HOME> ニュース> ラックスマンのプリメインアンプLX-380は、真空管製品で初めてLECUAを搭載。小音量再生時の表現力を向上
10月下旬、ラックスマンから真空管式プリメインアンプ「LX-380」が発売される。価格は46万円(税別)。
本機は同社の伝統的な木箱ケース入りのデザインを採用し、真空管プリメインアンプ「38シリーズ」としては、1963年発売のSQ-38から数えて12代目となるモデルだ。ノブやスイッチ類なども含め、往年の製品を彷彿させるつくりとなっている。
真空管らしい艶やかさと厚みのある音質を目的としており、回路にはムラード型のドライバー段と繊細で柔らかい音色の出力管6L6GCを、プッシュプル構成で搭載する。
また真空管アンプとして初めて、ラックスマン独自技術となる音量調節のための電子制御アッテネーターLECUA (Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator) を採用した。これにより、ボリュウム回路がもたらす音質劣化を最低限に抑え、小音量再生時の音楽表現力を向上させたという。
回路の前段となるプリアンプ/フォノアンプおよび制御回路は、安定性に優れた半導体構成となる。これを真空管パワーアンプ回路と絶妙に組み合わせ、最新技術と伝統の技術を融合させたという。
なお、「LX-380」は、同時期に発売されるCDプレーヤー「D-380」と、デザイン/音質ともマッチングを図り、組み合わせて使用することを想定している。
両モデルとも、9月30日から開催される「2016東京インターナショナルオーディオショウ」にて、初お披露目される予定だ。
LX-380の主な仕様
■定格出力:20W×2 (6Ω) 、18W×2 (8Ω) 、14W×2 (4Ω)
■接続端子:ライン入力(RCA)・4系統、フォノ・1系統 (MM/MC切替)、RECアウト(RCA)・2系統、メインイン(RCA)・1系統、プリアウト(RCA)・1系統
■入力、録音入出力、セパレート入出力:ライン・4系統、フォノ・1系統 (MM/MC切替) 、録音入出力・1系統、セパレート入出力・1系統、スピーカー出力・2系統 (同時出力可能)
■インピーダンス:PHONO (MM)...47kΩ、PHONO (MC) ...100Ω、LINE...47kΩ
■S/N:ライン...95dB以上 (ラインストレート・オン)
■寸法/質量:W440 × H197 × D403mm (ノブ、端子含む) / 17.6kg
ラックスマン
電話番号:045-470-6980
Eメール:info@luxman.co.jp
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