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マンハッタン・ジャズ・オーケストラ 来日公演レポート
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デヴィッド・マシューズが演奏した「ローランド」の「V-Piano」。コンポーネント・ベースの新しい音源方式を採用した新世代のデジタル・ピアノだ 藤井氏が高く評価する「ローランド」のベース・アンプ「DB-500」(現在は生産完了) メンバー用のキュー・ボックスとして使用された「ローランド」のパーソナル・ミキサー「M-48」。下のヘッドフォンは、同じく「ローランド」の「RH-300」
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「M-48」へのオーディオ入力は「Digital Snake S-1608」で行なわれた
熊谷 藤井さんから最初に話を聞いたときは「無理です」と言いましたね(笑)。でも、チャレンジしてみようと思って、最初にやったのはPAが無い状態で演奏を徹底的に聴くことですね。ステージの上から客席からグルグル回って、とにかく音を聴く。そしてマイクの位置やデジタル・ディレイの設定などを細かく変えて音をフォローしていくんです。

PS ミキシング・コンソールとしては、前回同様「ローランド」の「V-Mixing System」が使用されていましたね。

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マンハッタン・ジャズ・オーケストラのレコーディングは、赤坂の「バックペイジスタジオ」で行なわれた。「SSL」のコンソールをオペレートする熊谷氏
熊谷 ミキサーが「V-Mixer M-480」で、ステージ袖の「Digital Snake」が「S-4000S-3208」と「S-0816」というセットですね。「V-Mixing System」に関しては、MJOのコンサート・ツアーではずっと使っているんですが、音質の良さが気に入っているんです。我々のコンセプトに合う透明感のある音質なんですけど、特徴がまったく無いというわけではなくて、とにかく音に芯があって抜けが良いんです。アナログらしいサウンドと言ってもいいかもしれませんね。

PS ハウスの「M-480」の脇には、48トラック・レコーダーの「R-1000」も置かれていましたが。

熊谷 「R-1000」では、ライブ・レコーディングを行なったわけではなく、リハーサル時の音を収録しておいて、後でバランスなどを確認したりサウンド・チェックを行なったんです。これまでは同じことをやろうと思ったら大変なシステムが必要でしたけど、「V-Mixing System」なら「R-1000」をREACで接続するだけですので、とても役に立ちましたね。音質もとても良かったので、いずれ「R-1000」でライブ・レコーディングもしてみたいと思っています。

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「バックペイジスタジオ」でのマンハッタン・ジャズ・オーケストラ
藤井 ぼくは「ローランド」の製品が大好きで、それこそミュージシャン時代から40年以上愛用しているので、とても思い入れがあるんですよ。だから今回のコンサート・ツアーでは、「V-Mixing System」だけでなく楽器も大活躍していますよ。ピアノは「V-Piano」で、これが本当に素晴らしいサウンドなんです。あとは生産完了になってしまったらしいんですけど、「DB-500」というベース・アンプも愛用していて、あれは本当に凄いベース・アンプですね。音の輪郭が出るし、低音もしっかりしている。ベーシストが10人使ったら10人が絶賛するアンプですね。

熊谷 ライブ・ミックスの中でベースが埋もれないのは、あのアンプのおかげかもしれません。

PS 今回の来日公演中にレコーディングも行なわれたそうですね。

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レコーディング時の様子
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レコーディング時のデヴィッド・マシューズ氏
藤井 そうです。今年の秋にキングレコードからリリース予定の新作を、赤坂のバックペイジスタジオでレコーディングしました。新作は川島プロデューサーの企画で、クラシックの名曲をジャズ・アレンジでやっています。10曲録ったんですが、みんな初見であっという間に終わってしまいました。

熊谷 レコーディングでは、「ローランド」のキュー・ボックス「M-48」が活躍しましたね。大人数だったのでスタジオにあるキュー・ボックスだけでは足りなかったので、「M-48」を持ち込んだんです。「M-48」は、本当に音の良いキュー・ボックスで、アナログ回路のようなサウンドなんですよ。太くて艶のあるサウンドで、デジタル機器でありがちなチャリチャリした音ではないんです。いつもはライブで使っているんですが、今回レコーディングで使用して、スタジオでもかなり使える機材ということが分かりました。サウンドもそうですが、接続がREACなので、ケーブルの取り回しがとてもラクなんですよ。今回のように大人数のレコーディングで、楽器などもゴチャゴチャ置かれた現場ではとても助かりました。

PS 先ほどおっしゃっていましたが、12月にも来日公演があるんですよね。

藤井 本当に素晴らしいコンサートですので、ぜひ聴きに来ていただきたいですね。世界のジャズ・シーンを牽引しているニューヨークのトップ・ミュージシャンの演奏は本当に最高ですよ。全員、毎回違ったアプローチをしてくれるんですけど、失敗が無いというのが凄いですね。本当に魅力的なグループです。

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株式会社ミュージックポケットの藤井真一氏(写真右)と、有限会社ベアフットオーディオの熊谷正憲氏(写真左)
熊谷 僕も仕事なんですけど鳥肌を立てています(笑)。彼らの場合は、ホールの響きが判り易いので各会場の臨場感の違いも楽しみのひとつですね。だから東京公演を見た人が地方まで聴きに来たりしていますよ。
 それとMJOのコンサートは、多くの人たちに支えられてやっているので、ここでお礼を言わせてください。八子君、N&Nのり子さん&信幸さん、サウンドメソッドさん、そしてツアー・スタッフの皆さん、いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします(笑)。

PS 本日はお忙しいなか、ありがとうございました。



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