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LIVE HOUSE REPORT 高松festhalle
ステージ袖に設置された2台の「ローランド Digital Snake S-2416」。計48ch入力/32ch出力で、「O・H・R・C・A M-5000」の入出力とな
ステージ袖に設置された2台の「ローランド Digital Snake S-2416」。計48ch入力/32ch出力で、「O・H・R・C・A M-5000」の入出力となる
コンソール脇に設置されたラック。「ヤマハ SPX990」、同「Pro R3」、「Lexicon PCM70」などが収納されている
コンソール脇に設置されたラック。「ヤマハ SPX990」、同「Pro R3」、「Lexicon PCM70」などが収納されている
96kHzの音は、ハイエンドの伸びが48kHzとはまるで違う
――― 実際に現場で使用されて、「M-5000」のサウンドや使い勝手はいかがですか?

木村 音質に関しては、「ローランド」の卓らしい温かみのあるサウンドなんですが、「V-Mixer」よりもクオリティはかなり向上していますよね。別物と言っていいくらい良くなっています。

今回、メイン・コンソールとして導入された「ローランド O・H・R・C・A M-5000」
今回、メイン・コンソールとして導入された「ローランド O・H・R・C・A M-5000」
亀田 分離感が凄く良いですよね。やっぱり96kHzというのが大きいのではないかと思います。ハイエンドの伸びが48kHzとはまるで違いますから。高域の響きがきれいなんです。

木村 サンプリング・レートが上がると、柔らかいサウンドになりますよね。これも96kHzが関係しているのか分かりませんが、「M-5000」はたくさん音を突っ込んだときの飽和感がない。あまり良くないデジタル・コンソールは、たくさんチャンネルを突っ込んでいくと、何か“上手くいっていない音”になってしまうんですよ。「M-5000」は、“上手くいっていない音”にはならないですね。

――― 「M-5000」は、128chの範囲でミキサーとしての仕様を自由に定義できる点が大きな特徴ですが、ここではどのようなコンフィギュレーションにしていますか?

亀田 「festhalle」のデフォルトで、入力は64ch、AUXは16系統、マトリクスは8系統、メイン出力は2系統で、グループは組んでいません。Console in/outには再生系とか持ち込みのアウトボードなどを接続できるようにしています。

――― 好きな機能を常時操作できる状態にしておけるアサイナブル・フェーダーとユーザー・アサイナブル・セクションには、どのような機能をアサインしていますか?

亀田 ぼくの場合、アサイナブル・フェーダーにはボーカルやボーカルのリバーブを割り当てておくことが多いですね。アサイナブル・フェーダーの一番端にはBGMやSEなどをアサインしています。上のユーザー・アサイナブル・セクションは3ページ使えるので、エフェクトのパラメーターだけでなく、オシレーターなどもアサインしていますね。これはかなり便利な機能です。

「O・H・R・C・A M-5000」を操作する亀田氏
「O・H・R・C・A M-5000」を操作する亀田氏
「O・H・R・C・A M-5000」の特徴であるアサイナブル・フェーダーとユーザー・アサイナブル・セクション。頻繁に使う機能を自由にアサインできる
「O・H・R・C・A M-5000」の特徴であるアサイナブル・フェーダーとユーザー・アサイナブル・セクション。頻繁に使う機能を自由にアサインできる
――― 内蔵のエフェクトに関してはいかがですか?

亀田 これは「ローランド」の担当者さんにもお話ししたんですけど、「V-Mixer」内蔵のものと比べてクオリティが格段に良くなっていますね。リバーブは「V-Mixer」にも入っている“Stereo Reverb”というプログラムをずっと愛用しています。ぼくは“Hall”のアルゴリズムで使用しているんですが、パーンという鳴り方ではなく、柔らかく伸びていく響きが良いんですよ。

――― iPad用コントロール・アプリ「M-5000 Remote」や、パソコン用コントロール・ソフト 「M-5000 RCS」は使用していますか?

亀田 あまりiPadを持ってウロウロするということはないんですが、両方とも使用しています。パソコンの方は、乗り込みのオペレーターさんがチャンネル名などを入力するときに重宝していますね。iPadはリモート・コントローラーではなく、卓の上に置いてメーター・ブリッジとして活用しています。
 iPadと言えば、「M-5000」はiPhoneを専用ケーブルで直接接続できるのが便利ですね。SEなどを鳴らしたいときにインプットを潰さずに繋げられるのがいい。USBメモリへのレコーディング機能はまだ使っていないんですが、「M-5000」は16ch入出力のUSBオーディオ・インターフェース機能も内蔵しているので、いずれライブ・レコーディングで使用してみたいですね。

――― 「M-5000」で特に気に入っている機能があればおしえてください。

亀田 アンカー機能ですね。レイヤーを切り替えていくと、触りたいフェーダーが見つからなくなってしまうことがありますが、「M-5000」ではアンカーという機能を使うことで、よく触るフェーダーを瞬時に呼び出すことができるんです。1つのレイヤーに最大8つのアンカーを打てるんですが、これは本当に便利な機能ですね。それと「V-Mixer」と比べると、拡張性が良くなったところも気に入っています。「M-5000」はオプション・カードを装着すればDanteにも対応しますからね。

木村 ぼくは軽いところが一番気に入っています(笑)。本当に軽くて、モニター・スピーカー1個分くらいな感じ。ですからこのコンソールは、レンタル用途にもいいでしょうね。

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木村氏と亀田氏、そして運営会社「ヘイマーケット」の取締役で「festhalle」の総支配人を務める和田年美氏(写真右)
亀田 あとはメーカーの対応が早いのもいいですね。こちらから要望を伝えると、すぐに反映してもらえる。それは本当にこのコンソールの良さだと思います。

――― 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

高松 festhalle
香川県高松市常磐町1-3-2
Tel:087-802-2722 http://festhalle.jp/
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