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JBL PROFESSIONAL 数々の最新テクノロジーを投入した新型ラインアレイVTX-A12
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PS ウェーブガイドについて教えてください。

GG これまでの「VTX」にも採用されているRBI(Radiation Boundary Integrator)ウェーブガイドですが、形状は新しく設計しました。変更点は、従来のRBIウェーブガイドよりもミッドレンジ・ユニットの音が放出されるスリット数を増やし、高域のコンプレッション・ドライバーとミッドレンジ・ユニットの音をより滑らかにクロスオーバーさせる役割を担うと同時に、水平の軸外特性の向上にも寄与しています。また、これまでのRBI ウェーブガイドではミッドレンジのユニットから出る音が回折してしまい、ウーファーの特性に影響していたので、低域ユニットを覆うような形状になっています。さらにウェーブガイドは、ウーファーの特性を向上させるため、裏側にお椀状の窪みがあります。これらの改良で、高調波歪みを約12dB 低減することができました。

直感的に扱えるリギング・システム

写真は可搬時の形態。4 本のキャビネットを同時に運搬できる。ドリーボードと天板を使用することで、前後左右のどの角度からも、キャビットが他の「VTX-A12」と当たることがないよう設計されている
写真は可搬時の形態。4 本のキャビネットを同時に運搬できる。ドリーボードと天板を使用することで、前後左右のどの角度からも、キャビットが他の「VTX-A12」と当たることがないよう設計されている
PS 「VTX-A12」は、リギング・システムにひじょうに力を入れていますね。

GG 「VTX-A12」は開発に2 年以上掛けているのですが、その際に世界中の「JBL PROFESSIONAL」ユーザーに、ラインア レイをリギングする際にどういうところに不便を感じているのか、困っている部分はどういうところなのか聞いてまわりました。その中で多かった要望は、簡単かつスピーディに設置できるリギング・システムが欲しいということでした。

 その要望に応えるべく、開発したリギング・システムは、いままでの「JBL PROFESSIONAL」製品だけでなく、他社製品も含めたラインアレイ・スピーカー全体から見ても、革新的なものです。開発の際、特に大切にしたのは、「特別な技術を必要とせず、なるべく少ない人数でリギングできる」という点です。その結果、2 ステップ、3 人もいれば充分に吊り上げられるシンプルなシステムになっています。同時に、ラインアレイは、会場奥の座席や2 階席、3階席にも均一な音を届けるため、事前にソフトウェアで会場の形状などをシミュレートして設置角度を導き出します。会場ではその角度に設定して吊るわけですが、高い精度で正確な角度に吊り上げられないと、シミュレーション結果と一致しません。その高精度な設定が、2 ステップかつ数名でできるようなシンプルなシステムになっている事が「VTX-A12」の大きな特徴になっています。

リギング時の角度を決める角度設定パネル。多くの作業で使用するQRP が刺さっている。どれほどリギングと撤収が簡単に行なえるか、YouTube にアップされている「VTX-A12 Rigging Tutorial」と「VTX-A12 De-RiggingTutorial」をご覧いただきたい
リギング時の角度を決める角度設定パネル。多くの作業で使用するQRP が刺さっている。どれほどリギングと撤収が簡単に行なえるか、YouTube にアップされている「VTX-A12 Rigging Tutorial」と「VTX-A12 De-RiggingTutorial」をご覧いただきたい
撤収時は、赤いパーツの下にあるロック解除ボタンを押してドリーボードに下ろすだけで、スピーカーの自重で各キャビネットが密着して可搬しやすい形態になる
撤収時は、赤いパーツの下にあるロック解除ボタンを押してドリーボードに下ろすだけで、スピーカーの自重で各キャビネットが密着して可搬しやすい形態になる
PS 2 ステップでリギングできるとのことですが、もう少し具体的にご説明いただけますか。

GG わかりました。「VTX-A12」はリギング時に行なう「キャビネットを連結する」「角度を設定する」「可搬時に使用する天板とドリーボードを外す」「アレイフレームやエクステンションバーを取り付ける」といった作業を、すべてQRP(quick release pin)の抜き刺しで行ないます。例えば、設置角度の設定は両サイドにある角度設定パネルにあるQRP を設定値に差し込み吊り上げるだけで、その角度にキャビネットが傾いてくれますので、まったく力を必要としません。さすがにドリーボードやアレイフレームなどの脱着時には力が必要ですが、充分な強度を確保しつつも、なるべく軽量になるように設計しています。その結果、これまでとは比べられないほど、シンプルかつスピーディにリギングできるようになっています。  撤収時もシンプルで、背面の赤いパーツの下にあるロック解除ボタンを押して、ドリーボードに下ろすだけで、設定した角度が解除されて可搬しやすいようにキャビネットが密着します。このドリーボードは4 本のキャビネットを一度に運ぶことができるようになっていると同時に天板を取り付けることで、キャビネット同士が運搬時に接触することがなくなりますので、安心してトラックに積むことができます。

 さらに、ほとんど力を要せずシンプルかつスピーディにグランドスタックが行なえるように、ガスサスペンションを採用したオプション金具を開発中です。ガスサスペンションでドリーボードごとキャビネットを持ち上げるので、グランドスタックも少人数でできるようになっています。

 アレイフレームを使用すれば最大24本を吊ることができ、グランドスタック金具は最大6 本を積み重ねられるように設計しています。

PS 同クラスのラインアレイよりも重量は軽くなっているのですか。

GG 単純に重量を比較した場合、12インチ・ウーファーを搭載するラインアレイの中には、より軽いモデルもあると思います。しかし、「VTX-A12」はキャビネットの中に9 つのユニットが搭載されています。また、キャビネットには音響性能を考慮し、堅い木材を使用しました。そのため、最軽量ではありませんが、サイズだけではなくユニット数や最大出力音圧レベル146dB という高い変換効率なども含めて考えると、おそらくこの重量でここまで高い性能を実現したモデルはないのではないでしょうか。

PS 「VTX-A12」は、野外でも使用できるのですか。

GG 「JBL PROFESSIONAL」には、特注でスピーカーを作るカスタムショップという部門があるのですが、そこに持ち込まれる相談の多くが、雨に濡れても大丈夫なスピーカーにしてほしいという要望なのです。そこで「VTX-A12」のエンクロージュアは、IEC(国際電機標準会議)が定めた保護等級のIP-55(端子部は除く)を獲得しています。ラインアレイでIP-55 を獲得している製品はわずかです。加えて、錆びにくいパーツや、紫外線によって劣化しにくいパーツを使用するなど野外での使用にも耐える充分なスペックを有しています。

PS 最後に読者へのメッセージを頂けますか。

GG アメリカではすでに様々な現場で使用していただいていますが、おしなべて皆さんからポジティブなお言葉をいただいています。今年の春に正式なローンチをしましたが、すでに世界中で数百本が出荷されています。
ゲオルガリス氏と通訳を務めたヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールス Div. の 田處良幸氏
ゲオルガリス氏と通訳を務めたヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールス Div. の 田處良幸氏
この数字はお客様がいかに満足しているのか、という証拠になるでしょう。日本の方々も「VTX-A12」のサウンド、そして、リギング・システムを体験してください。

PS ありがとうございました。
JBL PROFESSIONAL 製品に関する問い合わせ:
ヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディ
オセールスDiv. Tel:03-5783-3110
http://www.hibino.co.jp/

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