HOME > レビュー > 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』こそ待ち望んだ新時代のSW! 『帝国の逆襲』と並ぶ大快作だ
いよいよ公開された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。Stereo Sound ONLINEで「映画の交叉点」を連載中の映画評論家・久保田明さんはどう観たのか? これを読んで、週末はぜひ劇場へ足を運ぼう!(編集部)
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ドルビー・アトモス上映館に移動してもういちどと思ったのだけれど、いい席が空いておらず、結局IMAXで2回つづけて観ることにした。
シリーズ最長、約152分という上映時間。でも堪能した。あっという間だった。これだよ! ぼくが観たかった新時代のスター・ウォーズは!『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(1980年)と並ぶ大快作だ。必見だろう。
レイやカイロ・レンなどの新キャラクターにさらに血肉が通っており、レジスタンス軍は異形の指導者スノーク率いるファースト・オーダーに繰り返しフルボッコにされるのだけれど、その熾烈な戦いの合間にスター・ウォーズらしいユーモアがいっぱい挟まれているのがいい。それゆえ登場キャラクターたちの感情の振り幅、映画の体積が大きいのだ。
レイア将軍の「心配そうな顔をするのは止めなさい!」という台詞。特別映像で登場し、キュートな姿が公開前から人気を呼んだ海鳥ポーグとチューバッカ。BB-8もR2-D2も大活躍だ!
もちろん難点だと思えるところもある。そのあたりは少し気持ちを整理して近日アップの本原稿に書こう。
上映後、前を歩いていたカップルの女の子が「棒を持ってたのがジェダイなの?」とか訊ねてた。棒って(笑)
でも映画なんてそんなもんだ。夢はそこから生まれるんだよ。
みんなこの週末は映画館へ出かけよう。ジョージ・ルーカスの思いが繋がる場所を観に行こう!
※詳細なレビューは「映画の交叉点」で近日公開予定。お楽しみに!
久保田 明(くぼた あきら)
映画ファンから絶大な人気を誇った伝説の情報誌「シティロード」の編集を経て、フリーランスに。以後さまざまな媒体に登場し、その深い考察で読者を唸らせている。小社では月刊HiViのソフトページ「VIDEO SOFT VIEW」コーナーで、LD時代から20年以上にわたり活躍中。
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』作品情報
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
出演:マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライヴァー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック
原題:STAR WARS: THE LAST JEDI
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2017年/アメリカ/2時間31分
公開中
(c) Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
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