HOME > レビュー > 秋のヘッドフォン祭2016速報 世界初披露モデルが登場。beyerdynamic/KOSS
ティアックは、同社が取り扱うドイツのベイヤーダイナミック、ならびにアメリカのコスの新製品発表会を行なった。
ベイヤーダイナミックは、もともとベルリンで興った会社だが、現在はハイルブロンという場所に本社と工場が併設されおり、この本社・工場におけるハンドメイドによる製品が人気を博している。
まず紹介されたのはIFAなどでも展示されていた「DT 1990 PRO」。同社製スタジオユース開放型モデルのトップエンドモデルだ。DT 990 PROを進化させた製品で、強力な磁束密度を生み出す「テスラ2.0ドライバー」を搭載することが特徴。もちろん、自社工場でのハンドメイド品となる。
また、2種のイヤークッション(パッド)が付属することも特徴であり、『低音域の表現を豊かにする「バランスド」』と『分析的リスニング用途としてニュートラルな音場表現を可能にする「アナリティカル」』のクッションが用意されている。
もうひとつの製品はワールドプレミアとなる「Amiron Home(アミロン・ホーム)」。T90を進化させたオープン型モデルだ。従来からさらに改良されたテスラドライバーを搭載し、新たにケーブルを着脱可能とした。従来は片出しだったところ、両出しの仕様となり、これにより、対応のヘッドホンアンプを組み合わせることでバランス駆動も可能となった。既発売の同社製バランス駆動用ケーブルに対応する。
ドライバーについては、本モデルのためにチューニングされており、高い周波数帯域での不要な共鳴をおさえ、透明感のある中高域、正確な低域再生を可能としているという。ヘッドバンドは人工皮革(スウェード)素材アルカンターラで、滑らかな触り心地と外装の高級感を得ている。言うまでもなく、こちらもドイツの工場でハンドメイド生産されることになる。
発売日は2017年の1~3月を予定している。価格については未定。T90の価格が7万円前後であったことから、同様の価格帯での展開が予想される。
アメリカのコスからは、オープン型ヘッドホン「PORTAPRO(ポータプロ)」の限定版が発売される。本機は1984に発売されて以来、定番的人気を誇るロングセラー製品。日本では88年から販売されていて、近年ではiPhone用のリモコン付ケーブルモデルも登場している。
本日発表されたのは「PORTAPRO PREMIUM RHYTHM BEIGE(ポータプロ・プレミアム・リズム・ベージュ)」。ヘッドバンドの側圧を調整できる機能性などはそのままに、同社のヘッドホンPRO/4AAのカラーデザインを転用した特別版だ。
実は、この「PREMIUM RHYTHM BEIGE」は3ヶ月ほど前に米国のオフィシャルサイトで限定販売されていたモデル。日本の代理店であるティアックからのラブコールで限定5,000台の発売が実現した。
正式な発表は来週になるとことだが、発売時期は11月下旬になる予定とのこと。こちらも価格は未定。米国でのパッケージとは付属品などが異なる可能性がある。
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