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HOME> > 琉球放送が導入したV-Mixing System

琉球放送が導入したV-Mixing System
R-1000 でマルチ収録したデータは、そのままV-Mixer でミックスすることが多い
─── 実際に現場で使用されて、「V-Mixing System」の使用感はいかがですか?


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「V-Mixing System」の中枢となるミキシング・コンソール「V-Mixer M-480」
西 昨年(註:2014 年)の3 月に導入したんですけど、操作性、音質ともに大変満足しています。操作性に関して言えば、フェーダーが24 本備わっていて、AUX のマスターを瞬時に表に持って来れたり、“ あれを触りたい”と思ったときにすぐにそれが出来るのがいいですね。例えば、民謡の歌番組とかですと、出演者がかなり多かったりするんですよ。何十本というマイクの音量を瞬時にコントロールできる「V-Mixer」の操作性の良さは、かなり気に入っています。EQ やダイナミクスといったチャンネル・パラメーターも左上のセクションで、直感的に操作することができますしね。「V-Mixer」の操作体系は、他のデジタル・コンソールのようにゴチャゴチャしていなくて、わかりやすいのがいいんです。あとは何と言ってもiPad コントロール。専用アプリ「M-480 Remote」を使って、Wi-Fi が届く範囲であればどこからでもコントロールすることができますから。たまにPA の仕事もあるんですが、そんなときはiPad コントロールが最高に便利ですね。PA 仕事のときは「V-Mixing System」をハウス兼モニター卓として使っています。

─── 音質はいかがですか?

西 音質に関しては、これまで他社のデジタル・コンソールもいろいろ使ってきたんですけど、「V-Mixing System」は音が太いという印象があります。でも、入出力ユニットに「S-4000S-3208」と「S-1608」のどちらを使うかによって音質はけっこう違ってきますね。ラジオの音質だとそれほど差はわからないんですけど、やっぱり「S-4000S-3208」の方が内蔵ヘッドアンプのクオリティが高い印象です。ですから「S-4000S-3208」と「S-1608」を併用する現場では、「S-4000S-3208」はマイク系、「S-1608」はライン系と使い分けていますね。

─── 「M-480」で特に気に入っている機能はありますか?

西 特に便利だなと感じているのが内蔵のリアルタイム・アナライザー。リアルタイム・アナライザーが内蔵されているデジタル・コンソールというのは使ったことがなかったので、本当に便利だなと感動しています(笑)。あとはユーザー・レイヤーで、チャンネルの並びを自由に入れ替えられる点も気に入っていますね。それとチャンネル・パラメーターによって、かなり自由に音作りができるところもいいなと思っています。先ほど音質の話をしましたけど、チャンネル・パラメーターを駆使すればいくらでも理想のサウンドに近づけられる感じがしますね。

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「M-480」のリモート・コントロール・ソフトウェア「M-480 RCS」も活用されている
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─── 「V-Mixing System」導入前と比べると、セッティング時間も早くなりましたか?

西 かなり早くなりましたね。それにアナログ・マルチ・ケーブルは重量もかなりありますから、セッティングに要する労力も相当軽減されました(笑)。あと「V-Mixer」は、各種設定をUSB メモリに保存することができるんですよ。だから「V-Mixer」を触るスタッフは皆、自分の設定を保存したUSB メモリを持ち歩いていて、現場に入った後はそこから設定を追い込むことができるので、すべての面でセッティングは早くなりましたね。

─── 「V-Mixing System」導入の決め手となった「R-1000」はいかがですか?

西 何と言ってもコンピューター無しで動くというのがいいですよね。現場で使っていて安心感があります。ですから、「Studer」のコンソールと組み合わせてスタンドアローンのレコーダーとして使うこともあります。「V-Mixer」と接続しなくても、「R-1000」単体で入力ゲインを調整することができますからね。現場の音声は、なるべくデータで残していきたいので、収録が必須ではない現場でも「R-1000」を回すようにしています。だから本当にフル活用ですね。

─── 「R-1000」のストレージは?

西 500GB のハードディスクを3 台と、64GB のSSD を1 台用意して使い分けています。やっぱり容量が多い方が使いでがあるので、ハードディスクの方が稼働率は高いですね。今後は容量の大きなSSD を追加しようと考えています。

─── 「R-1000」で収録したデータは、コンピューターに移してDAW でミックスをするという流れですか?

西 もちろん、そういうやり方もあるんですけど、最近は「V-Mixer」で2 ミックスを作って「R-44」に落とし、SD カードで編集に渡しています。DAW 内のミキサーでやるよりは、「V-Mixer」でミックスした方が短時間に良いミックスが作れるような気がします。その場合の「V-Mixer」と「R-44」の接続はアナログですね。
 そうそう、少し前に「R-88」も導入したんですよ。「R-44」は現在、5 台くらい使っているんですが、やっぱり1台で8 トラック使えるのは便利だなと思って。「R-88」はドラマの収録などで活用していますね。

─── 収録データのバックアップはどのようにしていますか?

西 会社のサーバーにバックアップしています。「R-1000」のフォルダ、「R-88」のフォルダというのを作って、スタッフで共有できるようにしてありますね。

─── 「V-Mixing System」に関して、他のスタッフの方は何と言っていますか?

西 みんな使いやすいと言っていますね。すごく好評です。

─── 今後の課題があればおしえてください。

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西 REAC 回線はCAT-5e ケーブルの限界である100m しか延ばしていないんですけど、今後はオプティカル・コンバーターを導入して100m 以上延ばしてみたいですね。あとはREAC のディストリビューターやマージャーを導入して、「V-Mixer」と「Digital Snake」の接続の自由度を上げたいと思っています。

─── 本日はお忙しい中、ありがとうございました。



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