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RCC文化センターが導入したローランド M-5000
「M-5000」に向かって左側のデスク。レコーダー/エディターとして使用している「Steinberg WaveLab」用のコンピューターや、各種プレーヤー/レコーダー類、「タスカム HS-20」用のコントローラーなどが置かれている
左側のデスクの下側。「WaveLab」用のオーディオ・インターフェースは、「Steinberg」純正の「UR824」
左側のデスクの下側。「WaveLab」用のオーディオ・インターフェースは、「Steinberg」純正の「UR824」
「M-5000」に向かって右側のデスク。「M-5000」と同時に導入されたポン出しマシン「タスカム HS-20」の本体などが置かれている
「M-5000」に向かって右側のデスク。「M-5000」と同時に導入されたポン出しマシン「タスカム HS-20」の本体などが置かれている
「M-5000」の下側。パッチ盤の下にマウントされているのは「ローランド Digital Snake S-1608」で、5階のサブ・スタジオと音声のデジタル伝送が行えるようになっている
「M-5000」の下側。パッチ盤の下にマウントされているのは「ローランド Digital Snake S-1608」で、5階のサブ・スタジオと音声のデジタル伝送が行えるようになっている
――― 「M-5000」は、どのようなシステム構成になっているのですか?

松前 「M-5000」は、本体内蔵のアナログ入出力が16chと充実しているので、入出力ユニットを接続せず、本体だけで使用しています。ただ今回、5階との音声回線のやり取り用に「Digital Snake S-1608」と「S-0816」を導入しました。5階にもナレーション録りができる小さなスタジオがあるので、「Digital Snake」をアナログ・マルチのような感覚で使用することで、音声のやり取りを簡単に行えるようにしようと。「S-1608」と「M-5000」は、アナログで接続しています。
 その他の機材としては、ポン出し用に「タスカム」の2chレコーダー/プレーヤー「HS-20」と、そのリモート・コントローラーである「RC-HS20PD」を導入しました。

――― コンソールとポン出し用送出機を入れ替えた程度で、スタジオの中のシステム構成はこれまでと変わらない感じですか?

松前 基本的には変わってないんですが、以前のシステムが結構先進的な設計で、接続がフル・デジタルになっていたんですよ。コンソールとCDプレーヤーなどがデジタルで接続されていたんです。ほとんどの機材がデジタルなので、確かにその方が合理的ではあるんですが、フル・デジタルならではの不都合もあったんですよね。マスター・クロックにトラブルが生じるとシステム全体に不具合が生じてしまいますし、サンプリング・レートはCDの44.1kHzに合わせなければならない。スタジオ内で完結する仕事であればそれでもいいんですが、放送に乗せる場合ですと48kHzにしなければならないので、結局面倒なことになってしまっていた。ですから今回、フル・デジタルのシステムはやめて、各機材はアナログで接続することにしたんです。「M-5000」をはじめ、最新の機材はノイズにも強いですし、アナログ接続でも問題ないだろうと。

アサイナブル・フェーダーには本局への送りをアサイン、マイナス・ワンもM-5000内部で作成
――― 「M-5000」は、最大128chの範囲でミキサーとしての構成を自由に定義できる点が大きな特徴ですが、ここではどのような使い方をしていますか?

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松前 ここでの使われ方を想定したセットアップになっています。ソースはナレーションが中心なので、EQやコンプレッサーはMCに合わせ、いくつかの設定をシーンに登録して使用しています。また、マイナス・ワンも「M-5000」の中で作れるようにしてありますね。内部の仕様に関しては、将来的に違う用途が出てきたときに別の設定を試してみたいですね。

――― 普段の収録では何チャンネルくらい使用しているのですか?

5階のサブ・スタジオ
5階のサブ・スタジオ
サブ・スタジオに設置された「ローランド Digital Snake S-0816」。1階の「S-1608」とREACで接続されている
サブ・スタジオに設置された「ローランド Digital Snake S-0816」。1階の「S-1608」とREACで接続されている
藤井 マイクは大体8本使って、あとは「HS-20」の出力とCD、MD、リバーブ、それとたまに電話回線でのインタビューも入ったりするんですが、同時に使うのは20chくらいですね。ですのでレイヤーを切り替えずに1面でまかなえています。リバーブは内蔵のものを活用しています。

――― 右端に用意された4本のアサイナブル・フェーダーには頻繁に使う機能を自由にアサインすることができますが、ここではどんな機能を割り当てていますか?

藤井 本局への送りのフェーダーをアサインしています。ユーザー・アサイナブル・セクションを含め、今後もっと活用していきたいですね。

――― 工事が完了した後、すぐに運用し始めたとのことですが、新しいシステムの使い勝手はいかがですか?

藤井 自分が使い慣れてきたというのもあるんでしょうけど、前に比べるとオペレーションはかなりラクになりました。ページを何度も捲ったりすることなく、やりたいと思ったことをすぐにできるので、操作性は凄くいいと思います。

photo12.jpg
手前が「RCC文化センター」CS事業部課長の藤井和子氏、向かって左奥が同CS事業部係長の木村知里氏、その右側がシステム構築を担当した「北辰映電」営業本部の松前徹氏
木村 最初は戸惑う部分もあったんですが、「M-5000」は想像で操作できるんですよね。最初に「ローランド」の人に一通り操作を教えていただいたんですが、そういうのってすぐに忘れてしまうじゃないですか。しかし「M-5000」は、“確かこうだったかな”と想像で操作することができる。多分他のコンソールだと、一度教えてもらったとしても、いざ操作するときはマニュアルを見直さないとダメだと思います。

――― 肝心の音質に関してはいかがですか?

藤井 マイクなども変わっているので当然なんですが、パッと聴いただけでも音は全然違いますね。これまでよりもシャープな感じに聴こえるというか。

RCC文化センター
広島県広島市中区橋本町5-11
Tel:082-222-2236
http://www.rccbc.co.jp/
木村 シュッと締まった感じになりましたね。とても良くなったと思います。

――― 本日はお忙しい中、ありがとうございました。
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