HOME > レビュー > 『ローグ・ワン』の監督が証言。"ダース・ベイダーを目の前にして、スタッフ全員が子供返りした"
来週末12月16日(金)、いよいよ全世界同時公開される『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。シリーズ第1作目の『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』へつながる"アナザー・ストーリー"となっており、公開の日を今か今かと楽しみにしている人も多いだろう。
公開が8日後に迫った本日12月7日(水)、東京・六本木のリッツ・カールトン東京にて、主演のフェリシティ・ジョーンズ、共演のディエゴ・ルナ、監督のギャレス・エドワーズが記者会見を行なった。本作の記者会見が実施されるのは、アジア初となる。
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『ローグ・ワン』は、高名な科学者の父を持ちながらも、孤独に生きてきた女性ジンが主人公。彼女が反乱軍の将校キャシアンと出会ったことで、ならず者で構成された極秘チーム"ローグ・ワン"の一員となり、ダース・ベイダー率いる帝国軍に戦いに挑むというストーリーだ。
ジンを演じるフェリシティは、「アウトサイダーで誰にも心を開かなかった彼女が、違う惑星に生まれ、違う言語を話す仲間たちと、同じ目的、同じ勇気をもって戦うの。映画に戦う女性が登場すると"女性なのに、まさかこんなに強いなんて!"と、特別な描かれ方をするでしょう? でも『ローグ・ワン』では、ジンは初めから平等。そこが面白いと思ったの」と語る。
キャシアン役のディエゴは、自分と役との共通点を聞かれると「彼は真のヒーロー。目的のためにはすべてを犠牲にして、チームをまとめ、支えあう強さを持ってる。僕もそうしたいと勉強中だけど、なかなか難しいんだ」と笑う。
そしてエドワーズ監督は「『ローグ・ワン』は、これまで『スター・ウォーズ』を観たことがない人でも楽しめる、シリーズの導入部となる作品だよ。そのまま『エピソードIV』へつながるしね。ハリウッドのブロックバスター映画には珍しく、1回限りの作品だから、自由に作れたしリスクも負えたんだ。それから、シリーズの創始者ジョージ・ルーカスが黒澤明の映画に影響を受けているのは有名だけど、もちろん僕もそう。この作品は、よく『七人の侍』に例えられるけど、オープニングはまさにクロサワ映画を意識したんだ。どうせ盗むなら、ベストから盗めってね」と、場内の笑を誘っていた。
ちなみに本作は、ダース・ベイダーはもちろん、シリーズおなじみのキャラクターも登場するとの噂だが「出てくるのは約束するけど、詳しくはまだ秘密」と監督。「ダース・ベイダーが撮影現場に登場すると、40代が中心のスタッフが、みんな5歳の子供みたいになっちゃうんだ。彼があのヘルメットをかぶってるとガチガチに緊張して演出もできないから、外してもらったりしてね」と、自分も5歳の子供のような表情を見せる。
また、終盤のあるシーンの撮影に、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが見学に訪れたのだそう。監督は、「そのときフェリシティと話してたんだけど、視界の隅に彼を捉えた瞬間、彼女の声が何も聞こえなくなった。しかも、彼は僕の監督作『GODZILLA ゴジラ』のTシャツを着てたんだよ! 僕のヒーローが、僕の作品のTシャツを!」と、目をキラキラ輝かせる。
続いてディエゴも「マーク・ハミルに“これから人生が変わるけど、準備はできてる?”と言われたよ。でも、彼と話しながら握手しただけで、僕の人生は変わったから! 自分がどれだけ世界中の人たちに影響を与えているのか、彼は自覚してるのかな?」と、やんちゃ坊主のように笑っていた。
なお会場には、作品世界を描いた“襖絵”が登場した。薄墨のような黒と、周囲に散りばめられた花のピンクで構成された絵に、3人とも驚いて見入る。この襖絵は、中央に描かれた星に、3人が黄色の絵の具を塗ることで完成。フェリシティが「次の作品は日本で撮ったら、こんなふうに桜が入れらるわね!」とはしゃぐなど、日本らしいサプライズに3人とも興奮しきりの様子だった。
ジンをはじめとする、極秘チームの面々に会えるのはもうすぐ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は12月16日(金)より公開される。
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