HOME > レビュー > ギュッとしてパシャ! 握って操作できるスマホ、HTCの最上位機「U11」登場
台湾HTCから、同社Androidスマートフォンのフラッグシップ機「U11」が6月下旬に発売される。価格はオープン。国内の携帯電話キャリアの取扱いは近日発表される予定で、SIMフリー版の発売は未定。NanoSIMスロットを1基備える。
U11は、WQHD解像度(水平2,560×垂直1440画素)の5.5インチ液晶ディスプレイを採用したモデルで、寸法/質量は幅76×高さ154×奥行き8.3mm/170gとiPhone 7 Plusに近い。
CPUは、Qualcommのモバイル端末向け最上位SoC「Snapdragon 835」(2.36~2.45GHz 4コア+1.9GHz 4コア)を搭載。RAMは4GB、内蔵ストレージは64GBを搭載し、最大200GBに対応したmicroSDXCカードスロットも備える。OSのバージョンはAndroid 7.1.1。
本体背面のメインカメラのスペックは、明るさF1.7のレンズと高速AFを採用し、センサーの画素数は1,200万。液晶ディスプレイ側のサブカメラは、F2.0のレンズで1,600万画素となっている。
さらに、U11は日本市場を意識した仕様として、IPX7の防水性能(水深1mに30分間入れても大丈夫)や、NFCに加えておサイフケータイ(FeliCa)にも対応している。
そのほかの特徴は、本日HTCがマスコミ向けに開催したU11体験会の様子を交えつつお伝えする。
本機のボディは、全面を曲面処理した3Dゴリラガラス5で覆った「リキッド・サーフェイス」を採用。全面の曲面処理は世界初だという
ガラスと曲面の組合せにより、光の当たり具合で複数の色味を楽しめるとしている
接続端子はUSBタイプCを採用
カラーは、サファイアブルー、アメイジングシルバー、アイスホワイト、ブリリアントブラックの4種類。いずれも光や角度によって色のニュアンスが変化するそうだ
HTCが挙げるU11の特徴は、(1)エッジ・センス&カメラ、(2)Uソニック・ハイレゾ、(3)センス・コンパニオンの3点
本体の左右側面に感圧センサー「エッジ・センス」を搭載。本体を"握る"ことで所定の操作を行なう新しいインターフェイスを提案している。握る時間の長短で2種類の操作が割当て可能で、初期設定では短く握るとカメラが起動し、もう一度短く握ると撮影できる。また、長く握るとGoogleアシスタントが起動する
握った際の操作はカスタマイズ可能。指定したアプリの起動にも使える
感圧の感度レベルを調整できる。握ったことを認識すると本体がわずかに振動するので、そこから手を緩めることで一連の操作が完結する。「握って→緩める」を意識するのがうまく使うコツ
U11のメインカメラは米国のカメラセンサー評価団体「DxOMark」のモバイル端末部門で、最高評価のスコア90を獲得。同部門のスコアトップ3は本機につづき「Google Pixel」、「HTC 10」とHTC製品が獲得している
U11は、「Uソニック・ハイレゾ」と銘打ち、ユーザーごとに最適化したハイレゾ体験を提供するとしている。本体は最大でPCM 192kHz/24bitまでのハイレゾ音源再生に対応し、付属のUSBタイプC接続イヤホンは、U11と組合せることで自動音響調整ができる。これは約10秒で内耳の反響を測定し、個々のユーザーに合った音域と音量に調整するというもの。さらに、イヤホン内部にマイクを装備し、ノイズキャンセリング機能も備えている
個人用オーディオプロフィール(自動音響調整)を作る様子。測定を開始すると数秒間ホワイトノイズが流れ、さらに数秒後に結果が表示される。この画面ではサンプル曲が流れており調整前後のサウンドを比較できる(任意の曲を用いた比較は設定画面から可能)
40kHzの高域再生に対応する付属のハイレゾ対応イヤホンは、接続端子にUSBタイプCを採用した本機専用品。USBタイプC⇔3.5mmステレオミニ変換アダプターも同梱される。ただし、オーディオプロフィールの利用は付属イヤホンでのみ有効
独自のAI「センス・コンパニオン」を搭載。ユーザーの端末利用状況を継続的に学習し、使わないアプリを自動で省電力化する上、周辺の店や交通状況といった情報をインテリジェントに提案/案内してくれるという。さらに「Googleアシスタント」は実装済み、Amazonの音声認識機能「Amazon Alexa」(アマゾン・アレクサ)にもアップデートで対応予定となっている
本日の説明会で挨拶したHTC NIPPON株式会社 代表取締役社長の児島全克さんは、今年創立20周年を迎えるHTCを、「スマートフォン専業メーカーとして、新しいものを生み出そうと常に試行錯誤している」と紹介。「U11は、使いやすさにこだわり、未来を見据えて開発したモデル。エッジ・センスの使い勝手をぜひ体験して欲しい」とコメントした
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