HOME> ニュース> ソニーのスリム&コンパクトなサウンドバー「HT-MT500」「HT-MT300」。サブウーファーをソファ下に置ける
2017年1月25日/Stereo Sound ONLINE 編集部・三友卓哉
ソニーは、2.1chタイプのサウンドバー「HT-MT500」と「HT-MT300」を3月11日に発売する。想定市場価格はHT-MT500が¥70,000前後、HT-MT300が¥33,000前後。
2モデルとも、高音質とコンパクトさ、高い設置性の両立を目指しているのが特徴だ。バースピーカー部は幅500mm、ワイヤレス接続のサブウーファーは薄型エンクロージャーを採用し、正面から見た幅はわずか95mm(付属のパッドを着けると97mm)。縦置きはもちろん横置きにも対応し、ソファの下に置くことも想定しているという。
上位機のHT-MT500は、バースピーカーにφ45mmのコーン型フルレンジユニットを2基、サブウーファーに160mmコーン型ユニットを1基搭載し、デジタルパワーアンプ「S-Master HX」で駆動する。最大出力は合計145W(30W×2+85W)。
フルレンジユニットは、高磁力のネオジウムマグネットと発泡マイカ振動板を用いて、ハイレゾ音源の再生にも対応した。
ハイレゾは最大でDSD 5.6MHz(PCM変換)、PCM 192kHz/24bitの音源再生をサポート。USBストレージ向けのUSBタイプA端子をはじめ、Wi-Fi機能やLAN端子も備えており、家庭内ネットワーク経由でNASに保存した音源も再生可能となっている。また、圧縮音源などをハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」機能も利用可能だ。
サラウンド機能には、フロントのスピーカーだけで仮想的に立体音場を再現する、ソニー独自の「S-Force PRO フロントサラウンド」を採用。音場はスタンダード、ムービー、ミュージック、ゲームスタジオ、スポーツ、ClearAudio+から選べる。
小音量時に人間の聴感特性に合わせて音質を補正する「サウンドオプティマイザー」に加え、リモコンにナイトモードや、サブウーファーの音量ボタンを独立して設けるなど、深夜でもサウンドバーを使いやすいよう配慮されている(サブウーファー音量をゼロにもできる)。
Bluetoothにも搭載しており、コーデックはSBC、AAC、LDACに対応。NFC機能によるワンタッチのペアリングも可能だ。同社製のiOS/Android用アプリ「SongPal」による操作や、対応機器との連携のほか、「Spotify Connect」や「Chromecast built-in」などの音楽配信サービスも楽しめる。
さらにSongPalの「ワイヤレスサラウンド」機能で、HT-ZR5PやSRS-HG1などの対応機器をサラウンドスピーカーとして組み合わせることもできるほか、複数の対応機器を同期して音楽などを再生できる「ワイヤレスマルチルーム」も利用可能だ。
接続端子は、HDMI出力1系統、光デジタル入力1系統、アナログ音声入力1系統、USBタイプA端子、LAN端子などを備える。また、L字⇔ストレートタイプコネクターのHDMIケーブルが1本付属する。
本機でユニークなのが、サブウーファーをソファ下に設置した時のために「ソファモード」を備えていることだろう。あらかじめ視聴距離を設定して同モードをONにすると、バースピーカーとの音量差/音ズレを補正するだけでなく、ソファ素材に吸収されやすい音域も補正してくれる。
さらに、内覧会で同社担当者は「ソファ下に置きつつ、ソファモードをOFFにすることで、低音の振動が直接身体に伝わるボディソニックのような使い方もできる」という裏技的な使い方も披露し、薄型ウーファーがリビングで映像を楽しむキーデバイスであることをアピールした。
実際にソファモードON/OFFの違いを体験させてもらったが、ONでは大きな音が出る際に「あぁ足元にサブウーファーがあるんだな」と気づく程度だった。つづいてOFFにすると、何かしらの低音が出る都度、お尻にビリビリと振動が伝わってくるという、4DXシアターのような体験ができた。
弟機のHT-MT300は、HDMI端子を省略して、光デジタル音声とアナログ音声入力を備えたモデルだ。バースピーカーには40×100mmフルレンジを、サブウーファーは120mmコーン型を採用し、デジタルパワーアンプの最大出力は合計100W(25W×2+50W)。S-Force PRO フロントサラウンドやソファモードも備えている(ハイレゾ再生には非対応)ほか、BluetoothはSBCコーデックに対応している。
HT-MT500の寸法/質量は、バースピーカーがW500×H64×D110mm/2kg、サブウーファーがW95×H383×D380mm/6.6kg。グリルはマグネット内蔵で着脱できる(HT-MT300は固定式)。カラーはチャコールブラックのみ
ジャンル |
フロントサラウンドシステム |
---|---|
ブランド名 |
SONY |
型名 |
HT-MT500 |
価格 |
HT-MT500:オープン価格(想定市場価格¥70,000前後) |
発売日 |
2017年03月11日 |
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