HOME> ニュース> Amazon、スマートスピーカー「Amazon Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」の3機種を発表。音声AI「Alexa」も日本語に対応
2017年11月 8日/Stereo Sound ONLINE 編集部・草野晃輔
Amazonは本日11月8日、スマートスピーカー「Amazon Echo」「Echo Plus」「Echo Dot」を発表した。Amazon.co.jpでの販売価格はEchoが¥11,980(税込)、Echo Plusは¥17,980(税込)、Echo Dotが¥5,980(税込)。
Amazonプライム会員は、11月17日23時59分までの期間限定でEchoが¥4,000引きの¥7,980(税込)、Echo Dotは¥2,000引きの¥3,980(税込)で購入できる。
当面は招待制での販売となり、各モデルの販売ページ内「招待メールをリクエスト」より申し込み、招待メールが届いた方のみ購入できる。11月13日(月)の週より順次発送される予定。
Amazon Echoは2014年秋に米国で販売を開始し、昨年1年間でシリーズ合わせて1,000万台以上を販売した大ヒットアイテム。現在は、米国に加えて英国、ドイツ、インドで販売が始まっており、各国で好評を博している。この黒船が、いよいよ日本上陸を果した格好だ。
Echoシリーズの主な仕様は小さい順に下記の通り。
Echo Dot
ドライバー: 6.35cmフルレンジ
Dolbyデュアルスピーカー:なし
音楽ストリーミング再生:Amazon Music Unlimited、Amazon Prime Music、dヒッツ
Wi-Fi:搭載(802.11 a/b/g/n、2.4GHzおよび5GHz)
Bluetooth:搭載
スマートホーム・ハブ:非搭載(ZigBee対応)
ライン出力:あり(3.5mmステレオミニ)
寸法/質量:84×32×84 mm/163g
Echo
ドライバー:1.5cmトゥイーター、6.35cmトゥイーター
Dolbyデュアルスピーカー:あり
音楽ストリーミング再生:Amazon Music Unlimited、Amazon Prime Music、dヒッツ
Wi-Fi:搭載(802.11 a/b/g/n、2.4GHzおよび5GHz)
Bluetooth:搭載
スマートホーム・ハブ:非搭載
ライン出力:あり(3.5mmステレオミニ)
寸法/質量:88×148×88 mm/954g
Echo Plus
ドライバー:2cmトゥイーター、6.35cmトゥイーター
Dolbyデュアルスピーカー:あり
音楽ストリーミング再生:Amazon Music Unlimited、Amazon Prime Music、dヒッツ
Wi-Fi:搭載(802.11 a/b/g/n、2.4GHzおよび5GHz)
Bluetooth:搭載
スマートホーム・ハブ:搭載
ライン出力:あり(3.5mmステレオミニ)
寸法/質量:84×235×84 mm/821g
今回発売となる3機種とも、クラウド上の音声AI「Alexa」(アレクサ)による音声操作に対応する。これは、Echoに話しかけると、音声信号がクラウドに送られ、そこでAIが言葉の内容を認識、理解して結果を返す。例えば天気予報を音声で読み上げる、音楽を再生する、照明などの対応機器を操作するといったことができる。
音声認識で重要なのが、音楽が流れていたり、周囲が騒がしい中で、呼びかけた声をただしく認識できるかどうか。Echoシリーズは、いずれも複数のマイクを搭載しており、このうち声の出所に近いマイクのみ音声にフォーカスする。それ以外のマイクは、周囲の音を拾い、声以外の音をキャンセルする。
3機種で機能的に違うのがEcho Plusのみ、スマートホーム・ハブとしての機能を備えている点。ZigBee対応の照明を自動で探してセットアップしてくれる。
ストリーミング再生に対応する音楽サービスも共通。本日同時に開始が発表された「Amazon Music Unlimited」と「Amazon Prime Music」、docomo提供する「dヒッツ」となる。Amazon Music Unlimitedについては、こちらの記事を参照いただきたい。
音声AI「Alexa」は日本向けに開発された
都内で行なわれた会見には、Amazon Alexa担当シニア・バイス・プレジデントのトム・テイラー氏が登壇し、Amazon Echoシリーズのキーソリューションである、音声AI「Alexa」について説明した。
Alexaはクラウド上にある音声AIで、音声から言葉を認識し、意味を理解するのが特長。クラウドAIには、「AWS(アマゾン ウェブ サービス)のクラウドのマシンパワーを活用するとともに、世界中で収集したビッグデータ、Amazonが物流で培ったAI技術などを組合せた」そうだ。
日本語対応は1年以上前から取り組まれており、自然な言語表現を実現するため、(1)イントネーションと言い回しの理解、(2)文脈の理解、(3)日本独自の事象の理解、などをAIに理解させるべく開発が進められたという。これにより、同音異義語を文脈から理解したり、相撲の取り組み結果のような日本独自の事柄も理解し、音声で応答する。「これからも日々改善し続けている」とし、利用者が増えるほどAIの学習が進み、より自然に近づいていくと説明した。
Alexaの魅力のひとつが、「Skill」(スキル)というアプリによって機能を追加できることにある。開発キットが一般公開されており、企業が提供するものから個人が作ったものまである。その数、米国で数万に登るという。
Amazonは企業に開発キットを事前に公開していたそうで、日本でのローンチに合わせて265スキルが提供されるという。すでに、江崎グリコやサントリーホールディングス、シャープなどからSkillのリリースがアナウンスされている。
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