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HOME> オーエス サイドテンション付き電動スクリーン=STP

サイドテンション付き電動スクリーン=STPが登場!巻き上げ式で高い平面性 麻倉怜士×藤原陽祐
藤原陽祐 ピュアマットⅡEXは、映像のしつらえである。STPは機構のしつらえである
麻倉 もちろん、開発コストの点からラインナップをいたずらにふやせないということもあるのでしょうね。
神崎 ケース自体も、同じインチ数のサイドテンションなしモデルと比べ、左右のテンション機構がある分だけひと回り大きいものを使用する必要があります。アルミローラーやモーターも然りです。
ただし価格はテンションなしモデルと比べても1.4〜1.5倍程度に抑えました。ホームシアターユーザーの予算配分はプロジェクター本体の30%程度と考えれば、VW1000ESと組み合せるには好適かと思います。
ピュアマットⅡEX発売に続く「担保感」という新提案
photo
photo←↑スクリーンの巻き取りローラーと下パイプをつなぐ紐が、スクリーン幕面の左右に設けたタブを外向きに引っ張ることで平面性を実現。タブは、テンションが均一に保たれるよう、ほとんど伸縮しないガラス繊維入りでできており、剥がれにくいように熱処理後、生地に貼り付けている
藤原 4K時代となると、たとえ設置が容易なデジタルプロジェクターとはいえ、平面性についてさほどシビアである必要はない、ともいえなくなりました。もちろん、3管式プロジェクター時代から巻き皺は色ズレの原因でしたが。
麻倉 私もスクリーン画角が4対3の時代から自宅で150インチのスクリーンを使い、今は3枚目になりますが、以前のものは経年で幕面に横向きのスジや凹凸が出て、映像の質感が低下し、正しい素材感が伝わらなくなった経験があります。いっぽう、最近のプロジェクターは画素がきめ細かくて目視できない程になり、シビアなフォーカス出しが要求されるようになったといえます。そこでの平面性はきわめて重要で、映像全体の品位にも影響します。そんな時代にこそ、経年変化が少ないスクリーンは、高画質を安心して長く楽しむための必須条件といえますね。
藤原 オーエスはこれまで、織物の生地を活かしたマットスクリーンで、いい意味でピークを持たないモニター調のハイファイな映像を訴求してきました。たとえば、DLPプロジェクターが登場してきたときも、特有のディザノイズ(誤差拡散ノイズ)を、深いエンボスを持ったマットスクリーンでうまく拡散して見せました。4K時代になり、プロジェクターの主要モデルのパネルもデジタル駆動となったことで同様の効果がスクリーンにも期待される中、ピュアマットⅡEXが登場しました。私もこの幕面を自宅で使っていますが、絵づくりとは言わないまでも、色、コントラスト、エッジの見せ方にオーエスならではの積極的な主義・主張を日々感じています。今回はそれに加えて、これまで手付かずだった平面性にも果敢にメスを入れた。もちろん従来より、けがき加工といった細かい配慮があったのですが、外からは見えない形でしか示されなかった思想が、STPという製品によって、はっきり目に見える形になったといえます。
photo
↑スクリーンを左右に引っ張る紐の張力は、下パイプの左右に内蔵されたサイドテンション機構で調整される。この機構は、紐を固定する金具のほか、一定の張力を保持しつつ生地を引っぱり過ぎないようにスプリングを内蔵する
photo
↑スクリーンの巻き取りローラーは左右2点で支えているため、たわみが生じる。そのためオーエスでは従来より、ローラーの中心に曲線カットを入れて巻き皺を抑える工夫や、多少の巻き皺は事後的に下パイプのテンションアジャストノブで平面補正ができる仕組を持っていた。 今回はそれに加え、ローラー径を26〜32%拡大する工夫をしてい
麻倉 そこが重要なのです。スクリーンは、AV機器というよりも住宅材としての側面が強く、毎年のように交換するものではない。したがって、ある程度の長期間、平面性が保たれるという“安心感”がはっきり見える意味は大きいのです。
もちろん、投写された内容が高画質ということも重要ですが、そのベースとして、長期間使ってそのクォリティが保てるという、視覚的な “担保感”も大切ですね。
藤原 ピュアマットⅡEXという幕面が、4K時代に合ったハリのある映像のしつらえとするならば、このSTPは、機構のしつらえ感を表すといってもいい。スクリーンは最終的に絵を載せるところですから、プロジェクターと同じぐらい気を配るべきです。
麻倉 私は、4Kの映像の醍醐味は、Dレンジ感が広がることで表現力が豊潤になるところだと考えています。ピーク感など、ピュアマットⅡEXはその要求に充分応えていると思いますが、それに加えてSTPが、今見ている映像に問題が“ない”という安心感を与える意義は大きい。プロジェクターが積極的な表現力を備えてきた今、スクリーンもさまざまな面から、それに応えなくてはならないのです。
藤原 4Kオリジナルソースがほとんどない中で、4Kプロジェクターは、如何にしてハイビジョンソースを4倍に拡張するかで個性を競っています。そんな中で、スクリーンも、ピュアマットⅡEXが主張する画質だけでなく、機構面でも個性が語れる時代になったのだと思います。
麻倉 スクリーンは映像を目に届ける、いわばヒューマンインターフェイスです。進化がスクリーン幕だけでなく機構にも及んだことは、シアター文化への大いなる貢献といえるでしょう。
麻倉怜士スクリーンは住宅材である。高画質が長期持続するという担保感も欠かせない

主要ラインナップの価格表


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