HDオーディオ対応AVセンター

■ HDオーディオ対応AVセンター7社、全39機種を価格比較!

 HDオーディオの再生音には、苛烈さ、重厚さ、緻密さがあり、観る者の意識を映像へと釘付けにする。この性質は、製品のランクが上がれば上がるほど、より顕著だ。未だ、底知れないポテンシャルをもつHDオーディオフォーマット。対応のAVセンターが誕生してから、今年で早3年の月日を経るが、ここにきてようやく、各社、そのポテンシャルの引出し方がわかってきたようだ。どのメーカーも、この1年で急速に、音の成熟度をあげてきている。HDオーディオのポテンシャルを引き出すポイントは、色々考えられるが、なかでもわかりやすいのが、音質劣化の原因となるジッターへの取組みだ。高速演算・高速伝送が必須のHDオーディオでは、これまで以上にジッター対策が重要視される。AVセンター単体ではもちろんのこと、同社製プレーヤー間にもさまざまな施策が打ち出されるようになった。
 HDオーディオ対応総括特集でも、この流れを受けて、トップクラスミドルクラスエントリークラス、それぞれのスペック表に「ジッターレス接続機構」という新項目を設けた。ここでは、AVセンターとプレーヤー間でクロックを同期させるなどの処理を行ない、ジッターを低減させる特別な接続方法を扱う。ここではあえて、AVセンター単体でのジッター対策を含めないことにしている。何故なら、回路やコンストラクションなどで対策したものは、それぞれ成熟度が異なるため、違いを比較表で充分表現できるとは思えないからだ。けっして、AVセンター単体のジッター対策を軽視しているわけではない。単体でのジッター対策は、本文のなかで個別に紹介していくものとする。
HDオーディオ対応AVセンターの価格比較表
  デノン オンキヨー インテグラ パイオニア ヤマハ マランツ ソニー

AVP-A1HD ¥735,000


POA-A1HD ¥735,000
   
SC-LX90 ¥880,000

DSP-Z11 ¥693,000
   

AVC-A1HD ¥598,500


TX-NA5008 ¥367,500


DTR-70.1 ¥315,000


DHC-80.1 ¥262,500


SC-LX82 ¥335,000


DSP-Z7 ¥351,750

AV8003 ¥315,000


MM8003 ¥280,000
 

AVC-4310 ¥252,000

TX-NA1008 ¥262,500

DTR-50.1 ¥210,000

SC-LX72 ¥245,000

DSP-AX3900 ¥233,100
 
TA-DA5500ES ¥273,000

AVR-3311 ¥136,500

TX-NA808 ¥168,000


TX-NA708 ¥136,500

DTR-40.2 ¥157,500

VSA-LX53 ¥150,000


VSA-1020 ¥108,000

DSP-AX1900 ¥168,000


AX-V1065 ¥110,250

SR6004 ¥126,000

TA-DA3400ES ¥136,500

AVR-1911 ¥84,000


AVR-1611 ¥55,650

TX-SA608 ¥84,000


TX-SA578 ¥71,400
 
VSA-920 ¥84,000


VSX-820 ¥49,800

RX-V767 ¥84,000


RX-V567 ¥61,950


RX-V467 ¥49,350

NR1501 ¥63,000

STR-DH710 ¥54,600
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 トップクラスミドルクラスエントリークラスのスペック表には、もう一点、新規に追加した項目がある。ドルビーTrueHD、DTS-HD MAの192kHz/24ビットマルチチャンネル再生についてである。現時点では、対応のBDソフトがほとんどないため、大きな問題にはならないが、将来性を考えると対応していてくれた方がありがたい。AVセンター側できちんとデコードできるかどうか、デコードの際、ポストプロセッシング処理(音場補正、音場付加、EQなど)に制限があるかどうか、この2点については、製品購入前に確認しておきたい。ただ、現在対応していなくても、ファームウェアアップデートによって、今後対応する可能性がないわけではない。また、発売当初は対応していなくても、現時点で対応した製品もある。スペック表に対応していると書いてあるのに、お手元の製品がうまく動作しないなら、ファームウェアが最新かどうかをご確認いただきたい。
 さらに。HDオーディオ対応AVセンター総括特集は、製品の増加、情報量の肥大化に伴い、今回のリニューアルで、ページの分割、新ページの追加を行なった。ページを価格帯ごとに分け、新たにHDオーディオやHDMI、新サラウンドフォーマットの解説ページを設けた。トップ画像下のリンクボタンを押して、それぞれのページを移動していただきたい。いずれも、製品スペックや機能差の比較にとどめ、個別の視聴評価は月刊HiVi誌面に譲るという方針は変わらない。ここでは、HDオーディオのビットストリームデコードにフル対応し、HDMI ver.1.3a以降の端子を装備した単品コンポーネントモデルのみを扱うものとする。
 価格帯によるカテゴリー分けは、30万円超のトップクラス、10万円台〜20万円台のミドルクラス、10万円未満のエントリークラスの計3つ。ただし、インテグラのAVコントロールセンターは、価格だけ考えるとミドルクラスに分類すべきだが、別途パワーアンプが必要なので、トップクラスに分類した。
(HiVi WEB 加藤 健)