HOME > レビュー > TDK Life on Record 破格のバランスドアーマチュア型イアフォン
2012年3月15日/HiVi編集部 柿
TDK Life on Recordブランドのイアフォン/ヘッドフォンの興りは2009年末にさかのぼる。トップエンドのクラスである、「プレミアム」シリーズとしてカナル型イアフォンTH-EB900のリリースを皮切りに、ほんの2年ほどの間だが矢継ぎ早にリリースを重ね、プレミアムシリーズだけでも7機種を数える。
音質を追求することはもちろん、「Kleer」テクノロジーによる高品位ワイアレスヘッドフォンTH-WR700や、グラフィックイコライザーを一体にしたヘッドフォンTH-ST800など、音楽を携帯する時代にマッチした様々な提案性のある製品企画も度々話題になった。
今回発売されたのはプレミアムシリーズではなく、スタンダードモデル「CLEF」シリーズのカナル型イアフォン、TH-ECBA700BK。バランスドアーマチュアドライバーを採用しながら、実勢価格は破格の¥5,980。あくまで「スタンダード」の位置付けといい、このプライスタグといい、TDKの戦略モデルであることが窺える。
実際に手に取ってみると、なるほど、なかなかカジュアルな印象。好みは分かれるかもしれないが、青い羽のような可動式イアホルダーはビジュアル面での印象にも影響している。装着感もフレコミ通り安定感が高い。ホルダーはあくまでもホールドの補助といったところで、耳の軟骨のひだ部にひっかけるような形だ。余談だが、この部分は「耳殻」(じかく)というらしい。
さて、試聴はカジュアルな本機にあわせてiPhone4Sに直接接続。多くの楽器が混在し、アンサンブルを形成するような楽曲でも、各楽器の音をきちんと描き分ける。これはドライバーにバランスドアーマチュア型を採用した恩恵だろう。高級イアフォンに見られるようなマルチウェイ構成ではないし、もとより高い解像感やワイドレンジを志向したタイプではない。それでも全体として細身にはならない点は好感触。低音の量感がたっぷりとして、ロックやジャズ再生にも向くと感じた。
慣れ親しんだはずの音楽で、いままで気付かなかった音、アンサンブルのよさを新たに発見できる。そうした意味で、このイアフォンはオーディオ的楽しみの入門機として好適と言えるだろう。
今回はStereo Sound ONLINEからこのTH-ECBA700BKを1名様にプレゼントする。多くの携帯プレーヤーの付属物や、千円前後の汎用イアフォンでは決して味わえない世界が広がるはずだ。
CLEF-BA TH-ECBA700BK
オープン価格(実勢価格¥5,980前後)
品番:TH-ECBA700BK
型式:バランスドアーマチュア型
プラグ:3.5 mm ステレオミニプラグ
ドライバー:シングル バランスドアーマチュア ドライバー
再生周波数帯域:15 - 22,000 Hz
音圧感度:109 dB/mW
入力インピーダンス:55 Ω
コード長:1.1 m
質量:6 g
同梱品:イヤーピース(S/M/L/ダブルフランジ)、ポーチ
<本プレゼントキャンペーンは終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございました>