CEATEC JAPAN 2008~ソニー編
フルHD 27V型有機ELテレビ登場! 超薄型に要注目

ソニーブースは、液晶TVブラビアXR1、X1、ZX1、W1シリーズを中心に、薄型テレビが盛り上がりを見せていた。とくに注目すべきは、参考出品で展示されていた超薄型の有機ELテレビ。今回のCEATECで他のブースをまわっても、これ以上薄いテレビは見られないのではないだろうか。現物を見ると、ソニーの液晶テレビZX1シリーズでも、充分薄いと感じられるはずだが、今回展示されていた有機ELテレビはさらにその上を行く。

コントラスト比は、ともに100万対1以上。超薄型の11V型は、パネル厚0.3mmを達成

 出展されていたのは、フルHD 27V型と超薄型の11V型の2機種。27V型は、昨年発売された小型有機ELテレビ XEL-1と同じく「片持ち」デザインを継承し、その薄さを強調する。

 コントラスト比は、100万対1以上。本体の厚みは9.9mm以下で、パネル厚は1.4mmだ。一方、超薄型の11V型は、本体の厚みが(最薄部)0.9mmで、パネル厚が0.3mm。ガラス基盤を限界まで削りこむことで、この究極の薄さを実現した。

 ただあまりに薄くすると、パネルそのものがたわんでしまったり、強度が確保できないという問題が発生する。実際に製品にするかどうかは、また別の話だ。逆に考えれば、このような企画段階のモデルは、CEATECのような場所でしか、見ることができないといえる。

曲がる有機ELディスプレイ。フルカラーで映像も鮮やか

 実は、11V型のパネル内有機EL層は、XEL-1と同じものが使われている。27V型は別物で、有機EL素材も、11V型が低温ポリシリコンを使用しているのに対し、27V型はマイクロアモルファスを採用している。薄膜への蒸着の仕方も異なる。

 一方、技術要素としては、プラスチックフィルム上に、有機EL素子を集積化した、曲がる有機ELディスプレイが、来場者の興味を集めていた。有機TFTによるフルカラー有機ELディスプレイの駆動は、ソニーが世界初だという。160×120画素、80ppi、画素サイズ318μm角と、まだまだ実用化にはほど遠い技術ではあるが、この技術がものになれば、フィルム状の未来の携帯テレビがつくれるかもしれない。

2008年9月30日
メディアマーケティング部・KEN

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最終更新 11.12.20 15:43

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