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パナソニックのDIGAの最高峰DMR-BZT9000は、画質・音質ともに最高を極めるために贅を尽くした特別なモデルだ。その画質、音質の魂をひとつ下のモデルにも……とパナソニック開発陣が挑戦したのが、DMR-BZT920である。自宅のシステムで視聴してみたが、機能面における最新のアップデートに対応しながらも、“スペシャル”な要素を盛り込むことでBZT9000の世界を身近にしていることを実感した。
本田雅一
“910”よりも“9000”に近い、絵と音のテイスト

BZT920という型番だけを見ると、本機はBZT910の後継モデルと感じるかもしれない。確かに筐体のメカ構成や価格帯などから言えばその通り。ところがシステムに接続してみると、あの“9000番”に近い味付けがされているのだ。 BZT9000が画期的だったのは、それまで情報量至上主義だったDIGAの絵と音に表情が加わったこと。特に音は変った。きわめて多くの情報が明瞭に識別できるように、音場を描写する傾向だった従来の音に、質感を描き分ける能力が加わり、奥行を感じさせる微かな空気感が、ひとつひとつの音を包み込む。解析的に音を配置していたDIGAの音が、繊細なタッチをもって情景を描き出し始めた。

S/N改善を徹底していくと、“見せてやろう”と演出しなくとも、自然に柔らかな表情を観せ始める。いよいよブルーレイレコーダーも、ここまでの本格的なAV機器に発展してきたのだと感じ入った。

もちろん、10mm径の極太OFC電源ケーブルや、ツインHDMI出力端子への金メッキなど、BZT920には旗艦モデルに採用されたエッセンスを盛り込んでいる。機能面では元より充分に秀でているDIGAだが、本誌読者ならばどのようなスペックの向上よりも、最上位モデルだけが持っている風合いをBZT920が備えていることを喜んで欲しい。

ブルーレイソフトだけでなく、“録画の”再生にもコダワリ

DIGAと言えば、クロマアップサンプリングの優秀性で知られ、エンハンス処理を加えずに精細感を引き出す優れたブルーレイプレーヤーとして、今や不動の評価を得ている。第六世代まで進化している映像処理アルゴリズムは、もちろんBZT920でも健在だ。

ブルーレイソフトの再生では、ディスクに含まれる情報が多ければ多いほどDIGAのよさが活きてくる。コントラストや発色をチューンし、不自然にエンハンスするのではなくディテイルが明瞭に浮かび上がる。たとえばBD「ツリー・オブ・ライフ」の冒頭、自然界の様々な映像が映し出されるシーンは、まるで3D映像かと思うほどの質感の高さと解像感、立体的で自然なトーンで見える。

一方、放送録画の再生機能も、高画質な放送が当たり前の日本では重要なポイントであるが、今世代のモデルで評価したいのが、旧作モードと呼ばれる新しい映像再生モードと、AVCエンコーダーのビットレート追加である。

旧作映画やアニメは、元の映像が持つ情報量が少なく、輝度/色双方に多くのノイズが見られることが多い。そこで、それら“映像の製作時期が旧く画質が良好ではない映像”に対し、最適処理を行なうのが旧作モードだ。

一方、AVCエンコーダーのビットレートは、これまでは、圧縮比率を高めても画質が落ちないよう工夫を重ねてきたが、今回はより高いビットレートでの高画質を実現。ビットレートの選択肢も劇的に増え、21のビットレートから細かく設定が可能になっている。これにより、ダビング時に細かく画質と必要な容量の最適化が可能になった。

複数のDIGAを簡単に“束ねる”、家じゅう録画一覧

ところで、BZT920に限らず今年のモデルから新たに追加された機能で、私がもっとも気に入っているのは「家じゅう録画一覧」だ(※)。

この機能は「お部屋ジャンプLink」に対応したDMR - BWx30以降の全DIGAと連動し、自宅LANに接続しているDIGAに録画されている番組を、1台のBZT920で一覧できるというもの。すでに持っているDIGAを、より有効に活用できる、なかなか素敵な機能ではないだろうか。

もっとも、こうした便利機能も、画質・音質に優れていなければ、導入には躊躇してしまうものだ。その点、BZT920は本格的なハイファイ志向の絵づくり、音づくりがされてる。AV的な価値の高さを発揮できる基礎の上に、多様な便利機能が載っているからこそ、BZT920には価値があるのだ。

提供 : パナソニック

接続された10台までのDIGAの録画番組を一覧で表示できる“家じゅう録画一覧(※)”
※対応機種:BZT920/BZT820/BZT720/BWT620/BWT520/BRT220
● 再生可能メディア:BD - Video 、ブルーレイ3D 、BD -RE(ver3.0/2.1)、BD-R(ver2.0/1.1/1.2/1.3)、DVD-Video、DVDRAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、+R、+R DL、+RW●録画可能メディア:BD-RE(ver3.0/2.1)、BD-R(ver2.0/1.1/1.2/1.3)、DVD-RAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW●内蔵チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×3●HDD容量:2Tバイト●HDD録画時間(DR):BSデジタル放送(HD)=約180時間/(SD)=約360時間、地上デジタル放送=約254時間●接続端子:AV出力1系統、HDMI出力2系統、デジタル音声出力2系統(光/同軸)、USB端子3系統、他●消費電力:約28W●寸法/質量:W430×H68×D199/約3.6kg●http://diga.jp


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