ダン・ダゴスティーノから、モノーラルパワーアンプ第2弾「MOMENTUM M400」誕生

最大出力が300Wから400Wにアップ

　アクシスは、同社が扱う米国ダン・ダゴスティーノ（Dan D'Agostino）のモノーラルパワーアンプ「MOMENTUM M400」を12月に発売する。価格は￥10,000,000（ペア、税別）。

　MOMENTUM M400は「2016東京インターナショナルオーディオショウ」にも出展されており、来場者の注目を集めていた。

　本機は、2011年に登場した同ブランドの初号機MOMENTUM（M300）の後継機に当たる。先代の基本コンセプトである「ミニマム・コンストラクション」を受け継ぎつつ各所をリファインし、最大出力はM300の300W（8Ω）から、400W（8Ω）へと向上している。

　M400は新開発のドライバー回路を搭載したことで、出力段にこれまでの2倍の電流を送り込めるようになったという。ドライバー／パワーステージには、同じ種類の高出力タイプのバイポーラー型トランジスターを採用し、NPN/PNPペアを両ステージで合計32個使用している。これらを69MHzという高速で駆動することで、動特性における俊敏性と広帯域幅を実現したとのことだ。

　また、電源部には容量を従来比で20%増強した1,800VAの電源トランスと、強力な整流／安定化回路を備えている。

　ボディ構造はM300を踏襲し、アルミブロック削り出しシャーシの両サイドに銅のヒートシンクを備える。このヒートシンクは、縦方向に貫通した放熱孔が並ぶ構造で、それぞれの開口部は19mm、中央部12mmと絞り込んだ形状になっている。これにより、空気が放熱孔の下から上に抜ける際に流れが加速するベンチュリー効果を発生させ、効率の良い熱放出を可能にした。

【MOMENTUM M400の主な仕様】
●最大出力：400W（8Ω）
●接続端子：アナログ音声入力端子1系統（XLR）
●消費電力：690W（最大）、65W（アイドル時）、0.5W（スタンバイ時）
●寸法/質量：W318×H133×D546mm/40.8kg