新REGZAは映画に強い! 発表会は映画館
LEDバックライト搭載を含めZは3シリーズへ

REGZA 8000シリーズのココが新しい

東芝は、本日、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京・江東区)にて、液晶テレビREGZAの新製品発表会を行なった。発表されたREGZAは、フラッグシップのZX8000シリーズを含む5シリーズ12モデル(本体色違いをカウントしない)。従来の7000シリーズがそれぞれ8000シリーズへと生まれ変り、あらたにLEDバックライトを使用したZX8000シリーズが追加された。デザイン重視のFHシリーズのみ、7000シリーズが引き継がれる。これにより、先行して発表されたエコモデルC8000シリーズ3モデルと、22V型以下のA8000シリーズ2モデルを合わせ、全6シリーズ17モデル(本体色違いをカウントしない)が、2009年春夏モデルとなる。

シリーズ名 型名 サイズ パネル HDD 映像処理
回路
コントラスト※1 デジタル
チューナー
実勢価格※2 発売日
ZX8000
シリーズ
55ZX8000 55V型 VA方式フルHDクリアパネル USB/LAN HDD
増設可能
メタブレイン・プレミアム+LEDバックライト制御基板 2000000対1
(5000対1)
2系統
(W録、
ワンセグ
録画対応)
60万円前後 7月上旬
46ZX8000 46V型 50万円前後 6月下旬
ZH8000
シリーズ
55ZH8000 55V型 IPS方式フルHDクリアパネル 300GB HDD内蔵
+USB/LAN HDD
増設可能
メタブレイン・プレミアム 20000対1
(1100対1)
50万円前後 5月中旬
47ZH8000 47V型 40万円前後 5月上旬
Z8000
シリーズ
47Z8000 47V型 USB/LAN HDD
増設可能
37万円前後 5月上旬
42Z8000 42V型 32万円前後 4月25日
37Z8000 37V型 27万円前後 5月中旬
H8000
シリーズ
42H8000 42V型 IPS方式フルHDパネル 300GB HDD内蔵
+USB HDD
増設可能
パワー・メタブレイン 13000対1
(1300対1)
2系統 30万円前後 5月下旬
37H8000 37V型 25万円前後 6月上旬
32H8000 32V型 VA方式ワイドXGAパネル 30000対1
(3000対1)
18万円前後 5月下旬
A8000
シリーズ
32A8000 32V型 増設不可 新メタブレイン・プロ 1系統 12万円前後 4月25日
26A8000 26V型 40000対1
(4000対1)
11万円前後 4月25日

※1 ダイナミックコントラスト比(パネルコントラスト比)※2 価格は、オープン価格

LEDバックライトのエリアコントロールに伴い、映像信号のゲインを調整

 新製品の個々の違いについては、上記表をご覧いただきたい。ここでは、大幅にパワーアップしたZX8000、ZH8000、Z8000の3シリーズを中心に、進化のポイントを解説していく。

 まずは、ZX8000シリーズのみに採用されたLEDバックライトエリアコントロールについて。ZX8000シリーズのLEDバックライトは、ソニーのXR1シリーズやシャープのXSシリーズと異なり、白色LEDを用いている。RGB3色のLEDを使わない理由は、青のLEDが比較的早く消耗するので、それに合わせてほかの色の輝度を抑えなければいけなかったり、下記で説明する複雑なバックライト制御をいきなりRGB3色で行なうのは、複雑きわまりないという判断からである。

 一般的なバックライトエリアコントロールは、はじめに映像シーンを解析して、バックライトの明るさを分割されたエリアごとに決める。しかしながら、LEDのエリアは、液晶1画素あたりの大きさに比べ、荒く分割されている。また、エリアからは光漏れがあるため、その部分は、液晶が均一の明るさで照らされない。もし、漏れ光の広がりを考慮せずに表示させると、その部分は、漏れ光のあたり方に影響されて、正しい階調がえられない。ZX8000シリーズは、LED光源の光の広がり方を1画素単位で算出し、その状況に合わせて映像信号の増幅度合い(ゲイン)を制御している。最終的には、バックライト光と補正された映像信号を重ね合わせることで、正しい階調情報を表現しているのだ。

 また、ZX8000シリーズでは、このバックライトエリアコントロールに伴い、暗部に潜んでいたノイズ成分を抑えるチューニングが施されている。これは、従来より黒浮きが抑えられるようになったため、これまで隠れていた暗部のノイズが目立つようになってしまったからだという。

超解像、Wスキャン倍速による精細な映像をクリアパネルで活かす

 つづいて、ZX8000、ZH8000、Z8000シリーズ共通の進化ポイントをご紹介しよう。ひとつめは、超解像技術 レゾリューションプラス2。従来のレゾリューションプラスは、低解像度の信号が対象だが、今回のレゾリューションプラス2では、外部でアップスケーリングした1920×1080解像度の映像に対しても、動作するようになった。収録に使用したビデオカメラの撮像ボケも、補正ルーチンを設け、解消しているという。

 ふたつめは、フルHDクリアパネル。このパネルを採用することで、従来の半光沢パネルに比べ、明所コントラスト比を、約30%向上させている。光沢パネルなので、もちろん、外光の映り込みという問題点を抱えるが、それ以上に、動画のボケ感の改善、明所でのコントラストの維持が、重視されている。上記、超解像技術もボケにくいクリアパネルでこそ、活きてくるというわけだ。

 みっつめは、Wスキャン倍速。液晶の倍速駆動に加え、バックライトを、ふたつのエリアに分割して点滅させることで、動画ボケを軽減させる。バックライトの消灯時間は、映像シーンに応じて変化する。

 よっつめは、色帯域切り替え機能。初期の頃に発売されたプレーヤーでは、クロマフォーマット4:2:0の映像信号を、4:2:2にアップサンプリングする際、クロマバグと呼ばれるジャギーや色抜けが生じやすい。色帯域切り替え機能は、これらを抑えたスタンダードモードと、最新のプレーヤー/レコーダーに対応させた色解像度を最大限に生かすワイドモードの2種類から、モード選択できる。また、外部で4:4:4へと変換した映像信号をそのまま処理するピュアダイレクトモードも新設された。強力なクロマアップサンプリング機能が備わっているプレーヤーと接続するときは、こちらを選択したい。

HDD録画時、W録が可能に。Aシリーズを除く全モデルでHDMIのインスタポートを採用

 ほか、機能面では、ZX8000、ZH8000、Z8000シリーズが、2番組同時録画に対応している(ZX8000、Z8000シリーズは、HDD増設時)。REGZAでは、この機能をおでかけW録(ダブロク)と呼ぶが、おでかけしている間に2番組を録画しておいてくれるという意味合いが込められている。2番組同時録画時は、録画している番組以外の放送を観ることができない。ワンセグ録画は、ここでいう2番組のうちの1番組にカウントされる。つまり、ワンセグのW録と地デジのW録を同時に行なうことはできないが、ワンセグと地デジ、それぞれ1番組ずつなら同時録画できる。また、ネットワークコンテンツの対応としては、従来のアクトビラ、ひかりTVに加え、先日発表されたYAHOO!のテレビサービスをサポートする。スピーカーは、インビジブルスピーカーを搭載。

 Aシリーズを除いて全モデルで、HDMIのインスタポートを採用。HDDの接続は、増設できる機種で、eSATA接続からUSB接続へと変更された。おまかせドンピシャ高画質も、人間の明暗順応速度に着目し、改良が加えられた。人間の目は、暗い環境から明るい環境に変わった時よりも、明るい環境から暗い環境へと変わった時の方が、順応時間がかかる。今度のおまかせドンピシャ高画質は、明るい環境から暗い環境に変化した場合、2分から3分という長い時間をかけて、暗い環境に適した設定へとパラメータを調節させる。
2009年4月7日
(HiVi WEB 加藤 健)

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◆問合せ:東芝 テレビ事業部 電話番号03(3457)8344
最終更新 11.12.20 15:43

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