HOME> ニュース> PS Audioのマルチトランスポート「DirectStream Memory Player」。デジタル信号を専用回路で再構築
2017年2月27日/Stereo Sound ONLINE 編集部・三友卓哉
完実電気から、米国PS Audioのマルチメディア・ディスク・トランスポート「DirectStream Memory Player」が3月30日に発売される。価格は¥750,000(税別)。
本機は2009年に登場した「PerfectWave Transport」の後継機にあたる。CDをはじめ、SACD、DVDオーディオのほか、リファレンス・レコーディングスからリリースされているHRxといった、市場にあるオーディオディスクのほとんどの再生に対応するというトランスポートだ。
また、フロントパネルにUSBタイプA端子を装備し、DSD 2.8MHz、PCM 192kHz/24bitまでのハイレゾ音源ファイルの再生もサポートする。なお、USB DAC機能や、ネットワークプレーヤー機能は非搭載となっている。
本機はディスク、音源ファイル、いずれの再生においても別途D/Aコンバーターと組み合わせての利用を前提としており、特に同社製D/AコンバーターとI2Sで接続した場合においては、SACDのDSD信号のビットストリーム出力が可能となる(I2S接続用のHDMIケーブルが付属)。他社製品とのI2S接続およびデジタル音声出力(同軸)の場合、SACDはDoP形式の2.8MHzに変換される。
また、PS Audio独自の「デジタルレンズ回路」の最新版を搭載しているのもポイントだ。同回路は、ディスクに記録されているデジタル音声信号を読み出して内蔵メモリーに一時保管し、これをFPGA(プログラム可能な集積回路)を用いてほぼリアルタイムで再構成後に同形式で出力することで、ジッターやノイズ、時間軸方向のゆらぎなどを排除するというものだ。さらに、同社のDirectStream DACにも採用されているウルトラロージッタークロックを用いており、信号処理から出力までを1基のマスタークロックで制御している。
本機の電源部は、ドライバーメカ部、ディスプレイ部、出力段それぞれに独立したアナログ電源を搭載し、相互干渉を抑えたクリーンで安定した電源供給を目指しているという。新開発のトロイダルトランスや、ノイズ対策のための無電導フィルムコンデンサーや、低ESRコンデンサーといった厳選されたパーツも採用している。
接続端子は、SACD等のマルチチャンネルオーディオのために、フロントL/R、サラウンドL/R、センター/サブウーファーチャンネルを出力するI2S端子と、デジタル音声出力端子(同軸)を各3系統装備するほか、フロントL/RはAES/EBU端子からも出力可能となっている。
ジャンル |
SACD/CDトランスポート |
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ブランド名 |
PS AUDIO |
型名 |
DirectStream Memory Player |
価格 |
¥750,000(税別) |
発売日 |
2017年03月30日 |
完実電気
電話番号:050-3388-6838
受付時間:10:00~18:00
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