「ジャンケン娘」は昭和の音楽映画なんだなぁ。

 お盆の最中、たま嬢と「ジャンケン娘」を観賞した。風聞によれば、たま嬢は椎名林檎のファンとのこと。で、当方は“音楽映画”を持参した次第。昭和歌謡を彩る歌姫3人が共演した“総天然色作品”だが、たま嬢は遺跡か旧跡に接するが如き表情で、その反応は戸惑い気味。未知なる昭和に呆然としたのか。あるいは、両親が過ごした昭和を想像したのか。それとも、両親より年上の当方が化石に見えたのか。なにせ、たま嬢と当方との年齢差は39。同時に笑えた箇所は唯一つ。劇中、整列した生徒達の点呼で3と3の倍数の時、思わず双方が世界のナベアツを想起したこと。ところで今も耳に残っているのは、外部入力付きモノラルラジオでの再生。3人娘の歌声が、あたかも当時のラジオから聴こえてきたかのようであった。それにしても、時の移ろいには愕然とする。当方、たま嬢の隣りで父親どころか、一瞬、祖父になったような錯覚に陥った。嗚呼。(澤里)

イチさんはスクリーンに釘付け