メニュー

閉じる

HOME> LCD DISPLAY SHARP AQUOS クアトロン XLシリーズ

LCD DISPLAY SHARP AQUOS クアトロン XLシリーズ
光沢パネルの黒の締まる映像と、低反射パネルの映り込みの少なさを両立した「モスアイ®パネル」。明るい環境でもシアター的な映像を快適に楽しめる画期的な新技術を採用したシャープのXL9ライン。その実力を山本浩司さんが徹底的に検証。明るい部屋での映画鑑賞で作品への没入を阻害する映り込み。それが一掃された映像は一見の価値ありだ。
※ モスアイ®は、大日本印刷株式会社の商標または登録商標
新開発「モスアイパネル」とは
山本
山本 浩司さん
今回の取材に協力いただいた
指出さん
シャープ株式会社
デジタル情報家電事業本部
液晶デジタルシステム第1事業部
第1商品企画部
部長
指出 実さん
小池さん
シャープ株式会社
デジタル情報家電事業本部
液晶デジタルシステム第1事業部
第1技術部
部長
高倉 英一さん
高倉さん
シャープ株式会社
デジタル情報家電事業本部
AVシステム開発センター
第2開発部
副参事
小池 晃さん

山本  シャープの新しいXL9ラインは、なんと言っても「モスアイパネル」の搭載が画期的です。今では液晶パネルは3年くらい前から登場した光沢パネルが主流となっていますが、シャープとしては今までクリアパネルは採用してきていませんでしたね。

指出  液晶はもともと低反射パネルを使っていました。テレビは明るい場所で見るものですから、明るい場所で気になる映り込みがないことは一貫してこだわってきたのです。

山本  とはいえ、画質指向で言うと、パネルから出た光がストレートに映し出される光沢パネルのメリットは大きいですからね。

指出  そうです。実はXL9ラインも、当初はシャープ初の光沢パネルを検討していました。ところが、販売の現場などの声を聞くと、実際に家に置いて使いやすい低反射への支持も多かったのです。

山本  そこに「モスアイパネル」がやってきたというわけですね。

指出  そうです。光沢パネルの艶のある映像と、シャープのポリシーである映り込みの少ないこと、これを両立できるということで採用を決めたのです。

高倉  モスアイというのは蛾の目という意味で、蛾の目の構造を取り入れた特殊なフィルムを前面ガラスに貼っています。一般的な光沢パネルと比べると、外光の反射率がおよそ1/4に低減できました。

山本  実際に光沢タイプの液晶テレビを並べて、わざとライトの光を画面に向けてみると映り込みが圧倒的に少ないことがわかります。光が直接当たった部分はさすがに映っていますが、光沢パネルでは光が当たった部分だけでなく画面全体が白く光ってしまいます。こうして画面全体が光ることで、コントラスト感を損ねてしまうわけですね。

高倉  コントラスト感も落ちますし、なにより視聴者や家の中のものが映り込んでしまってせっかくの映像が台無しです。 

山本  外光については吸収して、内部の液晶パネルの光についてはストレートに通してしまうわけですね。

高倉  はい。光沢パネルのような黒の締まる映像と同時に、低反射パネルの映り込みの少なさを両立できます。

山本  多くのメリットをもたらす「モスアイパネル」の採用を決定されたわけですが、最初から今と同様の完成度だったのですか?

高倉  いえいえ、映り込みの度合いや画質への影響など、解決すべき問題は山のようにありました。

photo
「モスアイパネル」の実力と素晴らしさをじっくりと視聴する面々

小池  当初見た同じモスアイパネルとは思えないほど変わりました。驚くほどの違いでした。

山本  例えば、映り込みがもっと少なくなるような試作もあったわけですか。

小池  はい、映り込みを優先しすぎると肝心の画質にも影響が出てしまいます。そこのバランスを取ることが大事でした。画質的にもモスアイパネルの特性に合わせて、さらにチューニングを加えています。映り込みが減ることで色が浅くなってしまうようなこともないので、4原色技術「クアトロン」の良さをさらに引き出すことができました。

山本  優れた技術を採用するだけでなく、それをノウハウで磨き上げてさらに性能を高める。このあたりが日本の物づくりの素晴らしさですね。

注目の画質をチェック
photo
開発や製品化について興味深い話を聞く事が出来た

高倉  では、実際に画質を見ていただきましょう。画質モードは「映画」にしました。

山本  この「ドライブ」という作品は、冒頭から暗い街の中でカーアクションが展開するのですが、真っ暗な街とネオンや車のライトの光のコントラストが強烈で非常に厳しいソースです。深く沈んだ夜の闇に深みがあります。

小池  では今度は室内を明るくして見ていただきます。

山本  暗い映像がずっと続くこの作品でも、黒がしっかりと締まるし、階調感もしっかりと出ています。液晶らしからぬコントラスト感がありますね。明るい部屋で、こうした映画らしい画質を楽しめるのは、魅力的です。

山本さん
画質・音質も含め、製品の実力を検証した山本さん

小池  つづいて、映画クラシックを試していただきます。色温度を「カーボンアーク」にして、ランプ揺らぎをわずかに加えました。

山本  いい雰囲気ですね。ヒッチコックが監督した「泥棒成金」という映画は1955年の製作ですが、まったく古さを感じさせないレストアで蘇っています。そこに良い意味で古い映画の雰囲気が加味されましたね。

小池  「映画クラシック」は2年前のモデルから採用したものですが、今までは暗い室内で昔の映画館らしい雰囲気を感じていただくものでした。しかし、モスアイパネルのおかげでその雰囲気を明るい部屋でも楽しめるようになっています。

山本  古き良き映画の名作が4KスキャンでBD化されることが増えていますが、当時の上映よりも優れた画質で見ると、作品の凄さがよくわかります。それと同時に色温度にカーボンアークを選べるなど、当時の雰囲気を加える演出もあるのは、僕のような古い映画好きにはたまらないですね。これが、普段の明るい環境で楽しめるというのは、多くの人にとってありがたいでしょう。また、音質の良さにも感心しました。薄型化の著しい最近のテレビは音を聴くと悲しくなるものの少なくないですが、別体型のキャビネットの採用など、しっかりと作られたことが音からわかります。映画の台詞のやりとりがしっかりとわかるなど、テレビの音としてはトップクラスと言っていいと思います。

●外光の映り込みを抑え、艶やかで深い黒を再現する「モスアイ®パネル※1」を採用

今回の新モデルでは、光が反射しにくい蛾の目の構造を応用した新技術・低反射「モスアイ®パネル※1」を採用。蛾の目は、光の波長よりも小さなナノ単位の微細突起が屈折率を連続的に変化させ、反射を抑える構造を持つ。シャープでは、この構造を液晶パネルの表面に応用し、外光の映り込みを抑えることに成功した。また、一般的な液晶パネルのように光を拡散して映り込みを低減する仕組とは異なり、パネル表面で外光や映像の光を遮ることなく微妙な色や明暗の表現が可能。艶やかで、深い黒を再現した映像を楽しむ事が出来る
※1 モスアイ®は、大日本印刷株式会社の商標または登録商標
※2 約200ナノメートル(1ナノメートルは、10億分の1メートル)間隔の突起
新開発の「モスアイ®パネル」と四原色液晶技術「クアトロン」を組み合わせたシャープの新しいハイエンドモデル「XL9ライン」。すでに11月30日発売の60V型、70V型のほか、12月15日には最大の80V型、52V型、46V型が発売され、5サイズで展開される。別体型キャビネットを備える2.1chスピーカーで映像に相応しい高音質を追求。インターネットの動画配信や多彩な番組検索などを快適に行える「ビジュアルモーションガイド」など、先進的な機能も数多く盛り込まれている。
LC-80XL9(80V型)〔12月15日発売〕
LC-70XL9(70V型)LC-60XL9(60V型)
LC-52XL9(52V型)LC-46XL9(46V型)〔12月15日発売〕
すべてオープン価格


  • Check
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Stereo Sound ONLINE関連記事

ソフト情報
  • e-onkyo ハイレゾ音源ランキング
  • OTOTOY ハイレゾ音源ランキング
  • mora ハイレゾ音源ランキング
  • Stereo Sound STORE CD SACD USB BD DVD
今週のBD
  • ブラックパンサー 4K UHD MovieNEX
  • ブラックパンサー MovieNEX
  • ジュラシック・パーク 4ムービー・コレクション (4K ULTRA HD+Blu-rayセット)
  • マンマ・ミーア! (4K ULTRA HD + Blu-rayセット)
  • グリース (4K ULTRA HD + Blu-rayセット)
  • (初回生産限定) グリース 製作40周年記念 HDリマスター デジパック仕様 DVD&ブルーレイDVD&ブルーレイ
SNS

表示切り替えモバイル  | パソコン

会社概要|広告掲載について
プライバシーポリシー|セキュリティポリシー

©Stereo Sound Publishing,Inc.