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HOME> STV札幌テレビ放送

Prosound Report STV札幌テレビ放送
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「DELTA12A」らに加え「イースペック」にさらに無理を言って用意していただいた8インチ同軸のウェッジ・スピーカー「Vocal Monitor8」。とても小さなサイズでレストラン等、見た目も重視される現場では目立たなくセッティングでき、その大きさからは想像できないほどパワフルなサウンドが魅力。ヴォーカルなどに使用する際にはステレオで使用した方が能率が上がり余裕ある音量に、さらに水平に並べると位相感が良くハウリングしにくくなる。コストパフォーマンスが高く生音中心の現場では充分な活躍が期待できる
 今回、このライブでのデモ試用を決めたのは搬入条件もありますが、会場の広さとしてスピーカーのスペックを充分に試せる空間であること、メンバーとも何度も仕事をさせていただいていて音楽や音色についてよく知っているために新しいスピーカーでもアジャストしやすいことが大きな理由でした。では使用した各スピーカーについてさらに掘り下げてみましょう。

DELTA12A 2way Bi-Ampシステム Low:650W RMS/Hi:100W RMS
 バイアンプ形式のアンプをビルトインさせた、このところ良く見かけるデザインです。筐体は最近の樹脂製スピーカーに比べて木製である点がこだわりなのでしょうか。大きさや重量はあるものの、それは一方で丁寧でしっかりとした作りを予感させてくれるもの。「これは期待できるかな」と第一印象は良い感触です。当然、パワードですのでアンプの操作系は細かい設定が可能です。マイクやその他ライン系もそのまま繋ぐことができます。またポールマウント用の穴が2つ付いており直立した状態とスラントした状態のセッティングが可能ですが、1基あたり27.9kgとちょっと重いので1人でスピーカー・スタンドにセッティングするのは男性でも難しいかもしれません。また、スピーカーの重量バランスによりフロントに傾きせっかくのデュアルアングルポールマウント機構もうまく働いていなかったように思えました。出音はロックというよりはJazzやアコースティック系でその良さが生きてくる素直な音色が素晴らしいと思います。バイアンプ駆動にも関わらずネットワークで使用しているような自然なチューニングにはメーカーのこだわりが感じられて好印象です。

TITAN SUB 15A mk2
 今回サブウーファーとして組み合わせたのは同シリーズのパワード・サブウーファーである「TITAN SUB 15A mk2」です。45〜200Hz(±3dB)の周波数特性を持ち、インプットされた信号に対してパラアウトが可能、またHPFを通したクロスアウトが付いています。クロスオーバー周波数は80〜200Hz内可変となっています。

 「TITAN SUB 15A mk2」は音がとてもナチュラルで気に入りました。15インチ・スピーカーを使用しているのに開口部は12インチより一回り大きいくらいです。これは正面に対してスピーカーを斜めに取り付けてあるためで、片一方にはバスレフポートがついています。これによってアンプの軽さも手伝い、パワード・サブウーファーであるにも関わらず1人で持ち運ぶことが可能です。こういった小規模現場では少ない人数で搬入セッティングなどのアプリケーションをこなしている会社も多いと思われますが。現場対応が非常に楽になるという利点は素晴らしいです。もし階段搬入である場所での使用も有り得るとすれば、この小ささ、軽さは「TITAN SUB」を選択する有力な条件になり得ると考えました。
 先ほど申し上げたレストランライブを終えて、また別の現場でも使用することができました。大手ブランドショップのインストアでのJazz Liveです。この時には事前に時間がありましたので倉庫にて、Smaartを使用してスピーカー特性を測定しました。気になっていたのは「DELTA12A」と「TITAN SUB 15A mk2」のクロス、音量バランスでした。結果としては単純なパラアウトを使用するよりはクロスアウトを使用した方が位相特性や繋がりがよくなります。音量バランスは好みの問題もありますが、Subを2db上げたところが良かったです。使用する現場の音楽性によってはもう少しレベルを上げることができますし、まったく違ったアプローチも考えられるフレキシブルな作りは評価が高いです。

 実際の現場では「DELTA12A」、「TITAN SUB15A mk2」を同じ音量にしました。ピアノ、サックス、ウッドベースの編成で、ウッドベースもアンプ持込みでしたので、それほど大きな音が必要なかったこと、また生音らしさを表現することが求められた空間でしたので暖かみのある音で部屋を包む雰囲気がデザインできたと思います。

 今回使用してみてクリアさを追求した音色よりも一見オールドスタイルに聴こえそうなサウンドの中に音楽的な表現が感じられて価格以上のバリューを感じました。ヴォーカル中心のサウンドやアコースティックなアプリケーションを展開されている現場に特にオススメであると言えるでしょう。

 以上、「ワーフデール」を使用してのレビューです。音へのこだわり、その表現力を含めスピーカー製作は奥が深いと感じられる体験ができ、「イースペック」をはじめ関係各位の皆様に感謝しております。

製品問合せ先
イースペック(株)
TEL:06-6636-0372
http://www.e-spec.co.jp


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