ミュージック・マターズによる「ブルーノート」の45回転2枚組アナログ盤リリース第八弾
「クール・ストラッティン/ソニー・クラーク」!

COOL STRUTTIN'
Sonny Clark
¥11,000
◆アーティスト
アート・ファーマー(tp)
ジャッキー・マクリーン(as)
ソニー・クラーク(p)
ポール・チェンバース(b)
フィーリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
◆曲目
1.クール・ストラッティン
2.ブルー・マイナー
3.シッピン・アット・ベルズ
4.ディープ・ナイト
 第7弾の発売から間髪あけずに、ミュージック・マターズの45回転2枚組アナログ・リ・イシュー・シリーズ第8弾が登場。今回は発売予定の全64タイトル中、(日本で)もっとも人気の高い作品といえる、ブルーノート屈指の大名盤「クール・ストラッティン/ソニー・クラーク」のステレオ・ヴァージョンだ。
 ピアニスト、クラークにとって本作はブルーノートのリーダー第3作目にあたり、録音されたのは1958年、レコード番号は1588。フロントにトランペットのアート・ファーマーとアルトのジャッキー・マクリーンを迎え、リズムセクションはクラークのほかに、ベースのポール・チェンバース、ドラムのフィーリー・ジョー・ジョーンズという、5人編成によるものだ。
 発売当時、米国の専門誌「ダウンビート」が本作に与えた評価は、なんと★★1/2。もちろん満点は五つ星。これは生前のクラークがいかに自国で不遇な一生を過ごしたのかを物語るエピソードのひとつであるが、日本での評価は正反対。本作をもっとも愛したのは日本のジャズファンであるし、現在、本作が人気盤として確固たる地位を築いている(もちろん現在のほうが正当な評価であろう)のは間違いなく日本のジャズファンの後押しによるものだ。日本のジャズファンの質の高さが世界中から評価されているのはこんなところにもあるのだと思う。
 1986年8月、山中湖で第1回「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル・ウィズ・ブルーノート」が行なわれた。目玉は、ジャッキー・マクリーンらによって編成されたバンドによるソニー・クラークへのトリビュートだったが、バンドが本作タイトル曲「クール・ストラッティン」の最初の2音を奏でたときに、1万人の観客が総立ちになったというのは、あまりにも有名な伝説である。特別ゲストとして招待されていたアルフレッド・ライオン(クラークはライオンの秘蔵っ子である)はどんな気持ちでその光景を眺めていたのだろう。想像するだけで目頭が熱くなる。
 スカートからスラッと伸びる脚だけを大胆にトリミングしたレコードジャケット、全曲で聴くことのできるブルース・フィーリングあふれるクラークのピアノ、そしてモダン・ジャズを印象付けるユニゾンライン、粋でちょっと気取ったビート、ヴァン・ゲルダーの創造したジャズサウンド。本作には往年のブルーノートが持っていた魅力が凝縮されている。最高のリ・イシューである本盤、入手できる今のうちにぜひ購入を。
 なお、近年の復刻CDではボーナストラック2曲を追加した全6曲収録のものもあるが、ミュージック・マターズ版の収録曲数はオリジナルどおりの全4曲で、贅沢にも各面に1曲ずつ収めた構成である。
(季刊ステレオサウンド編集部・染谷 一)
COOL STRUTTIN'
Sonny Clark
¥11,000
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■Producer
ALFRED LION
■Recording Engineer
RUDY VAN GELDER
■Recorded
the Van Gelder Studio, New Jersey on January 5, 1958
■Cover Design
REID MILES
■Original Number
Blue Note ST-81588(Stereo)
◆規格
45rpm 180g 2LPs Stereo
◆型番
MM-BST81588
◆復刻制作元
Music Matters(米)
(2009年2月)
◆販売元
(株)マーキュリー
◆商品に関するお問合せ
(株)マーキュリー
電話番号03(5276)6803