“9分の未公開映像”を加えて劇場公開!
「アバター<特別編>」をソニーPCLで観た
9分の未公開映像を加えた「アバター<特別編>」、10月16日より公開
昨年12月に公開され、“3D映画”という新たなジャンルを確立させた「アバター」。HiVi WEB読者なら、すでにほとんどの方がご覧になっているのではないだろうか。監督のジェームズ・キャメロンは、この作品のためにカメラまで開発。その結果、これまでの映画とはまったく異なる映像世界を作り上げ、観客に未知なる体験を提供した。キャメロンの“夢と執念”は見事に実を結び、まさにエポック・メイキングとして、映画史に残る作品になったのは間違いない。
その「アバター」が、このたび9分間の未公開映像を携えた「アバター<特別編>」として、IMAXデジタルシアターをはじめとする、3D対応の各劇場で公開される(2D上映はなし)。9月某日、映画や映像コンテンツの撮影・編集などを行なうソニーPCLにて、一足先に特別編を観る機会がやってきた。普段はなかなか足を踏み入れることができない場所での試写ということもあり、わくわくしながら鑑賞。ここでは、そのときの模様をレポートする。
その「アバター」が、このたび9分間の未公開映像を携えた「アバター<特別編>」として、IMAXデジタルシアターをはじめとする、3D対応の各劇場で公開される(2D上映はなし)。9月某日、映画や映像コンテンツの撮影・編集などを行なうソニーPCLにて、一足先に特別編を観る機会がやってきた。普段はなかなか足を踏み入れることができない場所での試写ということもあり、わくわくしながら鑑賞。ここでは、そのときの模様をレポートする。
ソニーPCL効果? リアルな質感に驚く
ソニーPCLのシアター“シネラピスタ”内に一歩足を踏み入れると、230インチのスクリーンが、どどーんと観客を迎えてくれる。上映システムは、4K SXRD デジタルシネマプロジェクター(画素数:水平4,096×垂直2,160)と、2K DLP シネマプロジェクター(画素数:水平2,048×垂直1,080)。座席数は30で、そのまわりを7.1ch対応の“ボーズ・プレミエ・シアターサラウンドシステム”が囲んでいる。入り口から座席へ行くまでに段差があるのだが、通るたびにそこで引っかかるというへまをやらかし、最前列に座っていた方に笑われてしまった。もし同所を訪れる機会があったら、同じ目に遭わないよう気をつけてください。
さて、肝心の映像である。“あのソニーPCL”で観ているせいなのか、「これは本当に以前観たものと同じ映像?」と首をかしげてしまった。「アバター」は、TOHOシネマズ六本木ヒルズと109シネマズ川崎のIMAXで鑑賞したことがあるが、そのどちらとも違うように感じたのは気のせいだろうか。
最初にこの作品を観たときは、惑星“パンドラ”の遠景の奥行きに驚いたが、今回は森の中の様子が別物に見えた。葉っぱは目の前で揺れ動き、クリーチャーの皮膚の手触りまでもが想像できる。それだけではなく、軍隊の基地や研究所に置かれたプラスチック管や金属の手すりなども、爪の先で叩くとコツコツと音がしそうだ。要するに、近景の質感がリアル。宣伝会社の方に確認したところ、特別編公開にあたり、画質に手を加えたということはないらしい。初鑑賞ではないため映像を味わう余裕があったのか、もしくは会場のせいなのか。理由はわからないが、映像の変更の有無を確認するぐらい、新鮮なものに見えた。キャメロン自身がよく「パンドラへの旅を楽しんで」とコメントしているが、まさに主人公の冒険を“体感”した感覚だ。
「アバター」の後、雨後の筍のように数多くの作品が3D上映で公開されているが、そのほとんどが、2Dカメラで撮影した映像を3Dに変換したものである。今回改めて見てみて、もともと3Dカメラで撮影した映像と、2D-3D変換による映像の差をまざまざと実感した。3Dの本家、ここにあり。同じ追加料金を払うのだから、どうせなら最初の段階から3D用に作られた作品を観たいものだな、と思う。
さて、肝心の映像である。“あのソニーPCL”で観ているせいなのか、「これは本当に以前観たものと同じ映像?」と首をかしげてしまった。「アバター」は、TOHOシネマズ六本木ヒルズと109シネマズ川崎のIMAXで鑑賞したことがあるが、そのどちらとも違うように感じたのは気のせいだろうか。
最初にこの作品を観たときは、惑星“パンドラ”の遠景の奥行きに驚いたが、今回は森の中の様子が別物に見えた。葉っぱは目の前で揺れ動き、クリーチャーの皮膚の手触りまでもが想像できる。それだけではなく、軍隊の基地や研究所に置かれたプラスチック管や金属の手すりなども、爪の先で叩くとコツコツと音がしそうだ。要するに、近景の質感がリアル。宣伝会社の方に確認したところ、特別編公開にあたり、画質に手を加えたということはないらしい。初鑑賞ではないため映像を味わう余裕があったのか、もしくは会場のせいなのか。理由はわからないが、映像の変更の有無を確認するぐらい、新鮮なものに見えた。キャメロン自身がよく「パンドラへの旅を楽しんで」とコメントしているが、まさに主人公の冒険を“体感”した感覚だ。
「アバター」の後、雨後の筍のように数多くの作品が3D上映で公開されているが、そのほとんどが、2Dカメラで撮影した映像を3Dに変換したものである。今回改めて見てみて、もともと3Dカメラで撮影した映像と、2D-3D変換による映像の差をまざまざと実感した。3Dの本家、ここにあり。同じ追加料金を払うのだから、どうせなら最初の段階から3D用に作られた作品を観たいものだな、と思う。
劇場体験は最後のチャンス。お見逃しなく!
未公開映像については、“9分間のシーン”が加わったわけではなく、細かくいろいろな場面を合計して9分、という作りだ。主人公がパンドラへ向かう冒頭から、早くも「こんなところあったっけ?」という場面が登場。その後も、新しいクリーチャーや廃校となったパンドラの学校など、初めて見る映像が展開される。鑑賞の妨げになってしまうので、あまり詳しく書けないのが残念だが、一番印象的だったのは、ラスト近くの“和解”のシーンだった。まったく個人的な予想なのだが、キャメロンが今回一番見せたかったのは、このシーンと、主人公のラブシーンの2箇所だったのではないかと思う。
なお、11月26日発売のBD(ブルーレイ・ディスク)/DVD「
アバター エクステンデッド・エディション」には、162分のオリジナル版(ロードショー時の尺)、171分の特別編(今回公開されるもの)、178分のエクステンデッド・エディションの3パターンの本編が収録されている。特別編自体は10日待てば観ることができるが、映画館という空間で「アバター」を体験できるのは、これが最後になりそうだ。ファンの方も初めて作品に触れる方も、この機会をお見逃しなく!
なお、11月26日発売のBD(ブルーレイ・ディスク)/DVD「
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:シガーニー・ウィーバー/サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/スティーヴン・ラング/ミシェル・ロドリゲス/ジョヴァンニ・リビシ
製作:ジョン・ランドー
音楽:ジェームズ・ホーナー
配給:20世紀フォックス映画
2010年/アメリカ/ドルビー・デジタル/シネスコ/上映時間2時間51分
10月16日(土)全国の3D劇場にてロードショー!
(C)2010 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
出演:シガーニー・ウィーバー/サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/スティーヴン・ラング/ミシェル・ロドリゲス/ジョヴァンニ・リビシ
製作:ジョン・ランドー
音楽:ジェームズ・ホーナー
配給:20世紀フォックス映画
2010年/アメリカ/ドルビー・デジタル/シネスコ/上映時間2時間51分
10月16日(土)全国の3D劇場にてロードショー!
(C)2010 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
2010年10月15日
(映画コラムニスト 鈴木晴子)
最終更新 11.12.20 15:43






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