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大画面ホームシアターが手に入れた〝最適化〟という大きな進化 どんな部屋でも最高の状態を映し出す

藤原:そのデータを元にプロジェクター側で調整していく。

中越:ユーザーに開放している画質調整項目とは別のところでの調整となるため、画質メニューの数値は変化しません。

藤原:セッティングによる特性のズレを補正するわけだから、そこで画質調整メニューが変っては紛らわしいですからね。ニュートラルな状態を確保したうえで、ユーザーが調整を加えていくという手順になるわけですね。

中越:基本的にそういう考え方ですが、画質調整を加えた状態からキャリブレーションをかけることも可能です。

藤原:キャリブレーションを行なうことで、画質面のハンディが生じることはありませんか? 特に階調性を司るガンマカーブの最適化まで行なっていますので、ビット欠落の問題が心配になります。

中越:一般的なPCのソフトウェアを使ったキャリブレーションは8ビット処理の制約を受けるため、複雑な計算を重ねていくとどうしても端数が切り捨てられ、冗長性を確保するのが難しい。その点、今回X90Rに搭載したキャリブレーションはハードウェア処理で、演算は各色18ビットで行ない、12ビットで出力します。補正による画質への影響はほとんどありません。

藤原:キャリブレーション時に使用するテスト信号は別に用意するんですか。

中越:出荷時の調整に使用する内蔵テスト信号をそのまま利用しますので、特別な信号を入力する必要はありません。

藤原:作業の手順としては、まず本体のキャリブレーションを済ませ、その後に環境設定を行なうことになっています。

中越:そうですね、まずプロジェクター本体から3〜5mくらいの位置に光学センサーを前向きに(プロジェクターに向けて)設置してキャリブレーションを行ない、次に光学センサーをスクリーン周辺に移し、逆向きにして環境設定を行ないます。ただこの部屋のように、スクリーン周辺の反射光対策がきちんとなされた環境では、後者の補正はほとんど動作しません。一般的な白壁の場合、スクリーン内側と外側を1回ずつ測定して最大値をとるといいと思います。

藤原:日本のリビングは明るい壁が多いので、これは効果的ですね。

▲キャリブレーションは2Dの信号で行なっているが、効果は3D視聴時にも確実に反映されている。中越さんは現在3Dモードでの測定ができないか頭をひねっているとか
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 市販の測定用光学センサーでホームシアターの視聴環境を測定、DLA-X90R側でその環境に合せた明るさやガンマ特性、色の濃さなどを自動補正することで、本来の力を存分に発揮させる……というのが今回のキャリブレーション機能だ。もちろんその手順がややこしくては使ってもらえないので、JVCでは専用アプリを開発した
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中越亮佑さん
株式会社JVCケンウッド
ホーム&モバイル(HM)事業グループ
HM技術統括部
商品設計第四部
開発グループ


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