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HOME> TOSHIBA REGZA Z7 Series

4Kとハイレゾを手に入れてより進化したプレミアムモデル toshibasonic Blu-ray DIGA BZT9300
約1年半の歳月を経て、東芝レグザの顔となるZシリーズがフルモデルチェンジを遂げた。時間の制約を払拭してしまう人気機能、タイムシフトマシン(地デジ6チャンネルの番組一時保管)がさらに進化。ネットワーク連携も加え、より快適に、合理的に楽しめるようにするという独自の提案を盛り込みながら、自慢の画質、音質にも磨きをかけた意欲作。さてその実力はいかに。
藤原陽祐

世界的に見ると、アプリを画面に並べて、IPコンテンツを提供するスマートテレビが人気を集めているが、はたしてこのスタイルが日本で受け入れられるのかどうか、私は前々から疑問に感じていた。わが国の場合、地デジ、BS、CSと、質、量ともに、放送のコンテンツが充実しており、その内容は間違いなく世界トップレベル。よほど魅力的なプログラムがあれば別だが、IPコンテンツの現状からすると、なかなかそこまでのパワーは感じられず、放送の優位性は揺らぎそうにない。

photo
photoZ7シリーズではテレビの楽しみを拡げる仕組が随所にある。そのひとつ、視聴中番組の関連する番組が表示される「ざんまいプレイ」の「ほかにもこんな番組」画面がこれだ。右側にある子画面を選択することで、見逃していた番組や気づかなかった番組に出会うことができる。タイムシフトマシンで一時保管された番組を活用した新たな番組発見機能として注目される

日本のスマートテレビの本命はいったいどんなものなのか、各社ともまだまだ模索中だが、そのひとつの回答となるのが、今回、レグザZ7シリーズで実用化された「ざんまいプレイ」をはじめとするタイムシフトマシンの発展形機能の数々だ。Z7では、タイムシフトマシン対応USBハードディスク(別売)を接続することで、地デジ6チャンネルの番組を一時保管し(チャンネル指定、時間指定も可能)、保管された番組を自由に選んで楽しめる。もともとタイムシフトマシンは、放送時間の概念を覆してしまう画期的な提案であり、新しい時代の録画スタイルとして高い評価を得ているが、今回、一時保管された膨大な番組の中から、視聴者が見たいと思われる番組をピックアップして提示するという機能が加わったのだ。

具体的には、一時保管された番組の中からいつも見ている番組、見逃した人気番組をリストアップしたり、同じジャンルや共通点のある番組など、視聴中の番組と関連する番組を探して提示してくれる。さらにはネットワーク経由で取得した番組のメタデータから、一時保管された番組内の任意のシーンを検索して再生できたり、録画番組再生中、画面横のリストからお目当てのシーンをすぐに呼び出せたりと、録画/再生の楽しみが大きく広がることになり、テレビとユーザーの関わり方は、大きく変わる可能性がある。

さらに意欲的な画質改善基本画質の底上げと高画質4:4:4処理
photo
Z7/J7シリーズ搭載のバスレフ型ボックス採用の新型フルレンジスピーカー。東芝オリジナル音声補正技術「レグザサウンドイコライザー」の搭載により、高度な音響特性補正を実現。自然な音場定位と低域の量感・質感の改善など、スリムなテレビ筐体のサウンド強化に対応
regza06.jpg
REGZA J7シリーズ
番組見どころシーンや
気になるシーンを一発再生


もうひとつのレグザ新シリーズJ7は、VAパネル搭載で65V、50V、40V、32V型の4タイプ。Z7シリーズから3D機能とタイムシフトマシン機能を省き、インターネット(クラウド)を活用した新しい機能が魅力だ。

photo 〈特徴〉おまかせ録画、みどころシーン再生/気になる!シーンリスト、USBハードディスク録画、地デジ見ながらW録、レグザクラウドサービス「Time On」、レグザリンク、レグザAppsコネクト対応、ブロードバンド放送対応、無線LAN対応、等

LCD DISPLAY TOSHIBA 65J7 オープン価格(12月中旬発売予定)
●画面サイズ:65V型●画素数:水平1920×垂直1080画素●内蔵チューナー:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×2●接続端子: HDMI入力3系統、光デジタル音声出力、USB端子2系統、LAN端子、他●無線LAN機能:内蔵●寸法:W1470×H932×D357mm(スタンド含む)●ラインナップ:50J7、40J7、32J7
*タイムシフトマシン機能のシステムメンテナンス用に設定した時間は一時保管が一時中断されます。
*タイムシフトマシン機能等の利用には別売のタイムシフトマシン対応USBハードディスクが必要です。
*各種機能・サービスには制限や制約があります。詳細はHP等で確認ください。
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TOSHIBA 55Z7 オープン価格

●画面サイズ:55V型●画素数:水平1920×垂直1080画素●内蔵チューナー:地上デジタル×9、BS/110度CSデジタル×2●接続端子: HDMI入力4系統、色差コンポーネント入力(D5)、光デジタル音声出力、USB端子4系統、LAN端子、他●無線LAN機能:内蔵●消費電力:218W●寸法/質量:W1234×H795×D288mm/26.5kg(スタンド含)●ラインナップ:47Z7、42Z7●オプション:3Dメガネ(FPT-P200J)、タイムシフトマシン対応USB HDD(THD-250T1)、他●問合せ先:東芝テレビご相談センター
☎0120(97)9674●http://www.toshiba.co.jp/regza

これまでの常識を超えた新しい提案だけに、どうしても「ざんまいプレイ」に関心が集まりがちだが、そこはレグザのZシリーズ、当然ながらレグザエンジンCEVO Duoを駆使し、自慢の画質もしっかり強化している。

クォリティの検証に入る前に、レグザの画質を万人に提供する「おまかせドンピシャ高画質」の進化について、簡単に触れておこう。視聴環境、コンテンツに応じて最適な画質に自動調整する同機能は、特別な調整なしでも最適な画質に調整されるというきわめて重要な役割を果たしているわけだが、今回、その検出精度が大きく向上している。

この種の機能の場合、どうしてもテレビ本体周辺の照明や壁の色に影響を受けやすく、正確な画質設定が損なわれてしまうケースが少なくない。そこで東芝では明るさセンサーに加えて、部屋の照明の種類(蛍光灯色/電球色)、日没の時刻まで正確に把握することで、信頼性を高めてきたわけだが、今回、新たに背景色の情報まで加味して、自動調整時の精度アップを図っている。

これはあらかじめ用意された24色の中から、テレビ本体周辺の壁紙やカーテンなどの色に近いものを選び、指定すると、周辺の明るさ、時刻などの情報も加味しながら、常時、最適な色調と明るさで映像を映し出してくれるというもの。「人間の視覚(脳)は面積の大きい壁面の色、明るさの影響を受けやすいため、今回の背景色の指定はおまかせ時の検出精度アップに大きく貢献します」(開発担当者)。

おまかせ画質の信頼性アップとともに、本質的な画質にも磨きがかかった。従来のレグザエンジンの約6・8倍の高速演算処理能力を誇るレグザエンジンCEVO Duoは変わっていないが、今回は色再現、ノイズの低減に注力し、基本画質の底上げを図ったという。なかでも注目されるのが、BD-ROMに代表される外部入力のプログレッシブ信号(1080p/720p)に対して、キャプチャーバッファを4:4:4処理とすることで、色表現に磨きをかけたことだ。

BD-ROMの場合、4:2:0/4:0:2(Y:Cb:Cr)にMPEG圧縮され、プレーヤー/レコーダーで4:2:2にアップコンバートされるわけだが、さらに4:4:4の信号形態にアップコンバートして出力することが可能。画質はアップコンの精度に大きく依存することになるわけだが、最近はマルチタップの豪華なフィルターを搭載し、高精度な4:2:0/4:4:4変換を実現している機種が登場している。

ところが、である。世の中に出回っている家庭用テレビの場合、信号処理の過程で4:2:2変換してしまうケースがほとんど、良質な4:4:4出力の恩恵が得られないのが実情である。Zシリーズでは従来から一部の回路をジャンプさせ、オールクロマフォーマット4:4:4処理を可能にする1080P画質モードを用意していたが、今回、3次元カラーノイズリダクションも含めて4:4:4処理が可能な「高画質4:4:4処理」を実現しているのである。

4:2:2処理とオール4:4:4処理でいったいどのくらいの違いがあるのか。「色輪郭のキレが向上するのはわかるが、果たしてそれ以上のメリットがあるのか……」。私自身、半信半疑だったが、実際の両者の再現性を比較してみると、その違いに愕然とした。

色エッジがシャープになるだけでなく、肌のしわ、そばかす、ドレス生地の風合い、宝石の輝きと、微小信号がスッと浮き上がり、その質感の実に生々しいこと……。色解像度に余裕が生まれたことで、単に色輪郭が整うだけでなく、見た目のフォーカスが向上し、空間が奥行方向にグッと広がっていく感じだ。ここまで映像の表情が豊かになるとは。

この他にも、シーン適応型の高画質回路(色質感リアライザー、色階調リアライザー、グラフィックスNR)、パンニング検出対応の3次元NRなど、新たな画質改善回路を意欲的に搭載しており、このあたりの地道な努力も少なからずZ7の画質に貢献していると見て間違いないだろう。

この夏、テレビの画質をテーマに書き上げた拙著「画質ルネッサンス」のなかで、私は表示素子と回路(エンジン)の関係について次のように書いた。「ブラウン管の時代は画質の8割は表示素子、つまりブラウン管の性能で決まったが、液晶は画像処理回路の出来、不出来が基本画質を大きく左右する。画質に対して画像処理エンジンが表示パネルと同等の影響力を持つという印象だ」(一部省略)。

このZ7の実に堂々とした、落着きのある再現性を目の当たりにすると、画像処理エンジンの画質への影響力はさらに高まりつつあるようにさえ思えてくる。こうなると来春に予定されているレグザ4Kラインナップが、われわれの前に果たしてどんな世界を提示してくれるのか、期待は大きく膨らんでいく。

提供:株式会社東芝





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