HOME> ニュース> フォステクスのフルレンジユニット「FE88-Sol」、3,000台の限定販売。新開発のコーン紙で豊かな音を目指す
2017年1月 6日/Stereo Sound ONLINE 編集部・佐藤めぐみ
フォステクス(Fostex)は、85mmコーン型フルレンジユニット「FE88-Sol」を2月中旬に発売する。3,000台の限定販売で、価格は¥12,000(税別、1台)。
本機は、2015年12月に発売されたバックロード用フルレンジスピーカーユニット「FE108-Sol」(¥19,000、税別、1台)の技術を継承したモデルとなり、繊細で表現力豊かな音楽再生を実現するという。
搭載するコーン紙は新設計となり、しなやかで密度の高いESコーンを2層抄紙とした。軽量ながら、剛性の向上と内部損失の確保を図っており、明るく張りのある中域はそのままに、立ち上げりのよい高域と、厚みのある低域を目指したという。
磁気回路はφ85mmフェライトマグネットを2枚重ねにすることで、強力に磁束密度を確保。また、磁気回路のポールピース部に銅キャップを配置することで、中高域のサウンドを明瞭にしたという。
さらに、音の正確性を高めるべく、微小入力時から大入力時まで硬さの変化が少ない、コルゲーションダンパーを使用している。
伸びのある高域を再生するため、センターキャップはボイスコイルボビンと直結。また、ボイスコイルボビンの素材には、ガラス繊維とフェノール樹脂で構成された剛性の高いシートを採用して、振動をセンターキャップに伝達しつつ、耐入力も向上させたとのこと。
高域特性をアップさせるため、コーン紙、ダンバー、ボイスコイルを同一ヵ所で接着する「3点接着方式」を用い、コーンネックの強度を高めた。
フレームの素材には高剛性アルミダイキャストを使用し、エンクロージャーに不要振動を伝えにくくした。
入力端子はファストン205タイプの低損失金メッキ端子で、確実に接続するとともに、音質劣化も防いでいる。
FE108-Solの主な仕様
■型式:8.5mmコーン形フルレンジユニット
■インピーダンス:8Ω
■最低共振周波数:100Hz
■再生周波数帯域:f0~30kHz
■出力音圧レベル:87.5dB/w/m
■入力(MUS.):15W(NOM.5W)
■実効振動半径:3.425cm
■マグネット質量:584g(292g×2枚)
■質量:1.145kg
■バッフル開口寸法:φ90mm
■推奨エンクロージャー方式:バックロードホーン、バスレフ
■付属品:木ネジ×4本、ワッシャー×4個、パッキン×1枚
フォステクス
電話番号:042-545-6111
受付時間:9:30~12:00、13:00~17:00(土日祝、特定休日を除く)
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