パイオニアのスリムなプリメインアンプ「SX-S30」は、ネットワークからアナログまで多彩な再生に対応

有線はPCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまでサポート

　11月中旬、オンキヨー＆パイオニアイノベーションズから、パイオニアブランドのネットワークプレーヤー搭載プリメインアンプ「SX-S30（S）」が発売される。価格は￥65,000（税別）。

　本機はクラスDアンプ搭載し、定格出力は85W×2（8Ω）。ラックに収めやすいよう、W435 × H78 × D330mmと高さを抑えた。

　有線ネットワークおよびUSB経由のハイレゾ音源、インターネットラジオ、FMラジオ（ワイドFM対応）など、多彩な再生に対応する。

　MMフォノ端子を備え、アナログプレーヤーに対応している。ほかにもサブウーファー専用のプリアウト出力や、外付けHDDを接続可能なUSB端子もある。また、HDMI端子は入力×4系統、出力×1系統を装備し、テレビやBDレコーダーとも接続できる。

　有線ネットワークとUSB接続経由では、リニアPCM 192kHz/24bitまでのFLAC / WAV / AIFF / Apple losslessに加え、DSD 5.6MHzまでサポートする。

　ワイヤレスは、5GHz（11a/n）と2.4GHz（11b/g/n）のデュアルバンドに対応したWi-Fiと、バージョン4.1のBluetoothを採用する。この場合、88.2kHz以上およびDSDには対応しない。

　自動で音場補正を行なう独自技術「MCACC （Multi-Channel Acoustic Calibration System）」や、低音の位相ズレを解消する「フェイズコントロール」も搭載する。

　インターネットラジオ「radiko.jp」や「TuneIn」も再生するほか、後日実施するファームウェアアップデートで「Google Cast」に対応予定。さらに、AirPlayにも対応する。

　コントロールアプリ「Pioneer Remote App」も使用でき、本アプリをインストールしたスマートフォンなどから直感的な操作が行なえるという。

SX-S30（S）の主な仕様
■定格出力：85W×2（4Ω）
■Bluetooth：Ver.4.1
■端子：
・HDMI入力×4系統
・HDMI出力×1系統
・同軸デジタル入力×1系統
・光入力×1系統
・アナログ音声入力×2系統
・MMフォノ入力×1系統
・ヘッドホン端子（3.5mmステレオミニ）×1系統
・USB入力（タイプA）×1系統（USB 2.0対応）
・LAN端子×1系統
■チューナー周波数範囲：
・FM...76.0MHz～95.0MHz（ワイドFM対応）
■寸法/質量：W435 × H78 × D330mm / 4.0kg