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HOME > PANASONIC VIERA 60CX800N

↑→画面角度に3°の傾斜をつけたスラントデザインスタンド。リビングのローボード設置を考慮し、正面からはまるでパネルだけが自立していると錯覚するデザイン。背面部からみてもわずかな奥行きしかないが、スッキリとしたアーチ型で安定して支えている
高級感のあるデザイン音質強化、操作性アップ
 実際に4KカメラでHDR収録された映像をHDR対応済の60CX800Nで観てみたが、そのメリハリの効いた画質の魅力は誰の目にも明らかだと思った。単に白ピークが伸びるだけでなく、ハイライトの色ヌケや白ツブレがなくなるため、晴天時の雲の質感や澄みきった空の青がよりリアルに伝わってくるのである。4K高精細映像は、最適視距離まで画面ににじり寄って観ることでその魅力が実感できるが、HDR映像は画面から離れて観てもそのよさがわかるのも重要なポイントだろう。4K映像に相応しいダイナミックな画調が楽しめるこのHDR規格、CX800Nシリーズは、実際に運用が始まる前にバージョンアップ対応予定という。

 スリムベゼル・タイプのCX800Nだが、音質強化にも意が払われている。画面下の両サイドにフルレンジ・ユニットがそれぞれ2基下向きに、ディスプレイ背面の両サイドにそれぞれウーファー1基が後ろ向きに取り付けられ、総合40Wのアンプで駆動される仕組み。両サイドのウーファーは、不要な振動を打ち消し合うように前後に対向配置されたパッシブラジエーターを搭載することで低音の量感向上が図られている。また、すべてのユニットの磁気回路に一般的なフェライト磁石の約10倍の磁力を持つネオジウム・マグネットを奢り、キレのよいサウンドを目指した。

 観たいチャンネルやよく使うアプリなどをホーム画面に登録しておけば、該当コンテンツにすばやくアクセスできる操作性のよさもCX800Nの特筆すべきポイント。また、3チューナーを搭載した本シリーズは、USBハードディスクをつなげば2番組同時裏録画が可能。新しい著作権保護技術<SeeQVault>に対応しているので、同規格に準じた他のテレビでも録画コンテンツが再生できることにも注目したい。

 安定感のある金属製のアーク状フットに狭ベゼルのディスプレイ本体が載せられたそのアピアランスは、ディスプレイがやや斜めに傾いているが、これはローボードに設置し、ソファに座って画面に対峙したときを想定してのこと。座ったときに人間の通常の視線は水平より15度下との研究報告もあり、長時間視聴しても疲れにくいこのスラント・デザインは、人間工学的にも理に適ったものと言えそうだ。いっぽう、型番末尾にNがない垂直タイプスタンドのCX800シリーズもラインナップされている。

リビングの主役にふさわしい4K本格化時代の高画質テレビ
 60CX800Nと同社のBZT9600をHDMI接続、映像モードを「シネマプロ」に設定してさまざまなブルーレイを観てみた。まず驚かされたのは、IPSパネル採用機とは思えない黒の黒らしさと精妙な暗部階調の表現力だった。映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス〜名もなき男の歌」のオープニング。
↑合計最大出力40Wの新スピーカーシステム「ダイナミックサウンドシステム・プロ」を採用(CX800N/CX800シリーズ)。フルレンジスピーカーに2基のウーファー+4基のパッシブラジエーターを搭載し、大画面テレビにふさわしい迫力の高音質を実現
主役のフォーク・シンガーが薄暗いコーヒーハウスで歌うシークエンスは、液晶テレビにとってひじょうに厳しい場面なのだが、暗部が緑がかったり、赤みが強くなることなく、この泰西名画のような美しい構図を陰影豊かに描き切り、ぼくを驚かせた。ルーウィン・デイヴィス役のオスカー・アイザックの歌声も痩せることなく、ふくよかな厚みを持って迫ってくる。ユニットに下向き配置の難しさを巧妙なイコライジング技術でカバーしていることがよくわかるサウンドだ。

4K LCD DISPLAY
Panasonic TH-60CX800N オープン価格
●画面サイズ:60型 ●解像度:水平3840×垂直2160 ●内蔵チューナー:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3 ●接続端子: HDMI入力3系統、色差コンポーネント入力1系統(D4)、コンポジット映像入力1系統、USB3系統(タイプA)、ほか ●寸法/質量: W1347×H827×D318mm/約26kg(スタンドを含む) ●ラインナップ:スラント型スタンドCX800Nシリーズ(55/49型)、垂直 型スタンドCX800シリーズ(60/55/49型) ●http://viera.jp

→付属リモコンはふたつ。通常リモコンには世界最大の動 画配信サービス「NETFLIX」(今秋サービス開始予定)ボタンが配置される。もうひとつの「音声タッチパッドリモコン」で は、音声や指で感覚的に操作が可能だ
 CX800Nの魅力を痛感させられたのが映画「美女と野獣」(2014年仏独合作版)だった。夜陰にまぎれてたどり着いた森の中の小屋で、娘ベル(レア・セドゥ)が該当を脱いで見せる深紅のドレスの艶やかさ!しかもそのドレスの皺やディテイルをCX800Nは見事に浮き彫りにするのである。低輝度シーンでの色域のねじれを解消し、微細な色情報を的確にすくい取る3次元カラーマネージメント回路の効能に改めて感服させられた瞬間だった。またレア・セドゥのスキントーンも抜けるように美しく、6軸補正でホワイトバランスを的確にチューニングできるヘキサクロマドライブの進化ぶりにも関心させられた。

 HDR規格とBT2020色域に対応し、来るべき4Kコンテンツ本格化時代を見据えて画質を磨いたCX800Nシリーズ。家族が集まるリビングルームの主役に相応しい魅力を備えた大画面テレビであることは間違いなく、未来志向の高感度なAVファンにぜひ注目していただきたいと思う。
提供:パナソニック
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VIERA 60CX800N0


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