HOME> ニュース> オーラ、プリメインアンプ「spirit」を発売。出力段に日立製MOSFETを採用し、真空管テイストのサウンドを実現
2017年8月 4日/Stereo Sound ONLINE 編集部・三友卓哉
オーラデザイン・ジャパンから、オーラ(Aura)のプリメインアンプ「spirit」(スピリット)が8月上旬に発売される。価格は¥280,000(税別)。
本機は、小社HiVi誌の「ベストバイ」プリメインアンプ部門で複数期にわたりランクインしている「vita」の後継機だ。また、同社から1990年代に登場し人気を博したという「VA-150」のリメイクでもある。
spiritはパワーアンプ部のトランジスター素子に、同社の初号機「VA40」等でも採用実績のある日立製MOSFET「K1057/J161」を使用。現在はごく少量しか生産されていないこのデバイスを、本機ではチャンネルあたり3パラレル・プッシュプルで構成し、オーラの色とも言える真空管アンプの音を彷彿とさせる、しなやかで温かみのある音を実現したという。出力は150W×2(8Ω)。MOSFETには放熱効果の高い大型ヒートシンクを装備し、温度管理を徹底しているという。
本体内部の構成は、大型のトロイダルコアトランスを中心に、各チャンネルのオーディオ基板を左右シンメトリにレイアウトし、チャンネル間の干渉を防いでいる。
本機はFM/AMラジオチューナーや、Bluetoothレシーバー、USB DAC機能も備える。USB DACはタイプB端子経由で48kHz/16bitまでのPCM再生をサポート。なお、同機能は現在のところWindows 10には非対応で、動作確認ができ次第同社のWebサイトで告知するとしている。
接続端子はアナログ音声入力3系統(RCA×2、XLR×1)、フォノ入力1系統(MM)、USBタイプB端子、プリアウト端子1系統(RCA)、ヘッドホン出力端子(6.3mm標準)を備える。
オーラデザイン・ジャパン
電話番号:03-5743-6250
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