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HOME > エフエム沖縄が導入したローランド O・H・R・C・A M-5000

エフエム沖縄が導入したローランド O・H・R・C・A M-5000
「ローランド O・H・R・C・A M-5000」
「ローランド O・H・R・C・A M-5000」
――― 最初に「M-5000」を使った印象はいかがでしたか?

玉城 導入前にデモ機を借りて現場で試しに使ってみたんです。とりあえずライブ用ミキサーとして「M-5000」を使用し、放送用のアナログ卓と併用して使ってみました。

竹内 最初に触ったとき、とにかく使いやすいなと思いましたね。自由度が高いので少し操作に迷ったりもしたんですけど、すぐに慣れましたよ。

玉城 機能とは関係ないかも知れませんが、電源を入れたときの発光が綺麗だなぁと思いました。電源入れる度に気分が盛り上がりますね(笑)。

竹内 光と言えば、各チャンネルの有機ELのLEDに色が付けられるのも好印象でした。必要なところに好きな色を付けられるので使いやすいですね。生放送は頭で考えると間に合わないので、目で見てパッと判断できるのはとても重要なんですよ。

玉城 何度か借りて試用したのですが、3回目くらいから「M-5000」のみで運用するようになり、その時点で間違いなくこれで行けると確信し導入を決断しました。
 あとはサポートが良かったのも決め手になりましたね。ちょっと使い勝手が悪いなと感じたところをフィードバックすると、すごく短期間でアップデートで対応してくれるんです。自分たちの意見がこんなに早く反映されるというのはありがたいですよね。日本のメーカーならではだと思います。

――― 音質に関してはどんな印象を受けましたか?

「M-5000」と共に導入された「Digital Snake S-2416」
「M-5000」と共に導入された「Digital Snake S-2416」
玉城 音の押し出しが良いのが凄く印象的でした。「エフエム沖縄」では基本的にマスターにEQをかけず、フラットな状態で送出しているので、アーティストの出す音をそのままの状態でリスナーに届けているんです。「M-5000」はクセの無いフラットな音でありながら、音にパワーがあり「エフエム沖縄」の音に向いてるなと感じましたね。また定位感も良いです。これは内部のサミングが72ビットというのも影響しているのかも知れません。

竹内 私は輪郭があるサウンドだなと感じました。減衰音のような弱い音もしっかり再現してくれるので、無理に追いかける必要がなく、ミックスのアプローチがこれまでと変わりましたね。また音にパワーがあるので、ノイズの中で聴かなくてはならないカー・ラジオでもしっかり音を届けることができるんです。

――― システム構成についておしえていただけますか?

玉城 フロントは「ローランド Digital Snake S-2416」が1台です。「M-5000」にはREACのカードが1枚装着してあって、リダンダント運用が可能になっています。電源は冗長化していないんですが、中継のことを考えて二重化することも検討中です。「Digital Snake」に関しては「S-4000S」も検討したのですが、規模やスタッフの人数も考え「S-2416」にしました。

2人で同時に操作し、中継収録と現場のPAを1台の「M-5000」で済ませる
――― ミキサーとしての内部構成を自由に定義できる点は「M-5000」の大きな特徴ですが、現場ではどんな使い方をしていますか?

竹内 インプットはライブ用で24本、再生系で8本、MCが6〜8本という使い方が基本です。アウトプットは放送用が2本、PA用がメイン2本とモニター4〜5本、MC用ヘッドホンのマイナス・ワン、ミキサー用ヘッドホンという感じです。

玉城 基本的なコンフィギュレーションがメモリーしてあり、現場に合わせてその都度細かい変更をして使っています。放送とライブPAの両方を担当する場合もあれば、現場にPAさんがいて、我々は放送卓のみを操作する場合もありますし、あるいは収録だけの場合もある。その点「M-5000」は、それぞれのコンフィギュレーションをメモリーしてすぐ呼び出せるので、とても便利ですね。

中継現場で使用されているときの様子 「M-5000」1台で中継卓と現場のPA卓を兼ねる。写真のように2人並んで「M-5000」を操作する
中継現場で使用されているときの様子
「M-5000」1台で中継卓と現場のPA卓を兼ねる。写真のように2人並んで「M-5000」を操作する
――― 2人で1台のミキサーを操作する上で「M-5000」のサイズは問題ないですか?

玉城 まったく問題ないですね。現在はライブPA用に左側のフェーダーを16本使用し、右側の8本+アサイナブル・フェーダー4本を放送用に使用しています。

竹内 ライブ用のフェーダー16本は左の8本にインプットを立ち上げ、残りをエフェクト・マスターやマスター・アウトなどとして使用しています。16本で物理的に足りない場合でも切り替えができるのでフェーダー数が足りないとは特に感じませんね。

玉城 放送用フェーダーの振り分けとしては、アサイナブルの4本に番組のSE、番組テーマなどをアサインし、残りの8本はMC用マイク、SEに加えマスター送りとして使っています。普通の放送局でマスター・アウトを触ることはまずないと思いますが、うちの場合PA卓と放送卓を1台で兼ねている関係でどうしてもレベルを抑えないといけない場合もあるんです。インプットとアウトプットが混在することになるのでLEDで色分けして区別しています。

竹内 アサイナブル・セクションのエンコーダーとスイッチはリバーブやディレイのタイムに使うことが多いですね。他の使い方も色々考えられるのでこれから探っていこうと思っています。

――― エフェクトは「M-5000」内蔵のエフェクトで十分ですか?

竹内 十分です。まだ全部は使い切れてないのですが、ステレオ・ホール・リバーブと「SDE-3000」のディレイは良く使っています。

――― タッチ・スクリーンの操作感はいかがですか?

竹内 全く違和感なく使えていますね。画面も比較的大きいですし、iPadでも操作できるので十分。特に不満はありませんよ。

――― USBメモリへのレコーディング機能は使っていますか?

玉城 はい。あるイベントでアコースティック・ギターのライブがあったので試しに使ってみたんですが便利でしたね。録った後にすぐプレイバックできるのが良いと思いました。通常、大きなレコーダーが必要になりますからね。その翌日の放送で録音した素材をそのまま流したんですが、全く問題ありませんでしたよ。

――― 他に便利だなと感じた機能はありますか?

玉城 音が出た状態で再起動できるのは素晴らしいと思います。そもそもフリーズすることは無いのですが安心感はありますよね。音が止まらないことは選定の大きな決め手となりました。他のコンソールには無いアドバンテージですよね。

竹内 マイナス・ワン機能が標準で搭載されているのは放送局としてはかなり嬉しいです。例えば100チャンネルの中から1本だけ抜きたい場合、マイナス・ワンを作るために残りの99本をアサインするのって大変な作業ですから。それが一発で可能というのは本当にありがたいですよ。

「エフエム沖縄」放送制作部の竹内新悟氏(写真左)と、放送制作部技術担当課長の玉城義孝氏(写真右)
「エフエム沖縄」放送制作部の竹内新悟氏(写真左)と、放送制作部技術担当課長の玉城義孝氏(写真右)
玉城 トークバックも活用しています。中継ではCM中も現場のお客さんに向かってMCが喋ってることが多いのでトークバックでのやり取りは良く使いますね。

――― 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

エフエム沖縄


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