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新たなる音の地平 エラックから登場した新型JETトゥイーターの革命的進化とは? 麻倉怜士
パナソニックの新ビエラZT5、とりわけ65V型モデルは、ディスプレイとして至上の映像を見せてくれた。階調表現が高められた新パネルは、発光効率も向上しており、明暗の広いダイナミックレンジと豊かな階調表現が高いレベルで両立されている。特に黒の表現は、単に〝沈む〟だけでなく、漆黒の中にある微細な質感の描き分けが明瞭だ。その上で高輝度部分の表現力も持ち合わせる。進化したプラズマの絵がここにある。
本田 雅一

テレビは大まかに分けると、ふたつの方向へと進化している。ひとつは〝ディスプレイ〟として、映像をより美しく表示する方向だ。高画質を追求するために、表示装置としての性能、機能を高めていく。もうひとつは〝テレビ〟として、放送されている番組をいかに便利に楽しめるか、視聴スタイルの制約を取り払うことができるか? という進化の方向だ。

スペックとして〝フルHD〟が当り前になってからは、液晶テレビを中心に、ディスプレイとしての性能よりも、テレビとしての使いやすさを求める方向へ、世の中の製品全体が向っていたことは否めない。一方、それまで映画視聴に優れたディスプレイとして訴求してきたプラズマは? と言えば、こちらはエコ対策のために省電力方向に、その進化の舵を取らざるを得なくなっていた。

プラズマの進歩は発光効率の向上、階調性改善のふたつを軸に進んでいた。パナソニックで言えば、新世代技術を盛り込み2008年1月に発表したNeo PDPが、その旗頭になるはずだった。ところが、市場の省エネ志向や加速的な価格下落への対応として、技術投資、開発の進捗は、高画質化はもちろんだとしても、むしろエコとコストダウンに大きなパワーを振り向けざるを得なかったのは事実である。

しかしZT5は久々に、進化の幅いっぱいを高画質へと投入している。これまで、テレビに求められるあらゆる要素をプラズマに集約していたパナソニックは、液晶との積極的な使い分けをするに至り、プラズマ最上位シリーズには映画視聴最高画質という命題が与えられたからである。

この映像はいい意味でプラズマの概念を覆す
階調表現技術1/4サブフィールドドライブ(シネマプロモード時)により、VT3シリーズに対しておよそ4倍の階調表現が可能となった。また、ネイティブコントラストは550万対1以上を実現し(同一画面内で同時に表現できるパネルの暗所コントラスト)、漆黒から輝く白までの幅広い領域にて、きめ細やかなコントラストを美しく描写する

スペック値の550万対1というコントラスト値に目が行くだろうが、本機をプラズマ最高画質たらしめているのは、画素をフル発光と4分の1発光(シネマプロモード時)、ふたつの発光モードで切り替えられる点にある。この繊細な制御でサブフィールドを再構成したことで、コントラストと階調表現の両立を果たしたのである。

さて、その仕組はともかく、出てくる映像はいい意味でプラズマの概念を崩すものだ。近年のプラズマはバランス指向で、暗部階調を徹底重視し映画指向に振ったパネルは作られていなかった。

ところが今回の「フル・ブラックパネルIIIプラス」は、シネマプロモード設定時の黒の表現力が段違いにいい。滑らかな階調、安定した色相表現に加え、暗部のS/Nが向上している。BD「ダークナイト」では、重々しいゴッサムシティの漆黒の闇、金属の放つ冷たさ、バットマンのゴム質のスーツなど、〝黒と黒の違い〟を描き分ける。

同じく映画BD「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」では主人公の少年の肌、産毛、瞳孔のテクスチャー表現が素晴らしい。暗部での表現力を大幅に強化しながら、高輝度部での階調は乱暴なところがなく、繊細なタッチの映像をきわめて情緒的に描き出してくれた。

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photo●画面サイズ:65V型●画素数:水平1920×垂直1080●接続端子:HDMI入力4系統、D4入力1系統、AV入力2系統、音声出力1系統、デジタル音声出力1系統(光)、USB入力端子3系統、LAN端子1系統、他●内蔵チューナー:地上/BS/110度CSデジタル × 3●年間消費電力量:200kWh/年(待機時約0.1W)●寸法/質量:W1499 × H939 × D400mm/約48.0kg(スタンド込み)●ZTシリーズ・ラインナップ:TH-P50ZT5(50V型) 、オープン価格●http://viera.jp

特に奥行の表現が素晴らしい。カメラの被写界深度が、より深く感じられる奥行のある映像世界には、フルHDというフォーマットにまだ表現力を高める余地が残っていることを思い知らされた。ディーガに採用されているクロマアップサンプリング機能が内蔵されているため、内蔵チューナーや他社製BDプレーヤーを使う際にも、色情報の多いパナソニックらしい映像を楽しめるのも、目立たないが素晴らしいポイントだ。

ZT5を〝映画スペシャル〟たらしめているシネマプロモードだが、これだけで終らないのが新世代プラズマらしいところ。進化した低反射ディープブラックフィルターIIIでは、白ピークをさらに伸ばした高輝度パネルと相まって、明所でのコントラスト、画質を大幅に上げているのだ。特に輝度に余裕のある65V型は、明所、暗所ともに一段上の画質を見せる。

かくも幅広いシーンに対応できる高画質ディスプレイと言えるZT5だが、実は最新のテレビとして不足のない機能も併載されていることは知っておきたい。三系統のチューナーを内蔵し、外付USB-HDDに対する二番組同時録画(標準モードで録画の場合はUSB3・0)する機能やお部屋ジャンプリンク、もっとTV対応、ビエラ・コネクト対応など、最新コンテンツとの接続にも余念がない。

史上最高画質のプラズマでありながら、ネットワーク機能の基本は押さえ、さらにデザインもかつてないシンプルかつエッジの効いたフォルムになった。次の世代の大画面プラズマを待ち続けてきた読者なら、ZT5は真剣にその画質を再評価すべきだろう。視聴環境を整え、シネマプロで自分の好きなブルーレイを見てほしい。久々の大アップデート、高画質化に驚くに違いない。

提供:パナソニック


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