HI-END SHOW TOKYO 2009 リポート《Eルーム》
仏アトールのCDプレーヤーとDAコンバーターはUSB入力端子付き

【ディナウディオ】Exciteに新色2色が登場

 ディナウディオからは、続々と新製品が登場する。スピーカー「Excite」シリーズ5機種に、それぞれ「グロッシーブラック」「グロッシーホワイト」の2色が追加された。12月初旬に入荷予定。価格は現行モデルの10%アップとなり、「Excite X12」が13万8,600円、「Excite X16」が19万6,350円、「Excite X32」が34万6,500円、「Excite X36」が43万8,900円、「Excite X22」が10万3,950円(税込、センタースピーカーX22以外はペア価格)。白いスピーカーは意外と珍しく、会場でも目立っていた。

“純フランス産”アトール製品は、この日朝8時に日本に到着したばかりという2モデルを展示。フランスでは、10月12日・13日に行なわれるハイファイショウで発表されるので、本国よりも日本のほうが早く世に出た形となる。CDプレーヤー「CD3」はティアック製のメカを使用し、D/AコンバーターはWolfson AM8729。USB入力端子が付いている。オープン価格(実勢価格9万5,000円前後)。D/Aコンバーター「DAC100」もUSB入力端子を装備し、オープン価格(実勢価格9万円前後)。どちらも100Vの日本仕様になっている。この冬に入荷予定で、年内に発売したい考えだ。予約は随時受付中。ディナウディオ 代表取締役の前田正人さんは、「すべての工程をフランスで行なっているのに、この価格帯はひじょうに良心的です」と語る。前回のハイエンドショウで「秋か冬ぐらいに発表になりそう」と話が出ていたプリメインアンプ「IN30」は、オープン価格(実勢価格8万円前後)で現在発売中。

 なおディナウディオは、インターナショナルオーディオショウ、ハイエンドショウに引き続き、11月13日〜15日に秋葉原で開かれる音展にも出展予定。ホームシアター無料相談会などを開催するので、興味のある方はこちらも覗いてみよう。

【トライオード】初のステレオパワーアンプは、来年春頃に発売予定

 前回のハイエンドショウでお披露目された「SONOPRESSO(ソノプレッソ)」は、トライオードのプリメインアンプ「TRV-35SEB」とCDプレーヤー「TRV-CD4SEB」、ディナウディオのスピーカー「DM2/7」を組合せたコラボレーションモデル。トライオード 代表取締役 山崎順一さんによると、「おかげさまで好評をいただいていて、発売前の目標数は予約分だけでクリアしてしまいました。50セットの追加販売が決定しています」とのこと。今月末頃までには、追加分を入荷できる見通しだ。

 来年春頃発売予定のトライオード製品として参考出品されていたのは、プリアンプ「TRV-6SE」(予価20万円前後)とパワーアンプ「TRV-P88SE」(予価15万円前後)。「TRV-6SE」はプリアンプで初めてリモコンが付き、ミュートやボリューム調節など、すべての操作ができる。「TRV-4SE」をベースにしており、プリアンプ部の信号回路はそのまま。フォノイコライザーの代わりに、リモートコントロール回路と、150/400/2000/10kHzの周波数を±10dBの範囲で調整できる4バンドイコライザーを搭載している。「TRV-P88SE」は、トライオード初のステレオパワーアンプ。KT88のほか、EL34、6L6GCがスイッチで切替えられる。この2モデルは、先週アメリカで開かれたショーでお披露目され、好評だったという。

 なお、プリメインアンプ「TRV-845SE」と同じく、トライオード15周年記念モデルである“プリメインアンプキット”「TRK-34」は、年明け頃発売予定。予価は7〜8万円程度だ。

 そのほかスペンドールからは、ブックシェルフタイプの「SA1」(税込25万2,000円)、トールボーイタイプの「A5」(税込29万4,000円)、「A6」(税込37万8,000円)、「ST」(税込105万円)の4機種のスピーカーが1月に発売予定。山崎さん曰く、「現代的で、スピード感がある音が特徴」とのこと。「SA1」「A5」「A6」は3色が用意されているが、とりあえずは1色ずつ発売していく。

【ゾノトーン】カートリッジ用シェル、ブルーデューク

 トライオードブース内に設けられたゾノトーンのスペースでは、スピーカーケーブル「6NSP-4400S Meister」の“兄貴分”に当たる、「6NSP-6600S Meister」を展示。4400Sの高品位4芯ケーブルはそのままに、2倍程太くなっている。10月20日発売予定で、予価は4400Sの2倍の6,600円(1m/税抜)。前園サウンドラボ 代表取締役社長 前園俊彦さんは、「太さが2倍になると、普通は価格が2倍以上になってしまう。これだけ凝ってこの価格はすごいですよ。うちの会社では無駄な経費を徹底的に省いて、その分を製品に還元する。いいものを少しでも安く、本当に好きな人に買ってもらいたいからね」と笑顔で話していた。

 そして「うちはケーブルだけじゃないんだよ」といって案内されたのが、参考出品されていたカートリッジ用シェル。「名前を決めてなかったんだけど、今決めた。ブルーデューク。青い公爵ね。うちの製品はみんな青だから」とのこと。「販売したいという会社があれば出す」というが、興味を持って見て行く人は多いようだ。3種類が用意されており、どれにするか迷っているのだそう。価格は2万円ぐらいになるのではないかということだ。

 なお、今月1日にアクシスと契約し、ゾノトーン製品の海外での販売が決定。来月から発売され、台湾や香港といった東南アジア方面からスタートして、ロシアや欧米にも広げていく考えだ。

【バック工芸社】同社初のプリアンプ、パワーアンプを展示

 バック工芸社は、今までアンプはプリメインのみを発売していたが、今年の初め頃に新しくセパレートタイプが登場。プリアンプ「CA21」(税込31万0,800円)とパワーアンプ「PA21」(税込42万8,400円)を中央に展示し、デモンストレーション演奏でも使用していた。「CA21」は電源にこだわり、2段SRPPの入力回路・ホワイトカソードフォロアの出力回路を持つ。「PA21」は5極管プッシュプル回路で、力強い音色が特徴。その2モデルよりも1回り小さい、プリアンプ「CA11」(税込26万0,400円)とパワーアンプ「PA11」(税込29万1,900円)も展示されている。「回路をセパレート用に設計し直し、音がクリアになりました。同じ番号同士の組合せを推奨します」とのこと。

 また、スピーカースタンド「Basic-1」(ブラウン…税込/ペア9万2,400円、ホワイト・ブラック…税込・ペア9万9,750円)の底板がないモデルも参考出品。設置するスピーカーは、ブックシェルフとトールボーイの中間程度の大きさを想定している。底板をなくすことで、「Basic-1」よりも音をすっきりさせた。音をタイトにする、縞黒檀のインシュレーターを付属。スタンドは年明けぐらいの発売を想定しており、価格は「Basic-1」と同程度か、少し高くなる程度ではないかという。



2009年10月9日
HiVi WEB 佐藤めぐみ

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