―日本時間1月9日 02:46受信― 麻倉怜士のCES2008リポート No.7
ソニー、4K×2K液晶テレビ公開 Cellによる信号創造に期待

直視型ディスプレイの場合、70型を超えるともうフルHDではいけない

 フルHD、120Hz、エリアコントロール、xvYCC……と、CESはここ数年、テレビの新技術の発表の場であったが、それらが業界的に実現してしまうと、残された画質案件は、いかに4K×2Kのディスプレイを開発し、商品化するかということだ。松下電器の150インチ・プラズマ・テレビも4K×2Kである。70型を超えるともうフルHDではいけない。ボケが目立ってくる。

 筆者は150インチスクリーンにフロントプロジェクターのフルHD映像を映しているが、これはまったく問題がない。光がスクリーンに反射する過程で、鮮鋭感が落ち、まったりとした気持ちの良い映像になる。しかし直視型ではいけない。なまじ明確な描写であるがゆえに、ボケも明瞭に分かる。そこで、ソニーの試作機は82型。すでにフルHDで商品化されているが、画質的にはなかなか難しいところがある。しかし、4K×2Kは素晴らしい。ひじょうに精細で、繊細な映像だ。とはいえ、コンテンツがないのが大いに問題。いまのところ、デジタルシネマ用のコンテンツぐらいしかなく、実用化にはフルHDコンテンツの高性能なアップコンバートが必要だ。そこで例えばCellによる「フルHD→→→4K×2K」変換が期待されるのである。



2008年1月9日
麻倉怜士(文・写真)

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