ハイレゾ音源配信サービスの「クリプトンHQM STORE」が7/31日で終了。8年の歴史に幕

ダウンロードコンテンツが購入できるのは6月30日まで

　オーディオ機器、アクセサリーメーカーのクリプトンが運営するハイレゾ音源配信サービス「クリプトンHQM STORE」が2017年7月31日をもってサービスを終了すると発表した。2009年6月にサービスをスタートしてから、8年余りでその歴史に幕を降ろすこととなる。

同社は「聴取環境や配信サービスの多様化にともない、現行の配信サービス形態はいったん終了とし、引き続き音響機器関連を中心に高品位な音楽の聴取環境を提供していく」とコメントしている。

　サービス終了までのスケジュールは下記の通り。

（1）会員には本日（5月31日）より告知開始
（2）6月9日（日）にクラウド・コンテンツの新規販売が終了
（3）6月30日（金）にダウンロード販売が終了
（4）12月21日（木）ユーザーサポート窓口の終了

　なお、購入したコンテンツのダウンロードおよび、クラウド・サービスの利用期限は7月31日まで。楽曲を購入後、まだダウンロードしていない場合や、クラウド・サービスを利用している場合は、7月中に対象楽曲をPC等に保存しておく必要がある。

　同サービスは、アナログマスターテープの音質にいち早く着目。チューリップや森山良子などの名盤をアナログマスターテープからハイレゾ音源化して配信していた。ここでしか聴けない、オリジナルタイトルを多数擁していただけに、惜しむ声が聞こえてきそうだ。