ソニーが、TA-DA5400ES含むAVセンターの新ラインナップをリリース
ジッター除去回路を強化。デジタルレガートリニア、DSD-DACを新開発
- 製品情報
- ジャンル:AVセンター
- メーカー名:ソニー
- 型名:TA-DA5400ES
- 価格:¥262,500
- 発売日:2008年11月20日
- 製品情報
- ジャンル:AVセンター
- メーカー名:ソニー
- 型名:TA-DA3400ES
- 価格:¥136,500
- 発売日:2008年11月20日
- 製品情報
- ジャンル:AVセンター
- メーカー名:ソニー
- 型名:STR-DG820
- 価格:¥84,000
- 発売日:2008年11月20日
HDオーディオ時代に求められるジッターへの取組み
本日、ソニーは、HDオーディオ対応AVセンターの新製品を発表した。ラインナップの内訳は、ESシリーズからTA-DA5400ES、TA-DA3400ESの2製品、価格普及帯モデルとしてSTR-DG820を発売する。ESシリーズは、それぞれTA-DA5300ES、TA-DA3200ESの後継。STR-DG820は、全くの新製品である(海外仕様では、STR-DA3300ES、STR-DG810が存在する)。おいおい説明していくが、今回初めて登場する新技術は、主にTA-DA5400ESに採用され、TA-DA3400ES、STR-DG820は、前のトップモデルTA-DA5300ESのテクノロジーを、よりお求めやすい価格で改良し取り入れている。詳しくは、3枚目の画像をご覧いただきたい。
HDMI接続が主流となる現代のAVシステムでは、ジッター(デジタル信号の時間軸方向の揺らぎ)への取組みが重要になる。そこで、最新の全モデルには、低ジッター型ロスレスデコードエンジンIIを搭載。ロスレスオーディオは、原理的にはリニアPCMへ復元できるので、両者は全く同じ音になると言いたいところだが、残念ながらデコード時に発生するノイズなどの影響で、音質的には劣化してしまうケースが多い。ロスレスデコードエンジンでは、高速演算するDSP回路をメインボードから切り離し、間をシールドすることで両者の干渉を抑えている。今回のデコードエンジンIIでは、さらなる改良が加えられ、DSPボードからメインボードに逆流するノイズ電流を、約1/100まで抑えることに成功している。これによりD/Aコンバーター近くのクロックが、いっそう低ジッター化された。

↑TA-DA5400ESの背面
TA-DA5400ESにのみ採用された新技術。SACDのDSD信号の扱いも改善された
TA-DA5400ESでは、さらに新開発のジッターエリミネーション回路を搭載。クロックに含まれるジッターを、急峻なフィルターを通すことで、オーディオ帯域から排除する。実デバイスには、シーラスロジック製のICを採用している。
また、新技術H.A.T.S. for HDMIでは、HDMI初のフロー制御を実現。SACD/CDプレーヤーとAVセンター、双方のメモリーにデータを蓄積して転送するため、送受信速度を制御しジッターを抑えることができる。クロックは、AVセンター側のD/Aコンバーター直近のマスタークロックを使用。制御は、CEC信号を利用する。H.A.T.S.は、同社の新SACD/CDプレーヤーSCD-XA5400ESとの組合せで実現する。
SACDのDSD→リニアPCM変換も強化された。従来のTA-DA5300ESでも、HDMI接続でDSD信号を直接受けられたのだが、その変換精度にはやや難があった。新開発の32bit DSD-DAC変換機能では、独自のアルゴリズムにより、DSD信号をPCM信号に32ビット精度(フィルター出力は176.4kHz)で変換する。HDMIは24ビットバスなので、プレーヤー側で変換するより、HDMIでビットストリーム出しした方が有利になるというわけだ。DSPワンチップでリニアPCM変換したのちは、D/Aコンバーターの手前まで32ビットの情報量を保つことができる模様。

↑TA-DA5400ES、TA-DA3400ES、TA-DA5300ES、STR-DG820の機能比較
ロッシーな圧縮音声に効く、新たな試みデジタル・レガート・リニア
ロッシーな圧縮音声についても、対応策がとられた。デジタル・レガート・リニアと呼ばれる新技術により、DVDの圧縮音声やAACに含まれる可聴帯域外の音質阻害成分を除去する。従来の技術は、圧縮音声の失われた情報を補うものがほとんどだった。この技術では、可聴帯域外のノイズのうちサンプリング周波数近傍の成分が、ビート音として人間の耳に聴こえるという点に着目し、その部分のノイズを強力に除去するDSP処理を行なっている。このD.L.L.演算は、AUTOとOFFが選択可能(デフォルトはAUTO)で、ドルビーデジタル、DTS、AACのほか、CDのデジタル信号でも動作する。CDでは、とくにA/Dコンバーターの精度が悪かった頃の、録音の古いCDに効果を発揮する。
TA-DA5400ESには、第3世代の広帯域パワーアンプを搭載。初段差動トランジスタを表面実装し、回路の一部に改良を施した。これにより、位相の変化が少なく、混濁のない音を実現したという。TA-DA3400ES、STR-DG820には、TA-DA5300ESで評価が高かった第2世代の広帯域パワーアンプを採用している。定格出力は、TA-DA5400ESが120W×7ch、TA-DA3400ESが100W×7ch、STR-DG820が85W×7ch。

↑TA-DA3400ESのフロントと背面
ソニーのAVセンターで好評のHDMI for Audioも、継続して採用
TA-DA5400ES、TA-DA3400ES共通のフィーチャーとしては、映像のアップスケーリング機能が挙げられる。ファロージャのDCDiを搭載し、すべての入力信号を1080pにアップスケーリングできるという。GUI(グラフィカルインターフェース)もTA-DA5300ESのものを継承。再生映像を確認しながら、GUI操作可能なブレンディング機能も、TA-DA5400ESではHDMI接続の1080p映像まで対応する(TA-DA3400ESでは、コンポーネント接続1080iまで)。
シャーシは、TA-DA5400ESがホリゾンタルFBシャーシ、TA-DA3400ES、STR-DG820がホリゾンタルFBエンボスシャーシを採用。両サイドのフレーム部分を梁渡しすることで、シャーシの強度を上げている。全モデルで同社製ウォークマンと接続できるデジタルメディアポートを装備。HDMI端子は、TA-DA5400ESが入力6/出力2系統、TA-DA3400ESとSTR-DG820が入力4/出力1系統、備えている。HDMI回路の最短経路をとり高音質化が図られているHDMI入力for Audioは、TA-DA5400ESで5番ピン(IN 5)、TA-DA3400ESで3番ピン(IN 3)となっている。

↑STR-DG820のフロントと背面。右上の3つのリモコンは、左からSTR-DG820、TA-DA3400ES、TA-DA5400ES付属の学習リモコン。右下2つのリモコンは、シンプルリモコンで、上がTA-DA5400ES、下がTA-DA3400ES付属のもの。まったく同じものに見えるが、細部に違いがある
HDMI接続が主流となる現代のAVシステムでは、ジッター(デジタル信号の時間軸方向の揺らぎ)への取組みが重要になる。そこで、最新の全モデルには、低ジッター型ロスレスデコードエンジンIIを搭載。ロスレスオーディオは、原理的にはリニアPCMへ復元できるので、両者は全く同じ音になると言いたいところだが、残念ながらデコード時に発生するノイズなどの影響で、音質的には劣化してしまうケースが多い。ロスレスデコードエンジンでは、高速演算するDSP回路をメインボードから切り離し、間をシールドすることで両者の干渉を抑えている。今回のデコードエンジンIIでは、さらなる改良が加えられ、DSPボードからメインボードに逆流するノイズ電流を、約1/100まで抑えることに成功している。これによりD/Aコンバーター近くのクロックが、いっそう低ジッター化された。

↑TA-DA5400ESの背面
TA-DA5400ESにのみ採用された新技術。SACDのDSD信号の扱いも改善された
TA-DA5400ESでは、さらに新開発のジッターエリミネーション回路を搭載。クロックに含まれるジッターを、急峻なフィルターを通すことで、オーディオ帯域から排除する。実デバイスには、シーラスロジック製のICを採用している。
また、新技術H.A.T.S. for HDMIでは、HDMI初のフロー制御を実現。SACD/CDプレーヤーとAVセンター、双方のメモリーにデータを蓄積して転送するため、送受信速度を制御しジッターを抑えることができる。クロックは、AVセンター側のD/Aコンバーター直近のマスタークロックを使用。制御は、CEC信号を利用する。H.A.T.S.は、同社の新SACD/CDプレーヤーSCD-XA5400ESとの組合せで実現する。
SACDのDSD→リニアPCM変換も強化された。従来のTA-DA5300ESでも、HDMI接続でDSD信号を直接受けられたのだが、その変換精度にはやや難があった。新開発の32bit DSD-DAC変換機能では、独自のアルゴリズムにより、DSD信号をPCM信号に32ビット精度(フィルター出力は176.4kHz)で変換する。HDMIは24ビットバスなので、プレーヤー側で変換するより、HDMIでビットストリーム出しした方が有利になるというわけだ。DSPワンチップでリニアPCM変換したのちは、D/Aコンバーターの手前まで32ビットの情報量を保つことができる模様。

↑TA-DA5400ES、TA-DA3400ES、TA-DA5300ES、STR-DG820の機能比較
ロッシーな圧縮音声に効く、新たな試みデジタル・レガート・リニア
ロッシーな圧縮音声についても、対応策がとられた。デジタル・レガート・リニアと呼ばれる新技術により、DVDの圧縮音声やAACに含まれる可聴帯域外の音質阻害成分を除去する。従来の技術は、圧縮音声の失われた情報を補うものがほとんどだった。この技術では、可聴帯域外のノイズのうちサンプリング周波数近傍の成分が、ビート音として人間の耳に聴こえるという点に着目し、その部分のノイズを強力に除去するDSP処理を行なっている。このD.L.L.演算は、AUTOとOFFが選択可能(デフォルトはAUTO)で、ドルビーデジタル、DTS、AACのほか、CDのデジタル信号でも動作する。CDでは、とくにA/Dコンバーターの精度が悪かった頃の、録音の古いCDに効果を発揮する。
TA-DA5400ESには、第3世代の広帯域パワーアンプを搭載。初段差動トランジスタを表面実装し、回路の一部に改良を施した。これにより、位相の変化が少なく、混濁のない音を実現したという。TA-DA3400ES、STR-DG820には、TA-DA5300ESで評価が高かった第2世代の広帯域パワーアンプを採用している。定格出力は、TA-DA5400ESが120W×7ch、TA-DA3400ESが100W×7ch、STR-DG820が85W×7ch。

↑TA-DA3400ESのフロントと背面
ソニーのAVセンターで好評のHDMI for Audioも、継続して採用
TA-DA5400ES、TA-DA3400ES共通のフィーチャーとしては、映像のアップスケーリング機能が挙げられる。ファロージャのDCDiを搭載し、すべての入力信号を1080pにアップスケーリングできるという。GUI(グラフィカルインターフェース)もTA-DA5300ESのものを継承。再生映像を確認しながら、GUI操作可能なブレンディング機能も、TA-DA5400ESではHDMI接続の1080p映像まで対応する(TA-DA3400ESでは、コンポーネント接続1080iまで)。
シャーシは、TA-DA5400ESがホリゾンタルFBシャーシ、TA-DA3400ES、STR-DG820がホリゾンタルFBエンボスシャーシを採用。両サイドのフレーム部分を梁渡しすることで、シャーシの強度を上げている。全モデルで同社製ウォークマンと接続できるデジタルメディアポートを装備。HDMI端子は、TA-DA5400ESが入力6/出力2系統、TA-DA3400ESとSTR-DG820が入力4/出力1系統、備えている。HDMI回路の最短経路をとり高音質化が図られているHDMI入力for Audioは、TA-DA5400ESで5番ピン(IN 5)、TA-DA3400ESで3番ピン(IN 3)となっている。

↑STR-DG820のフロントと背面。右上の3つのリモコンは、左からSTR-DG820、TA-DA3400ES、TA-DA5400ES付属の学習リモコン。右下2つのリモコンは、シンプルリモコンで、上がTA-DA5400ES、下がTA-DA3400ES付属のもの。まったく同じものに見えるが、細部に違いがある
2008年8月27日
メディアマーケティング部・KEN
- TA-DA5400ES、TA-DA3400ES、STR-DG820のニュースリリース
- 関連記事:ソニーが、SACD/CDプレーヤーSCD-XA5400ESを発売。H.A.T.S.に対応
- 関連記事:HDオーディオ対応一体型AVセンターがソニーからも登場!
関連リンク
◆問合せ:ソニーマーケティング(株) お客様ご相談センター 電話番号0570(00)3311(ナビダイヤル)、03(5448)3311(携帯電話・PHSの場合)
最終更新 11.12.20 15:43






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