぷりの、色彩の舞踏会! 嗚呼、色に酔うとはこの事か! 更にはディープな黒がキリッと映像を締め上げます。このクォリティを霧散させずに国内盤も登場して欲しいもの。
サウンドはリミックスDD-5.1。半世紀も前のサウンドトラックですから、DD-5.1化されたサウンドも決して攻撃的なプレゼンテーションではありません。本作におけるサウンド・プレゼンテーションの美味しさは、時を経ても色褪せない「暖かさ」にあります。歌が、スコアが、おしゃべりがあったかい。これこれ、これ! これがいい。
DVD-SHOT-1:

DVD-SHOT-2:

DVD-SHOT-3:

DVD-SHOT-4:
本作は聖林活動シャシンのトーキー騒動を映画化した作品で、映画の歴史を観るような楽しさがあります。と言ってもやはり観所は、ジーン・ケリー。その舞踏。あの雨の中で踊るジーン・ケリー。かあぁ、見事だわ。芸術だなぁ。アステアがエレガントの代表選手なら、ジーン・ケリーは体育会系。体操選手の如き踊りの名技。これにカメラがくっついていく。まさにアメリカ。これぞカメラ美術。これぞ映画美術。これぞダンスのアート。
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DVD-SHOT-6:

DVD-SHOT-7:

DVD-SHOT-8:

DVD-SHOT-9:

DVD-SHOT-10:
とにもかくにもこの絵と音の素晴らしさ、是非是非ご自身の眼と耳でご確認くださいませ。眼も耳も一瞬にしてトロケちゃいますよ。
充実の特典も必見。う〜ん、満腹満腹、大満足。
DISC-2 MENU
写真-1:

「MUSICALS GREAT MUSICALS」 is a 96 minute documentary
写真-2:

「WHAT A GLORIOUS FEELING」 is a new documentary with Debbie Reynolds
特典-3:

「EXCERPTS FROM FEATURES WHERE THE SONGS ORIGINATED」 takes usthrough a dozen movie clips from the 20s and 30s
特典-4:

A 「GALLERY」 presents approximately 17 stills of rare photos of the cast on the set
特典-5:
 
$26.99
   
PICTURE QUALITY ★★★★☆
SOUND QUALITY ★★★★☆
Disc-1
●Feature-Length Audio Commentary by Director Milos Forman and Writer Peter Shaffer
●Cast/CREW Career Highlights
●AWARD
Disc-2
●Behind the Scenes Documentary 「The Making of Amadeus」
●Theatrical Trailer
LD時代、DVD黎明期の本作の画質を知っていれば、もう無条件で5ツ★を挙げたいくらいの映像とサウンドのパフォーマンス。確かにLD時代には超弩級のBOXセットが登場してはいましたが、本作のクォリティはそれとは次元の違うレベル。それもそのはず、全米で今年の4月に再公開された、完全レストア・ディレクターズ・カット版(20分長い)マスターを使用しているから。LD時代にこの作品のお世話にならなかったHiVi読者、大勢いらっしゃると思いますよ。「地獄の黙示録:完全版」と同様に感慨深いものがありますね、このディレクターズ・カット版には。
MENU-1:

MENU-2:

DVD-SHOT-1:
最新作のワーナー高画質群とクォリティ比較をしては少し気の毒ですが、本盤は実に見事なFilm-to-Tape変換。エッジ・エンハンスの弊害は散見するものの、色彩感に唸ってしまいます。リリース済みの通常盤と比較しても、映像のダイナミックレンジの違いは明快。何しろランニング・タイムが180分もありますから、superbitコンセプトを引き合いに出して考えれば「作品自体も2-DISCに収めたかった」などという贅沢なリクエストも出てきてしまうというもの。
サウンドはリミックスDD-5.1。効果音のチャンネル・セパレーションが明確となり、サイドウォール・イメージも向上しています。スコアの包囲感も押しつけがましくなく好感が持てるはず。個人的にはダイアローグのクリアーさに一番感動しましたけど。
DVD-SHOT-2:

DVD-SHOT-3:

DVD-SHOT-4:
宮廷作曲家アントニオ・サリエリが、「神童の誉れが高い」されど「下卑て傍若無人な振る舞いをする」青年ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトに嫉妬して、苦しみ悩むところに映画的な面白さとサスペンスがあります。そこにミロス・フォアマン監督がその時代の美しさをオーバーラップさせたところ、この感覚が見事ですねぇ。これで登場人物たちの人物像が鮮やかに画面を彩りました。更に凝りに凝った装飾、衣装も輝きを増しているのがわかりますよ。
DVD-SHOT-5:

DVD-SHOT-6:

DVD-SHOT-7:

DVD-SHOT-8:

DVD-SHOT-9:
サプルメントは「雨に唄えば」の充実度と比較してしまうと、う〜ん、少し物足りない方もいるかもしれませんねぇ。
DISC-2 MENU
写真-1:

「MAKING OF AMADEUS」 is a 60 minute documentary
写真-2:

特典-3:
以前、季刊「ホームシアター」の「クライテリオン特集:第2弾」でもご紹介したのですが、チェコスロヴァキア時代のミロス・フォアマンの2作品がクライテリオンからリリースされています。65年のアカデミー外国語賞にノミネートされた「ブロンドの恋」と、67年に同じくノミネートされた「THE FIREMEN'S BALL」。「アマデウス」における特典でフォアマン映画を探るのもいいのですが、僕はこの2作をご覧になったほうが「アマデウス」、そして次に紹介する「カッコーの巣の上で」をよく理解できると思います。監督を知りたくばそのルーツを探れ、の典型でしょう。特に「アマデウス」では、「ブロンドの恋」「THE FIREMEN'S BALL」でコンビを組んだチェコスロヴァキア時代の盟友ミロスラフ・オンドリチェク(撮影監督)との名演奏が観れるわけですから。
■「ブロンドの恋」
 
■「THE FIREMEN'S BALL」

 
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■ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST:Special Edition
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$26.99
   
PICTURE QUALITY ★★★★☆
SOUND QUALITY ★★★★
Disc-1
●Feature Length Audio Commentary by Director Milos Forman, Producers Michael Douglas and Saul Zaentz
●Cast and Crew
●Awards
Disc-2
●Making of 「ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST」
●Additonal Scenes
1. McMurphy and Dr. Spivey
2. Chief Captured Between Mops
3. Shaving Chief
4. "Who's the Top Loony Here?"
5. McMurphy Meets Nurse Rached
6. First Group Therapy Session
7. "A Buncha' Chickens at a Pecking Party"
8. "Mr. McMurphy Where Are Your Clothes?"
●Theatrical Trailer
もし機会があるならケン・キージーの処女小説「カッコーの巣の上で(62)」を読んで下さい。ここからすべてが始まります。キージーはLSDを飲むテストをしたりする奇行癖があった作家でして、ちょうど1年前に肝臓ガンでこの世を去っています。しかし、彼のこの小説が衝撃的で複雑な答えを掲示したのは紛れもない事実で、当時の若者たちにとってキージーは“抑圧的な現実世界を映す鏡として精神病棟(カッコーの巣)を描いた「サイケなデリンジャー」”でした。だからこそ、体制を象徴する病院の婦長を相手に孤軍奮闘する主人公マクマーフィーに無条件で声援を送ったのでしょう。
MENU-1:

MENU-2:
そして映画版「カッコーの巣の上で(75)」。重層的なテーマを持つキージーの小説の映画化。これは大変な作業だったはず。重層的なテーマを極力単純化したのですが(これはこれで実に見事なのですが)、原作の肝であった強烈な感情(恐怖と、それをかきたてるユーモア)、原作が持つ情熱や洞察力が薄まってしまったのは事実です。
原作の恐さは「カッコーの巣」が現実の縮図として描かれていたところにあります。つまりは――「カッコーの巣」では患者の病気が重病なほど狂気との距離が縮まるのですが、現実社会ではこれが狂気との距離にそっくり置き換えられる――という事。
映画ではこの恐さを巧妙に観せてくれるのですが、これが鼻につきだしたとしたらニコルソンの名演すら嫌味に観えてしまうでしょう。怒りと狂気を秘めた男の最後の反乱。これが自らを解き放つ笑いの中で粉々に砕け散る。ニコルソン、絶品なり、絶品なり、なのですが、演出と演技の「欺瞞」と紙一重という爆弾を抱えている事も忘れないで下さいね。
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撮影はハスケル・ウェクスラー。アカデミー撮影賞に5回ノミネートされ、2度受賞(「バージニア・ウルフなんかこわくない」「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」)した名手。立派にクリーニング&トリートメントを施された本盤では彼のカメラ美術が十二分に再現されますが、実は彼はプロデューサーのソール・ゼインツとマイケル・ダグラスに「芸術的相違」という理由で途中解雇されています。撮影クレジットにビル・バトラー(「ジョーズ」)とウィリアム・フレイカー(「ローズマリーの赤ちゃん」)の名があるのはそのためで、彼は「カンバセーション・・・盗聴・・・」でも途中降板させられた過去があります。
以前米国盤LDのコレクターズ盤で「シューティング・スクリプト」が完全収録されていましたが、あのスクリプトを手に本盤を視聴すると映画自体では伺えない撮影の裏側が見えてきて実に面白い。「このシーンの中で、ここからのカットからバトラーに替わったんだなぁ」といったように。
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97年。DVDの黎明期に登場した米国盤をご覧下さい。ノン・スクイーズ仕様な上に甘口でカラーパレットも飽和。これが5年後の今、見事に蘇りましたねぇ。当時のフィルムのニュアンスを見事に伝えます。ウェクスラーが次作「ウディ・ガスリー/わが心のふるさと」で完成させた、フラッシング(ネガ現像の前段階でフィルムに弱光を感光させ、黒部=暗部のディテイルを引き出すプロセス)の妙味すら眼前に広がります。
リミックスDD-5.1も優秀。何しろ本作はダイアローグの舞踏会ですから、クリアーになったダイアローグの響きに小躍りしちゃいます。明らかにフロント重視のリミックスになっているのですが、節度のあるステレオ・セパレーションも好感が持てます。
DISC-2 MENU
写真-1:

「MAKING OF ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST seems to be the same documentary that had existed on Special Edition product prior to DVD.
写真-2:
 
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■TRUE ROMANCE:Unrated Director's Cut
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$26.99
   
PICTURE QUALITY ★★★★
SOUND QUALITY ★★★★☆
Disc-1
●3 Separate Feature-Length Audio Commentaries by Stars Christian Slater and Patricia Arquette, Director Tony Scott and Writer Quentin Tarentino
●Feature-Length Storyboard Track
●DVD-ROM
Disc-2
●Deleted and Extended Scenes with Optional Director Commentary
●Alternate Ending with Optional Director and Writer Commentaries
●Selective Commentaries with Dennis Hopper, Val Kilmer, Brad Pitt and Michael Rapaport
●Interactive Behind the Scenes Featurette
●Animated Photo Gallery
●Vintage 1993 Featurette
●Theatrical Trailer and TV Spots
●Cast and Crew Film Highlights
邦題「トゥルー・ロマンス」。本盤のみR-1仕様。脚本はタランティーノ。映画を知り切ってるあたりがちょっぴり癪。でもやっぱり上手い。これを当時30歳でヤッタと聞いて、やっぱり癪にさわる。アナーキーな挑発性を武器に「俺たちに明日はない」、はたまた「ゲッタウェイ」をやってみせた。「スティーブ“ファキン”マックィーンじゃないんだぜ」なんて言わせるオフビートなダイアローグのお戯びが、聖林的と言うより「LA様式」などと呼ばれる所以なのでしょう。
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とびきりイキのいいロマンス。そしてスリルにアクション。これがスクイーズ映像(97年版はノン・スクイーズ)で再現された――はずだったのですが、本盤は決して「弾けるような」「解像感たっぷり」という仕上りではありません。スキントーンも多少赤側にふられます。とは言え陰影部の階調感や明部のレンジ感は、確実に前作より向上しているのがわかるはず。エッジ・エンハンスの弊害が散見されますが、決して視聴の気を削ぐものではありません。フィルム・ノワールが亜細亜を経由して再び西海岸に上陸した時に、何が失われて何が加わったかを味える、充分なる魅力を持った映像である事は間違いありませんもの。
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サウンドはリミックスDD-5.1の他にDTS-5.1を収録。スプリット・サラウンドの恩恵は両者ともに充分に味わう事ができますが、総合的な分解能、ダイナミックレンジ感、LFEエンハンスでDTSに軍配が上がります。ダイアローグは両者ともにクリアー。ただ、こちらはDTSの方が品性に欠ける事も。「作品の内容が内容だから品格なんて」と言われそうですけれども・・・。スコアは全チャンネルが効果的に使用されますが、DD、DTSともにひじょうにドライ(これは意図的なもの)。
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DVD-SHOT-7:
特典はたっぷりの充実感が味わえます。MENU画面のPOPなデザインもGOOD!
DISC-2 MENU
写真-1:

写真-2:

「BEHIND THE SCENES」
特典-3:

特典-4:

「EPK ORIGINAL 1993 FEATURETTE」
特典-5:

「PHOTO GALLERY」
特典-6:

「DIRECTOR'S STORYBOARD TRACK」
特典-7:
さてさて「HiVi本誌未公開DVD特集」Part 4、如何でしたでしょうか? 旧作がお色直しされて蘇る。しかもR-ALL。なんとも嬉しいお話ではありませんか。さぁ次回は何のお話になりますやら。
それでは次夜まで、おやすみなさいませ。良い夢を。
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