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HOME> Optoma Brand Story

オプトマの世界戦略を探る DLPの復権 Optoma Brand Story オプトマDLPプロジェクターのキーパーソン 林宗毅 博士 オプトマとは?2001年、台湾のコアトロニック社がオプトマを世界戦略ブランドとして立ち上げ、翌2002年にオプトマ・コーポレーションとして独立を果たす。以後、DLPプロジェクターメーカーとして、世界初のSXGA+解像度モデルや超軽量モデル、日本市場で初めて50万円以下のフルHDモデルを投入するなど新機軸を打ち出している。世界市場でも人気が高く2013年はホームプロジェクター市場で世界第2位の販売台数を誇る
 リンさんにお会いするのは約十年ぶり。世界初のDLP方式1080pプロジェクターHD81の詳細を取材するために訪れた、台北市のオプトマ本社でのインタビュー以来だと思う。世界中の業界関係者から「ミスターDLP」と呼ばれるリン博士だけに、同方式プロジェクターに対する知見の深さは驚くべきもので、その聡明さに強い感銘を受けた取材だった。その後順調にキャリアを重ねてこられたようで、現在は技術 担当副社長とアジア太平洋地区のゼネラル・マネージャーを兼務されている。

オープン価格 (予想価格40万円前後)(レンズ別仕様HD91もあり、※)
↑オプトマの最新DLPプロジェクターで、RGBのLEDを光源に用いたフルハイビジョンモデル。パネルは0.65インチのDC3(ダークチップ3)仕様で、LEDの発光制御と組み合せて500,000対1のダイナミック・コントラストを実現している。上下左右のレンズシフトにも対応し、設置性にも配慮されている
hyo01.jpg
↑RGBの三色のLEDライトを光源に使うことで色純度にすぐれた再現を狙う。光のスペクトラムをランプ 光源(右)と比較すると色のバランスのよさが明白だ
hyo02.jpg
↑デジタル放送で使われている色域(BT.709)より大幅に広いことが分かる(BT.709比160%)。この色の鮮やかさと深さは、ブラウン管式プロジェクターに匹敵するという。LED光源の寿命は20,000時間にもおよぶ
hyo03.jpg
↑「Ultra Detail」という技術の効果イメージ。1080p映像をベースに適応的にエッジエンハンス処理を行ない、細部をより明確に描くテクノロジーだ。本技術により、フルHDよりも大幅に解像度感を高めることができるという
 また、台北訪問時の食事の席で明らかになったのが、リンさんのハンパではない映画ファンっぷり。話の端々から古今東西の名画から最新娯楽作品まで通じていることがわかったが、いちばん好きな映画監督は、ぼくと同じくフランシス・フォード・コッポラとのことで、思わず固い握手をかわしたのだった。

 なんでもUCLA在学中には映画の脚本をずいぶん書き溜めていたそうで、今回の取材でもぼくが持参した「鑑定士と顔のない依頼人」のブルーレイ・パッケージを見て、「この映画のプロット、脚本は見事ですね」とひと言。伏線はりまくりのこの映画の面白さに最近ハマったぼくは「うーむリンさん侮れん……」と唸ってしまったのでした。と同時に、こういうヒトが開発リーダーを務めているのだから、オプトマ製プロジェクターの映画画質に期待せずにはいられないという思いが、改めてわき上がってきたのだった。

 オプトマがDLPに特化したプロジェクターメーカーとして台北市で創設されたのは2002年。社名の由来を訊くと、光学の意のOPTOと古代ギリシア語のOMA=PERFECTIONを組み合わせたものだという。「光学的完璧さ」。なるほど社名にプロジェクターメーカーとして目指すべき目標を掲げるところに、同社の生真面目さ、心意気を実感してしまう。

 2002年のプロジェクター販売総数は約2万台だったそうだが、十数年を経て昨年は約50万台で世界第5位。そのうち約10万台がホームシアター用だそうだ。家庭用1080pプロジェクターの世界売上総数は、2008年以来5年連続1位の栄誉に輝いていたが、昨年はエプソンに抜かれて2位。リンさんは1位奪還を目指して製品ラインナップを充実させたのだと目に力を込める。

 しかしどうだろう、国内メーカーが強い日本市場ではさほど目立った存在ではないオプトマだが、世界に目を向けるとホームシアター市場を牽引する最重要プレイヤーのひとつに数えられるメーカーだということがこれらの数字からおわかりいただけるのではないか。

 なぜDLPかと質問してみたところ、リンさんはすかさずこう答えた。

 「1チップDLP方式は原理的にコントラストと色再現、ユニフォミティに優れます。また筐体を小さくすることもできます。まずここに家庭用プロジェクターとしての利点があります。また、現在の劇場用デジタルシネマにはDLP方式が使われているわけで、その劇場体験をそのまま家庭で再現できるというのも重要なポイントです。とくにブルーレイ3D映画再生においては、動きのガタつきを抑えてなめらかな映像を 生成する〈スーパーピュアモーション〉と呼ぶ技術を搭載していて、劇場同等の臨場感にあふれた3D再生をお楽しみいただけます」


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