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HOME > RCC文化センターが導入したローランド M-5000

prosound
ビーフリーが導入したローランド M-5000
 JNN系列の放送局、「中国放送」の関連会社である「RCC文化センター」。広島の中心にある同名のビルを拠点に、カルチャー・スクール、アナウンス教室、貸会議室、イベントの企画運営など、様々な業務を行う会社だ。ビルの1階に入るサテライト・スタジオ「京橋の杜STUDIO」では、「中国放送」の番組収録やBGM制作なども行われている。
 そんな「RCC文化センター」の「京橋の杜STUDIO」が昨年7月リニューアル。長らく使用されてきたコンソールが「ローランド」の「O・H・R・C・A M-5000」に更新され、同じく「ローランド」の「Digital Snake」の導入によって、ビルの5階とデジタル回線で結ばれた。スタジオのこれまで以上の活用を見据えて実施された今回のリニューアル。そのコンセプトと新たに導入された機材について、「RCC文化センター」CS事業部課長の藤井和子氏、同CS事業部係長の木村知里氏、システム構築を担当した「北辰映電」営業本部の松前徹氏に話を訊いた。
取材協力:RCC文化センター、北辰映電、ローランド
RCCの番組収録で活用されるオープン・スタジオ「京橋の杜STUDIO」
――― この「京橋の杜STUDIO」は、いつ頃オープンしたのでしょうか。

藤井 「RCC文化センター」は「中国放送」の関連会社になるんですが、2003年にこの会館をリニューアルしたんです。それまで「中国放送」はオープン・スタジオを持っていなかったので、会館のリニューアルを機に、一般の方々の目に触れられるようなスタジオを造ろうということで出来たのがこの「京橋の杜STUDIO」なんですよ。

「RCC文化センター」1階にあるオープン・スタジオ、「京橋の杜STUDIO」
「RCC文化センター」1階にあるオープン・スタジオ、「京橋の杜STUDIO」
木村 オープン当初はここから生放送を行っていたこともあるんですが、現在は番組の収録がメインになっています。生放送か収録かという違いがあるくらいで、このスタジオの用途はオープン時から現在に至るまで変わってませんね。

藤井 現在は柏村武昭さんがナビゲーターの『お好み焼のある風景』(RCCラジオ/毎週月曜・火曜放送)、『京橋の杜情報』(RCCラジオ/毎週木曜放送)、『京橋の杜 ON SATURDAY』(RCCラジオ/毎週土曜放送)、『十輝のヒッチハイクRadio』(RCCラジオ/毎週土曜放送)、『蔵本順子のシネマトーク』(RCCラジオ/毎週日曜放送)といった番組の収録をここで行っています。

ナレーション録りなどが行えるレコーディング・ブース
ナレーション録りなどが行えるレコーディング・ブース
コントロール・ルームから見たレコーディング・ブース
コントロール・ルームから見たレコーディング・ブース
木村 今年の春くらいからは生放送も再開したいなと考えています。

――― 1階は一般の方々も出入りできますし、ここで公開収録を行うこともあるのですか?

木村 公開収録は行いません。ただ、目の前にカフェがあるので(註:建物の1階には『O cafe』というオープン・カフェが入っている)、中で番組の収録をやっていると、“何をやっているんだろう”と覗かれたりしますね(笑)。ですからこのスタジオを開設した当初の目的である“「中国放送」はこうやって番組を作っている”という一般の方々へのアピールは、ある程度できているのかと思っています。

――― 番組の収録以外で使用することはないのですか?

木村 「RCC文化センター」では、商業施設や公共施設向けのBGM配信業務も手がけているので、そのナレーション録りや店内放送用のコンテンツ制作などもここで行っています。それは放送とは関係のない「RCC文化センター」の外注業務ですね。

藤井 そういった仕事でも、メインはやはり声の収録ということになります。

今後10年を見据え、新しいコンソールとしてローランド O・H・R・C・A M-5000を導入
――― そして昨年7月、スタジオのシステムが更新されたそうですが、そのきっかけをおしえてください。

藤井 大がかりなシステムの更新は今回が初めてのことになるんですが、一番のきっかけは機材に少しずつ不具合が生じてきたからですね。さすがに12年も使っていると、ところどころ不具合が出てくる。それとポン出し用に使っていた音声ファイルの送出システムが製造中止になり、メンテナンスができなくなってしまったので、基本的な機材に関してはそろそろ更新した方がいいだろうと。そんな話が出たのが約2年半前(註:2013年半ば)のことですね。

――― 新しいコンソールとして、「ローランド」の「O・H・R・C・A M-5000」が導入されていますね。このコンソールを選定された理由をおしえてください。

藤井 以前のコンソールにそんなに不満があったわけではないんですが、何かするときに階層が深く少々操作が煩雑だったので、新しいコンソールに関しては簡単に操作できるものがよかったんです。現在、会社には技術専門のスタッフがいないので、誰に頼らずに使えるものにしようと。それで松前さんに相談したところ、「M-5000」を勧められて導入を決めました。

今回新たに導入された「ローランド」のデジタル・コンソール「O・H・R・C・A M-5000」
今回新たに導入された「ローランド」のデジタル・コンソール「O・H・R・C・A M-5000」
松前 新しいコンソールはこれから10年運用することになるので、末長く使えるものがよかったんです。そうなると海外メーカーはいつ撤退してしまうか分からないので、国内メーカーのものということになる。それでライブ用コンソールなどいくつかの製品を検討したんですが、価格や性能などを総合的に考えると「M-5000」がベストだろうということで、今回ご提案させていただきました。一昨年、東京に行って「ローランド」さんに見せていただいたんですが、放送向けの機能も充実していますし、藤井さんと木村さんが求める簡単な操作性という点でも合っているなと思ったんです。
 「M-5000」がすばらしいのは、外部機器との連携がよく考えられているところ。GPI/O端子を備えているだけでなく、入力8系統、出力12系統と接点数が非常に多いんです。ここでの作業ではリモート・スタートが不可欠で、なおかつ今回の更新ですべての機材を新しくしたわけではなく、使えるものは使うというスタンスでしたので、GPI/Oの接点数が多いのは好都合でした。従来のインターフェースをそのまま活用することができますからね。
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