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「VR」シリーズの次世代モデル「VR-4HD」。ほぼA4サイズのコンパクト筐体ながら、待望のHDに対応したオール・イン・ワン・AVミキサーだ。『オートミキシング』や『エコーキャンセル』を搭載するなど、オーディオ系の機能も強化されている
昨秋の『Inter BEE』で発表され、ビデオ機器でありながら音関係の人たちの間でも話題になったのが「ローランド」の新製品「VR-4HD」だ。「VR」シリーズの第5弾製品となる「VR-4HD」は、約30万円という高いコスト・パフォーマンスを実現しながら、フルHD(1080p)に対応したユーザー待望のモデル。ライブ配信に必要な機能がコンパクト筐体に凝縮された、オール・イン・ワンのAVミキサーだ。入力音のバランスを自動で調整してくれる『オートミキシング』機能を搭載するなど、オーディオ機能も大幅に強化された新世代AVミキサー「VR-4HD」。本誌ではそのコンセプトと機能について、開発者に話を訊いてみることにした。取材に応じてくださったのは、「ローランド」RPGカンパニーの吉澤正憲氏と内山隆文氏のお二人である。
ライブ配信に必要な機能が凝縮されたAVミキサー「VR」シリーズ
PS 「VR」シリーズは発売以来、「YouTube Live」や「ニコニコ生放送」といったライブ配信に最適なAVミキサーとして高く評価されていますが、「ローランド」がなぜこのような製品を開発したのか、まずはそのスタート・ポイントからおしえていただけますか。

吉澤 2010年の「Ustream」上陸をきっかけに、日本ではライブ配信を行う企業や個人が増えていったのですが、最初はライブ配信を行うのも簡単ではなかったんです。映像を切り替えるためのビデオ・スイッチャーやオーディオ・ミキサー、それらの出力をパソコンに取り込むためのインターフェースなど、少なくとも4種類くらいの機材を揃えなければできませんでしたからね。たとえ機材が用意できたとしても、それらを現場に持ち込んで設置場所を確保し、問題無く配信できるようにセッティングするのは大変でした。そんな状況を見て、「ライブ配信に必要な機能を一体化した機材があったら喜ばれるのではないか」と思ったのが「VR」シリーズ開発のスタート・ポイントだったんです。我々は音響機器だけでなく、ビデオ編集システムなど映像機器の開発も行っているわけですから、その技術と業務用音響機器で培ったノウハウを結集すればきっと良い製品ができるのではないかと。そして完成したのが、「VR」シリーズの第1号機となる「VR-5」なんです。

PS 「VR-5」の発売は2011年ですが、その時点では市場には似たような製品は無かったのですか?

吉澤 映像と音声を1台で扱うことができるAVミキサーという機材自体、もともと多いものではないんです。本当に業務の世界では、映像は映像、音声は音声で完全に分業になっていますからね。しかしライブ配信は小規模に行われることが多いので、映像の切り替えと音声のミックスを一人でこなさなければならない。なので「VR」シリーズのような1台で映像と音声を扱うことができる製品はきっと喜ばれるのではないかと思いました。

PS 開発コンセプトとしては、ビデオ・スイッチャーとオーディオ・ミキサーを一体化した製品という感じでしょうか。

吉澤 そうですね。映像のスイッチング機能と音声のミキシング機能を分かりやすく融合し、パソコンを接続した配信や収録までサポートした製品というイメージでした。あとは直感的な操作が行えるように、タッチ・モニターも搭載しようと思ったんです。当時、AVミキサーでタッチ・モニターを搭載した製品はありませんでしたからね。こういう機材に得意でない人も簡単に扱うことができる、オール・イン・ワンのAVミキサーを作ろうと考えたんです。

PS これまでの「VR」シリーズの製品展開についておしえてください。

吉澤 「VR-5」の後、筐体サイズを一回りコンパクトにした「VR-3」という製品を2012年に発売しました。「VR-5」では2基だったタッチ・モニターを1基にし、SDカードへの録画機能を省くことでコスト・ダウンを図ったんです。この「VR-3」シリーズは大ヒットとなり、今でも多くのお客様にご愛用いただいています。
 その後、要望が多かったHDに対応した「VR-50HD」という製品を2013年に発売しました。「VR-5」と「VR-3」はプロの方からも高く評価していただいたんですが、業務で使うには少々物足りないということで、HDとマルチ・フォーマットに対応して端子もSDIを装備したんです。完全に業務クオリティの画質で、この製品もベスト・セラーになりました。
 その次に「VR-3EX」という「VR-3」を改良した製品を2013年の暮れに発売しました。アナログ端子のHDMI端子への変更が一番の改良点になります。

PS 「VR」シリーズは、ライブ配信の世界ではスタンダードと言ってもいいくらい人気の製品なのですが、何がこんなに評価されているんだと思いますか?

吉澤 タッチ・モニターの搭載が大きいと思います。普通だったら外部にモニターを接続しなければならないんですが、「VR」シリーズだったら本体だけで映像を確認できる。また、ライブ配信はWeb関係の方やデザイナーさんが行ったりすることが多いようなのですが、そういったこういう機材に慣れていない方でも簡単に扱えるというのも人気の秘密だと思います。実際、これ以上ないくらいシンプルで直感的な操作体系になっています。

内山 コンパクトさも喜ばれているようです。電車などでも気軽に持ち運ぶことができますからね。もちろん常設機材として使う場合でも、小さいのでスペースを取りません。

『オートミキシング』機能を搭載した新モデル「VR-4HD」
PS そして昨秋のInter BEEで、「VR」シリーズ第5弾製品となる「VR-4HD」が発表になったわけですが、このモデルの開発コンセプトをおしえてください。

吉澤 お客様から最も要望が多かった、「HDに対応したコンパクトなAVミキサー」というのが開発コンセプトです。サイズは「VR-3EX」とほぼ同じで、A4よりも少し大きいくらい。もちろん、タッチ・モニターなど従来の「VR」シリーズで好評だった部分はそのまま継承しています。しかしそれだけですと、単なる「VR-3のHD対応版」になってしまうので、オーディオ機能を強化したり、より高品位なパーツを採用するなど、全体の質感も向上させています。

PS それではまず、「VR-4HD」のビデオ系機能からおしえてください。

吉澤 6系統のビデオ入力を備えた4チャンネルのビデオ・ミキサーで、HDに対応しているのが大きな特徴です。HD対応を謳っている機材の中には、インターレースの1080iのみ対応というものもあったりするんですが、「VR-4HD」はプログレッシブの1080pにも対応しています。もちろん、USBからの出力もHDに対応しており、ビデオ入力は4系統のHDMIの他、RGBやコンポジット端子も搭載しています。HDになってもパソコンを直接繋ぎたいというニーズもあるでしょうから、RGB端子は残してユーザーが選択できるようにしました。

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