独自技術を投入した、スウェーデン・プライマーのAV用マルチchパワーアンプA30.7

独自技術により低歪みのサウンドを実現

　ナスペックが、プライマーのマルチチャンネルパワーアンプA30.7を4月25日より発売する。価格は￥500,000（税別）。

　スウェーデンに拠点を置くブランドらしく洗練された筐体は、ブラックとチタンの2色。肉厚のアルミとプレス加工されたスチールプレートで構成され、内部の共振や外部の振動をダンピングする。

　同ブランドには現在、2chパワーアンプA34.2がラインナップされているが、今回発売されるA30.7は、A34.2でも採用されたクラスDアンプの独自回路「UFPD（Ultra Fast Power Device）」をデュアルチャンネルで配置。フルレンジフィードバックを可能とするこの技術によって、全帯域に変動のないようにフィードバックをかけ、パルス出力の歪みを排除する。これによりアンプを安定してコントロールすると同時に、広帯域でフラット、かつ歪みの少ないサウンドを実現するという。

　電源回路にも、同ブランドの独自技術となる「PFC（Power Factor Control）」を採用。電源の電流をメイン電圧と同じ周波数/位相を持つサイン波になるよう制御し、高調波や電磁波妨害を低減する。またこの技術により、本機と同じ電源に接続される他の機器にもこれらの影響を及ぼさない効果があり、システム全体の電源環境を向上させることができるとしている。

A30.7の主な仕様
■アナログ音声入力：RCAアンバランス×7系統 / XLRバランス×7系統
■定格出力：150W×7（8Ω）
■周波数特性：20Hz-20kHz
■S/N：94dB
■ゲイン：26dB
■外形寸法/質量：W430×H142×D397mm / 13kg