ソニー株式会社は本日2009年第3四半期の連結業績概要を発表した
来年の黒字化は達成できる見込み『BRAVIA』
ソニー株式会社は本日2009年第3四半期の連結業績概要を発表した。登壇者は、代表執行役 副社長 CFO 大根田伸行氏と広報センター長 神戸司郎氏。
まず概況。2009年は年末商戦が好況だったこと、事業の整理統合が予定以上に進んだこと、金融市場の環境が好転したことなどにより、営業損益は前年同期比で大幅な改善をみている。
広報センター長 神戸司郎氏は
「同期の売上高は22,379億円で、前年同期との増減率は+3.9%。トータルコストの大幅な削減は予定通り進捗し、収益改善に貢献。費用削減額は3,300億円、調達コストは前年比20%削減、製造/事業所の統廃合は10%削減が目標だったが、57拠点から45拠点へと予定以上に進んだ。結果、通期営業損益は300億円改善し、−300億円となっている」と発表した。
同期の液晶テレビ販売は減収増益。これは単価下落と製造コストの低減による結果。来年の黒字化は達成できる見込みとのことである。世界的にみて、液晶テレビ販売でもっとも厳しい地域はヨーロッパ。「ワールドワイドでは、今年、2,000万台程度の販売台数を予定」している。 そこには商品への自信があると思われる。IPTV、モノシリックデザイン、そして3D再生機能などは、その要素となるだろう。コンパクトデジタルカメラも減収増益。利益率が前年同期を上回っている。ビデオカメラは減益となった。
ネットワークビジネス関連では、パソコンVAIOの売り上げ増加が貢献。全世界的によく売れた。ウインドウズ7効果と、高付加価値モデルの好調さが目に付くが、全般的によいようだ。利益を稼げたのは単純に販売台数が多かったからだが、今後は材料の値上げが起こってくると思うので、ビジネスとしては厳しくなるかもしれないとのこと。プレイステーション2のハード、ソフト、そしてプレイステーションポータブルの売り上げは減少したが、プレイステーション3(PS3)のハード関連コストを下げたことが奏功。PS3の逆ザヤ状況を改善することは、来期の黒字化に大きく影響する模様。そのため、PS3ハード関連にかかるコストを一層低減していきたいとのことであった。一方、PS3ソフトの「グランツーリスモ5」が発売延期になったことはたいへんな痛手だったという発言もあった。
米国アップルコンピュータ社が発表した、iPadのVAIOへの影響については、「電子ブックリーダーやネットブックに影響はあるだろうが、市場の創造と拡大によってもたらされるメリットの方が多いのではないだろうか? ソニーも大変興味を持っている分野で、技術力も持っていると思う。PSPやネットワークサービスなどと関連させて、今後取り組んでいきたい」 これは、私見を交えたと断りながらの大根田氏の発言。
ディスク関連事業では、ブルーレイの製造が好調だったため増収。ディスク事業全体の減収を補った。映画分野は16%の売り上げアップ。劇場公開作では「2012」と「THIS IS IT」が好調。パッケージソフトでは「天使と悪魔」「ターミネーター4」が貢献。
音楽分野では、パッケージメディアの規模縮小は継続しているが、ヒットタイトルがあったので前年同期比で2%増加。具体的なタイトルは、動画サイトで話題となり,来日も果した「スーザンボイル/夢をあきらめて」、「THIS IS IT」のサントラ、アリシア・キーズ「エレメント・オブ・フリーダム」、日本ではいきものがかりの「ハジマリノウタ」などが好調だったという。
携帯電話を扱うソニーエリクソンの業績は、40%の売上高減少。タッチ・スクリーン式の端末が急速に普及したため、それを持たない同社は売り上げを落したという。
「米国で人気の電子ブックリーダー端末は、全世界で400万台程度売れている。このうちソニーは今年100万台程度を販売していきたい。今後、トータルの販売台数は2倍、3倍の速度で伸びていくと考えているが、競合の登場が予想される。もちろん、iPadもソフトで対応してくるだろう」 これも大根田氏の発言で、記者の質問に答えたもの。
なお、本年1月の売上げは、予想通りより少しよいので、景気の底打ち感がある。2月、3月は厳しいだろうが、今期の目標はクリアできるはずとのことである、と付け加えた。
業績とは直接の関係はないが、米国でのリコール問題、また人気車種「プリウス」ブレーキ不調などになぞらえ、会見の最後にソニーの危機管理対策に対する質問が発せられている。これに対しては大根田氏、神戸氏ともども「何かあったら48時間でトップに伝わるシステムを現在は構築している。事象に対していかに早くアクションを起こせるか、それが重要で、現在はその部分はかなりよいと思う」と解答した。
まず概況。2009年は年末商戦が好況だったこと、事業の整理統合が予定以上に進んだこと、金融市場の環境が好転したことなどにより、営業損益は前年同期比で大幅な改善をみている。
広報センター長 神戸司郎氏は
「同期の売上高は22,379億円で、前年同期との増減率は+3.9%。トータルコストの大幅な削減は予定通り進捗し、収益改善に貢献。費用削減額は3,300億円、調達コストは前年比20%削減、製造/事業所の統廃合は10%削減が目標だったが、57拠点から45拠点へと予定以上に進んだ。結果、通期営業損益は300億円改善し、−300億円となっている」と発表した。
同期の液晶テレビ販売は減収増益。これは単価下落と製造コストの低減による結果。来年の黒字化は達成できる見込みとのことである。世界的にみて、液晶テレビ販売でもっとも厳しい地域はヨーロッパ。「ワールドワイドでは、今年、2,000万台程度の販売台数を予定」している。 そこには商品への自信があると思われる。IPTV、モノシリックデザイン、そして3D再生機能などは、その要素となるだろう。コンパクトデジタルカメラも減収増益。利益率が前年同期を上回っている。ビデオカメラは減益となった。
ネットワークビジネス関連では、パソコンVAIOの売り上げ増加が貢献。全世界的によく売れた。ウインドウズ7効果と、高付加価値モデルの好調さが目に付くが、全般的によいようだ。利益を稼げたのは単純に販売台数が多かったからだが、今後は材料の値上げが起こってくると思うので、ビジネスとしては厳しくなるかもしれないとのこと。プレイステーション2のハード、ソフト、そしてプレイステーションポータブルの売り上げは減少したが、プレイステーション3(PS3)のハード関連コストを下げたことが奏功。PS3の逆ザヤ状況を改善することは、来期の黒字化に大きく影響する模様。そのため、PS3ハード関連にかかるコストを一層低減していきたいとのことであった。一方、PS3ソフトの「グランツーリスモ5」が発売延期になったことはたいへんな痛手だったという発言もあった。
米国アップルコンピュータ社が発表した、iPadのVAIOへの影響については、「電子ブックリーダーやネットブックに影響はあるだろうが、市場の創造と拡大によってもたらされるメリットの方が多いのではないだろうか? ソニーも大変興味を持っている分野で、技術力も持っていると思う。PSPやネットワークサービスなどと関連させて、今後取り組んでいきたい」 これは、私見を交えたと断りながらの大根田氏の発言。
ディスク関連事業では、ブルーレイの製造が好調だったため増収。ディスク事業全体の減収を補った。映画分野は16%の売り上げアップ。劇場公開作では「2012」と「THIS IS IT」が好調。パッケージソフトでは「天使と悪魔」「ターミネーター4」が貢献。
音楽分野では、パッケージメディアの規模縮小は継続しているが、ヒットタイトルがあったので前年同期比で2%増加。具体的なタイトルは、動画サイトで話題となり,来日も果した「スーザンボイル/夢をあきらめて」、「THIS IS IT」のサントラ、アリシア・キーズ「エレメント・オブ・フリーダム」、日本ではいきものがかりの「ハジマリノウタ」などが好調だったという。
携帯電話を扱うソニーエリクソンの業績は、40%の売上高減少。タッチ・スクリーン式の端末が急速に普及したため、それを持たない同社は売り上げを落したという。
「米国で人気の電子ブックリーダー端末は、全世界で400万台程度売れている。このうちソニーは今年100万台程度を販売していきたい。今後、トータルの販売台数は2倍、3倍の速度で伸びていくと考えているが、競合の登場が予想される。もちろん、iPadもソフトで対応してくるだろう」 これも大根田氏の発言で、記者の質問に答えたもの。
なお、本年1月の売上げは、予想通りより少しよいので、景気の底打ち感がある。2月、3月は厳しいだろうが、今期の目標はクリアできるはずとのことである、と付け加えた。
業績とは直接の関係はないが、米国でのリコール問題、また人気車種「プリウス」ブレーキ不調などになぞらえ、会見の最後にソニーの危機管理対策に対する質問が発せられている。これに対しては大根田氏、神戸氏ともども「何かあったら48時間でトップに伝わるシステムを現在は構築している。事象に対していかに早くアクションを起こせるか、それが重要で、現在はその部分はかなりよいと思う」と解答した。
2010年2月4日
(HiVi WEB 木村雅樹)






















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