HOME > レビュー > FUNAI、6月2日から国内の液晶テレビ/レコーダーに再参入。有機ELテレビ発売も視野に
【2017/6/2追記】
FUNAIブランドの液晶テレビとBD/HDDレコーダーが、本日6月2日から全国のヤマダ電機で販売を開始。発表会では明かされなかった価格を同社の通販サイト「ヤマダウェブコム」の情報を元に掲載する。
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FUNAIブランドを展開する船井電機から、液晶テレビ5シリーズ11モデルと、BD/HDDレコーダー4モデルが発表された。6月2日から全国のヤマダ電機で独占販売となる。
本日、船井電機とヤマダ電機は発表会を開催。その模様をお届けする。
液晶テレビのラインナップは、4Kモデルの6000、5000、4100、4000シリーズ、フルHD~ワイドXGAモデルの2000シリーズ。BD/HDDレコーダーは3チューナー搭載のHTシリーズと、2チューナー搭載のHWシリーズ。
全モデルともオープンプライスで、気になる想定市場価格については「納得できるリーズナブルな価格を提案するので、店頭で確認して欲しい」と述べるにとどまった。
各モデルの型名と特徴は以下の通り。4K液晶テレビは5000シリーズの65インチモデルのみVAパネルで、ほかはIPSパネルを採用。液晶テレビはメーカー保証を3年間としている。
■液晶テレビ
【6000シリーズ】
●FL-55UA6000(55インチ)
・Web価格:¥269,800(税別)
●FL-49UA6000(49インチ)
・Web価格:¥229,800(税別)
※本年秋に65インチモデルが追加予定
・4K HDR対応
・倍速駆動パネル
・直下型LEDバックライト(エリア駆動あり)
・6チューナー搭載(全録対応)
・内蔵HDD容量:3TB
・外付USB HDD対応(SeeQVault対応)
【5000シリーズ】
●FL-65UP5000(65インチ)
・Web価格:¥319,800(税別)
●FL-55UP5000(55インチ)
・Web価格:¥219,800(税別)
●FL-49UP5000(49インチ)
・Web価格:¥179,800(税別)
・スリムモデル
・4K HDR対応
・倍速駆動パネル
・エッジ型LEDバックライト(エリア駆動あり)
・2チューナー搭載
・内蔵HDD容量:500GB
・外付USB HDD対応(SeeQVault対応は本年秋にアップデート予定)
【4100シリーズ】
●FL-55UD4100(55インチ)
・Web価格:¥199,800(税別)
●FL-49UD4100(49インチ)
・Web価格:¥159,800(税別)
※本年秋に65インチモデルが追加予定
・4K HDR対応
・倍速駆動パネル
・直下型LEDバックライト(エリア駆動あり)
・2チューナー搭載
・内蔵HDD容量:500GB
・外付USB HDD対応(SeeQVault対応は本年秋にアップデート予定)
【4000シリーズ】
●FL-43UB4000(43インチ)
・Web価格:¥114,800(税別)
・4K HDR対応
・等倍速駆動パネル
・直下型LEDバックライト(エリア駆動なし)
・2チューナー搭載
・録画用メモリー(128GB)内蔵
・外付USB HDD対応(SeeQVault対応は本年秋にアップデート予定)
【2000シリーズ】
●FL-40HB2000(40インチ、フルHD)
・Web価格:¥59,800(税別)
●FL-32HB2000(32インチ、ワイドXGA)
・Web価格:¥39,800(税別)
●FL-24HB2000(24インチ、ワイドXGA)
・Web価格:¥32,800(税別)
・等倍速駆動パネル
・2チューナー搭載
・録画用USBメモリー(128GB)付属
・外付USB HDD対応
■BD/HDDレコーダー
【HTシリーズ】
●FBR-HT2000(HDD:2TB)
・Web価格:¥62,800(税別)
●FBR-HT1000(HDD:1TB)
・Web価格:¥52,800(税別)
・3チューナー搭載
【HWシリーズ】
●FBR-HW1000(HDD:1TB)
・Web価格:¥44,800(税別)
●FBR-HW500(HDD:500GB)
・Web価格:¥39,800(税別)
・2チューナー搭載
液晶テレビ各モデルは、有線LAN端子に加えてWi-Fi機能を内蔵。映像配信サービスは、NETFLIX、YouTube、dTV、U-NEXT、クランクイン!ビデオ、アクトビラ4K、TSUTAYA TVに対応済み。さらに、ひかりTV 4Kは秋アップデート予定、DAZNはアップデートを準備中、AmazonビデオとHuluはニーズも多いため対応を検討中とのことだった。
また、レコーダー各モデルと液晶テレビの6000シリーズは、iOS/Android対応の無料アプリ「FUNAI Connect」を用いた録画番組のダウンロード視聴や、録画/放送中の番組のストリーミング再生が可能だ。
製品について詳しくは以下の記事もご覧いただきたい。
発表会の冒頭で、本日体調不良により出席が叶わなかった船井電機の創業者であり、同社取締役 相談役の船井哲良氏からのメッセージが代読された。
それによると「船井電機は創業以来半世紀以上、主に欧米に向けテレビをはじめとする電気製品を輸出してきたメーカーで、現在も日本メーカーとしてアメリカで一番テレビを売っている」のだという。
そして「ヤマダ電機は日本で最もテレビを売っている量販店であり、2020年の東京オリンピックに向け4Kテレビの需要拡大が見込める今こそ、日本市場に再びチャレンジする絶好の機会だと捉えた」と、国内への再参入と、ヤマダ電機をパートナーとした理由を述べた。
ヤマダ電機の創業者で同社代表取締役会長 兼 取締役会議長の山田昇氏は、「今回の製品企画は、日本メーカーとしての信頼と、コストパフォーマンスを両立すべく、ヤマダ電機と船井電機で共同して商品化に当たった」と経緯を説明。「ユーザーに支持されるFUNAIブランド確立し、2017年度は国内シェア5%、2020年度には20%を目指したい」とした。
山田氏はさらに「私は日本ビクターの出身。家電の花形だったテレビ市場から日本メーカーが次々撤退する時代に、販売側としてどうすればいいか考えた。日本メーカーにこだわるのは、文化や信頼性に対するこだわりでもある。そこで船井電機とともにテレビを作り、売っていこうということになった。両社とも創業者が現役で、創業者的感覚で大胆に動けた結果だ」と2社のタッグに自信をのぞかせた。
そのほか、2018年夏には有機ELテレビを発売する計画があり、有機ELテレビの普及も牽引していく意気込みが明かされた。
発表会の登壇者。左から、株式会社ヤマダ電機 商品本部 AV商品部長 佐野財丈氏、同・代表取締役社長 兼 代表執行役員COO 桑野光正氏、同・代表取締役副会長 兼 代表執行役員CEO 一宮忠男氏、同・代表取締役会長 兼 取締役会議長 山田昇氏、船井電機株式会社 代表取締役 執行役員社長 船越秀明氏、同・取締役 執行役員 牧浦弘幸氏、同・AVシステム事業本部 AV商品企画部 部長 瓜巣敬喜氏
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