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HOME> DRAGON FORCEのライブで活躍するローランド V-Mixer M-200i

DRAGON FORCEのライブで活躍するローランド V-Mixer M-200i
V-Mixer M-200iはフライト・ケース込みで23kg以下で、飛行機でも問題なく運搬できる
――バンド専用のモニター・コンソールを導入するにあたって、いろいろ選択肢はあったと思うのですが、「V-Mixer M-200i」を選定した理由をおしえてください。
JW 我々がモニター・コンソールに求めていた条件の一つが、コンパクトかつ軽量であることです。大きなコンソールは運搬が大変ですし、仮に持ち運べたとしても、大きなフェスティヴァルの場合はヘッドライナー・クラスではないと主催者から断られてしまいます。実際、前にイギリスの『Download Festival』に出演した際、少し大きなデジタル・コンソールを持ち込んだのですが、主催者側からセットアップできないと言われてしまい、ライブぎりぎりまで作業ができませんでした。そういうことを考えると、コンパクトで軽量であることは必須条件となります。あとはモニター・コンソールとして十分な数の入出力を備えていることと、信頼性が高いこと、そして当然音が良いことですね。それで以前、「V-Mixer M-300」を借りて使ったことがあったので、よりコンパクトな「V-Mixer M-200i」を試してみたところ、我々がモニター・コンソールに求めていた条件をすべて満たしていたので導入を決めたというわけです。iPadでリモート・コントロールできる点も「V-Mixer M-200i」選んだ理由の一つですね。

ステージ袖に置かれたリ氏のラック。DRAGON FORCEのギター・サウンドはモデリング・アンプ「KEMPER」でプロセッシングされ、そのままPAに送られる。従ってステージ上にはギター・アンプが置かれていない。ラックには「ローランド」のオーディオ・インターフェース「OCTA-CAPTURE」も2台マウントされている
ステージ袖に置かれたリ氏のラック。DRAGON FORCEのギター・サウンドはモデリング・アンプ「KEMPER」でプロセッシングされ、そのままPAに送られる。従ってステージ上にはギター・アンプが置かれていない。ラックには「ローランド」のオーディオ・インターフェース「OCTA-CAPTURE」も2台マウントされている
――実際のライブでの使い方をおしえてください。

JW メンバー全員がインイヤー・モニターを使用しているので、「V-Mixer M-200i」には楽器ごとのモノ・ミックス6ch分と、ステレオ・ミックスを送っています。あとはメンバーにインプット・フェーダーを使ってもらい、好みのモニター・バランスに調整してもらうだけです。非常にシンプルで、セットアップは10分もあれば完了しますね。大きなフェスティバルに「V-Mixer M-200i」を持ち込んだことがあるんですが、ヘッドライナーのモニター・コンソールの邪魔にならない場所に設置して、準備を進めることができました。とても効率が良かったですね。

――持ち運び用のモニター・コンソールとして「V-Mixer M-200i」はいかがですか?

JW まず軽量でコンパクトな点がすばらしいです。いつもフライト・ケースに入れて持ち運んでいるんですが、ケース込みで23kg以下でサイズも小さいので、飛行機での運搬も何ら問題ありません。構造もとても頑丈ですしね。音質に関しても、同価格帯の他のコンソールと比べて、ノイズ・レベルが非常に抑えられていると思います。

「ローランド」のデジタル・コンソール「V-Mixer M-200i」。タッチ・スクリーンとしてApple iPadを採用することで、快適な操作性と筐体の軽量化を実現している
「ローランド」のデジタル・コンソール「V-Mixer M-200i」。タッチ・スクリーンとしてApple iPadを採用することで、快適な操作性と筐体の軽量化を実現している
HL 確かに音は本当に良いですね。これまではライブ会場によってモニター・コンソールはいろいろだったんですが、中にはインイヤー・モニターで使用する場合に音が薄くなってしまったり、音質的に厳しいなと感じることも少なくなかったんですよ。しかし「V-Mixer M-200i」は音質的に不満を感じることもなく、ウォームなサウンドでとても気に入っています。

JW 16chのXLRバランス入力を備えている点もちょうどいいですね。このバンドのミックスをするには必要にして十分な入出力だと思います。ミキシング・コンソールというのは入出力が多ければ良いというわけではなく、筐体サイズ以上に入出力が備わっていると、かえって使い勝手が悪くなることもあります。この筐体サイズで16chのXLRバランス入力というのは、ちょうどいいスペックで、決して妥協しているわけではありません。リア・パネルの標準ジャックをライン・インプットとして使ったり、マイクの入力に使用したりすることもありますが、まったく問題のないクオリティですね。

――操作性に関しては?

JW シンプルですぐに習得することができました。使い勝手はとても良いです。iPadを使ってリモート・コントロールできるため、他のバンドの進行を妨げることなく、ステージ外から様々な調整が行えます。

HL 本当に使いやすいコンソールだと思います。多数のバンドが出演するフェスティバルでは、iPadを使ってあらかじめモニター・バランスを調整できる点も重宝しています。これは大きなメリットです。

JW 今回のツアーでは、中国での公演が終わって、2時間程度の睡眠で広島のライブ会場に入ったんですよ。会場入りしてから開場まで2時間くらいと余裕が無かったため、広島のライブでは「V-Mixer M-200i」を用意してもらい、ロンドンからファイルを送って、あらかじめセットアップしてもらったんです。その結果、モニター・コンソールの準備が完璧な状態でサウンドチェックに入ることができました。以前、別のコンソールで同じようなことを試みたんですが、そのときはなぜかうまくいかなかったんです。その件で「V-Mixer M-200i」に対する信頼度がまたアップしましたね。メンバーは睡眠時間が十分ではなく全員疲れ切っていて、サウンドチェックのときはアドレナリンが出まくっていました(笑)。そんな状態でもライブを成功させることができたのは、「V-Mixer M-200i」を使用したからに違いありません。今回のツアーのハイライトは広島公演だったかもしれませんね。

――内蔵のエフェクトに関してはいかがですか?

JW EQもコンプレッサーもとても良いと思います。しかしDRAGON FORCEのツアーでは、エフェクトは極力使用せず、とてもシンプルな使い方をしています。その方がヘッドルームを十分確保でき、ノイズ・レベルも抑えられるというのが私の考え方です。ベースなど、必要な場合のみ内蔵のコンプレッサーを使用しています。メンバー全員、インイヤー・モニターを使用しているので、エフェクトが必要となる場面は少ないのですが、それでも必要なときは使用します。

――このユニークなモニター・システムは今後広がっていくと思いますか?

JW 我々のような事例を増やしていけば、自ずと普及していくのではないでしょうか(笑)。ツアー用のモニター・コンソールとして、「V-Mixer M-200i」はもっと普及していいと思います。我々自身、フェスティバルなどで一緒になるバンドに勧めたりしていますしね。実際、一緒にツアーを回ったことがあるバンドが「V-Mixer M-200i」を導入したという話を耳にしました。このサイズとクオリティのバランスは本当に絶妙です。一度使ったら手放せないコンソールだと思いますよ。

――本日はお忙しい中、ありがとうございました。

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